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港区の酒場  作者: ranpe
喫茶店
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【喫茶店】店内の様子

開店したものの私のお店はそうそう人が来ません。

なぜなら私のお店は酒場だからです。

お昼は喫茶店、夜は酒場と2種経営とほとんど知られていないからです。

ただ少なからず私たちを気にかけてくれる人たちのおかげでほそぼとと暮らしていけています。


日が沈むまでは内装が落ち着いた雰囲気がある喫茶店。

フローリングの足元は特注で作ったサリックスを敷き詰め光沢を出すためにグラウンドスピリットに頼み

精霊樹の樹液をムラなく塗り光沢を出すと共に強度を高くした一品だ。

サリックスの木で作った木製のウッドチェアにウッドテーブルも同様に塗った代物でハンドメイドだ。


ふと上を見ると日雇いの妖精達が談笑しながら照らしてくれている。

老齢の私と共に居てくれるなんて物好きな妖精もいるもんだと最初は思ったが今は私の生活に欠かせない存在になっていることは言うまでもないだろう。

そんなことを思いながら見ていると談笑を止めた妖精達が降りてきて私の周りを飛び回る。


「むぅ、目が回る」


年のせいか飛び回る妖精たちの姿に目が追い付かず立ち眩んでしまう。

妖精たちは私の様子を見て笑っていたが私がすぐに動かなかったのだろうか彼女たちは動きを止め心配そうに目をやる。


「目が回っただけだよ、上にお戻り」

体を起こしカウンターへ向かう。店の主人である私はいつお客様が来ても動揺してはいけないのです。

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