【喫茶店】老夫婦
気分が乗ったので書きまくった。反省はしていない。
後12話分くらいのネタは思いついたけどすぐに書くかは不明。たぶん2.3話書いて違う小説書くかもしれない。
「いらっしゃいませ、おや珍しい。旦那さんと一緒ですか」「にゃー」
「ええ、今日は旦那を連れてよ。いつものもらえるかしら?」
「かしこまりました、お好きなところでお待ちください」
セイロンの葉で作ったティーバッグを取り出しお湯を温めカップに注ぐ。
暖かくなったらお湯を入れティーバッグを入れあまり揺らさないようにして少しの間待つ。
その間にマカロンとサンドイッチを用意する。
「フウさんサンドイッチを御願いします」「にゃー」
下拵えは済ませてあるのでお客様をなるべく待たせないように準備します。
「ではフウさん御願いします」
私のお店では給仕がフウさんなのです。ただのねこではないのです。
私も本当のフウさんのことはわかりませんがねこ以外の生き物であることは私にもわかります。
ですがそんなこと些細なことです。私にとってフウさんは飼い主と飼いねこの関係なのです。
「にゃー」(お待たせー)
「あらあら、いつもありがとうね」
フウさんが紅茶とサンドイッチを出してくれている間に私はマカロンを焼き上げ少し冷ました状態でお皿に盛りつけし、老夫婦の座るテーブルへ運びます。
「こちらのは私のサービスです。旦那さんが珍しく来ていただいたので」
そっとテーブルに置き、カウンターに戻ります。
まだ日が昇っていくらか経った時間なのでほかのお客様はいらっしゃいません。
朝市は終わって港が少し落ち着いた時刻のため外の音もそこまで聞こえずゆっくりとした時間が流れます。
カウンターの横にある椅子にフウさんを座らせフウさん自慢の毛をとかさせてもらい会話もなくただ静かな時間が流れます。
フウさんの毛がピーンと立つくらいにとかさせてもらいティーカップを磨こうとしていた時でした。
「マスター」
「どうかなさいましたか?」
「少しお話しませんか?」
「ええ、いいですよ」
私はフゥさんを胸に抱えながら椅子を持って行きテーブルの横に座る。
「さて何から話しましょうか?」
「では気になったことを一つ聞いていいかしら?」
「気になったことですか…拝聴しましょう」
老夫婦は顔を合わし一呼吸置くと私に聞いた。
「マスターは何歳なんですか?」
「さぁ…私も自分の年がもう覚えていませんね、小じわを見れば年寄だということはわかると思いますが」
私は苦笑しながら答えた。
「私たちが子供のころから親に連れられてマスターのお店に連れてこられてから何十年と過ぎたけどマスターは生きてますよね」
「そうですね、貴方たち二人が小さかった頃から贔屓にしていただきましたね。お互い年を取ったものです。初めてこの店にきていただいたことを思い出しますよ」
私はそう言って初めて会った時のことをお話しした。




