プロローグ
「日本に行きたい!」
「太平洋を越えるので長いですが酔いませんか?」
「大丈夫よ。私を誰だと思ってるの?天才発明家よ。」
「ではゆっくり休んでいてください。」
威張り、彼女は自室へと戻っていく。ナナはすぐに酔い止めを貰いに来ると思ったので準備をしていた。博士は予想通り戻ってきたがその手には眼鏡があった。
「じゃーん。これが私の作った酔い止めメガネよ。」
「…ほんとに効くんですかそれ?」
「当たり前よ。これで酔い止めなんていらないんだから。」
そう言い部屋へと戻っていく。
「それでは飛びます。」
そうして車体は空飛ぶ船となって空へ舞い上がっていった。
数十分後。
「酔ったぁ。酔い止めちょうだーい。」
と博士が戻ってくる。
「失敗しましたか。残念です。これが酔い止めです。」
「あじがどー。それより今どこなの?」
そう聞かれ場所を調べる。
「今ハワイの近くです。」
「わからないわね!あと何分でつくの?」
「とてもわかり易いと思ったんですが…。あと一時間もしないでしょう。」
「そう、わかったわ。じゃあ頑張ってね。」
とまた自室へと戻っていく。
「…博士一人では何もできませんね。」
そう。博士はナナを作ったのであって他の発明品は作っていない。すべてナナが作ったものだ。しかしナナだけでは作ることができない。博士は想像力がありすべての発明の原案者は博士なのだ。だからこの二人が揃って文明が進んだのだ。
「私ももう少し厳しくあるべきですかね。」
しかしその後。
「ン?」
地平線が揺らいでいる。蜃気楼か?しかし大きな熱源は周りになく原因がわからない。が、すぐに一部のセンサーに一部に異常が検知される。
「!! 空間の歪みを検出。引き寄せられるっ。博士!避難してください!」
「へっ?どういうことよナナっ」
瞬間船は大きく揺れ、傾く。
「この船は制御不能です。かくれていてください。」
そう言い、博士を船の構造上、最も頑丈な部分に押しやる。
「くっ。何だあれは。何が起きているんだ。」
その間もどんどん船は傾いていく。
「これ以上は無理か…。博士!」
そうして博士をかばい船は崩れていった。
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