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港区の酒場  作者: ranpe
喫茶店
9/20

【喫茶店】失恋

落ち着いたので更新します。

そして今さっき失恋したのでこれを書きました。

初恋が実らないのですね。

「いらっしゃいませ」「にゃー」(いらっしゃい)

「こんにちわ、マスター」


カウンターに着く男性。

彼の顔は無理して笑っているような少し掠れた顔でした。


「レモンティー御願いしていいかな?」

壊れたように笑顔が顔に張り付いている彼は行った。

「畏まりました、少々お待ちください」

私は奥からティーパックとレモンを持って準備を始めた。



「どうぞ」

出来上がったレモンティーに一適のリキュールを加えそっと出した。

「ありがとう」

彼の顔は未だに笑顔だ。



少し経ったある時彼は言いました。

「マスター、初恋って実らないもんなんだね」

彼は二杯目に頼んだカシスオレンジを飲みながら言った。


「僕は自分で言うのもなんだけど容姿は悪いし、頭も悪いんだよね。でも気持ちだけは一番だと思ったんだよね。でも彼女には重すぎたのかな。初恋を知らせる砂はもう降りてしまったよ」


私は一言彼に伝えました。


「初恋という砂時計はもう降り切ってしまったのでしょう。でしたら次の恋の始まりを告げる砂時計は次の時間を待っているのではないですか?」


私はそう言いフウさんを彼の目の前に移動させる。

フウさんは彼の顔を見て一言鳴いた。


彼はフウさんを見て徐々に顔が柔らかくなり目から滴が落ちた。

そっと手を伸ばしフウさんを抱く。


「あぁ、暖かい。暖かいなぁ…」


フウさんに顔を埋めながら彼は啼いた。


私は彼から目を離し手を動かす。



彼の顔を笑顔にするために。

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