本当の目的
モョモトはマスターを連れて宿屋に。
そこには5人の乙女達の他にアイランもいた。
「なんて事貴方この子に変な事してないでしょうね!?」
「してねぇよ!」
アイランとモョモトが突然の口喧嘩。
しかしその中にも互いの親密度が見て取れる。
(あぁモョモトは僕にこんなに親しくしてくれない。優しいけど、他人行儀には違いないのだ…)
マスターは益々落ち込む。
「お兄ちゃんいじめられたの?可哀想にヨシヨシ」
スフレがマスターの頭を撫でる。
「コイツに優しくする必要ないわよスフレ。全くスフレを置いてどっか走るなんてどう言う神経してるのよ」
ロザリーがここぞと毒舌。
「まあまあ助かったのだから良いではありませんかとりあえずお茶しましょう」
プルメリアがニコニコしながらロザリーを諌める。
「マスターしっかりするのよ。ロザリーも貴方の為を思って言ってるのだからね」
ラナンが元気づける。
「わかってるよ…」マスターはただ反抗的な態度にしか今は出られなかった。
ただ、本当の目的をカトレアの次の言葉によって再度確認させられた。
「マスターの本当の目的は自分の体を取り戻す事です。目先の事に捉われては先に進めませんよ」
カトレアの言葉は氷のような刃となりマスターの閉ざされた心をバリンと解放させた。
「そうだった思い出した。僕の本当の目的は僕自身の体を取り戻す事だ!」
マスターはそこで立ち上がった。
とりあえずマスターは服を着替える。
「さあ行こう!」
とマスターは乙女達を導こうとする。
「あっ待って」ラナンがマスターを止め言葉を走らせた。
「モョモトさんが言ってたわ。もし旅立つ覚悟なら僕も連れて行ってくれって」
どうしますか?モョモトを
仲間にする
仲間にしない←
road now……
マスターはラナンの言葉には表情を変えず首を横に振った。
「いや、彼に迷惑はかけられない」
そしてマスターは5人の乙女を引き連れマーの鏡を探しにいく。
その途中で魔物に出くわす。
「魔物よ!」
「くっ、僕が相手だ!!」
マスターは拾った武器をブンブン振り回し魔物を払おうとする。
(モョモトがいなくたって僕は乙女達を守れるんだ!守れるんだ!)
とマスターは果敢に立ち向かうがその武器が魔物に取り上げられてマスターはバシンと弾かれてしまう。
「うわっ!」「「マスター!!」」
騒ぐ5人の乙女達。
魔物達は5人の乙女達を喰らおうとした。
「「きゃあぁ!!」」
早速危機に立たされるマスターと乙女達…。
そんな時「イオデイン!!」と甲高い声が轟き空から稲妻が降ってきた。
その稲妻は魔物達に命中し魔物達は黒焦げとなる。
そしてそして「全く世話焼かせないでくださいよね!」と声が。
「「アイランさん!!」」
と乙女達。
「マァム!みんな!!」後から青年の声が。
「モョモト!!」「貴方も貴方でもっと早く来なさいよね!」
アイランがモョモトを責める。
「すまん、まさかこんな事になってたなんて思わなくて…」
「僕のほうこそごめん…黙って行っちゃって…」
マスターとモョモトは和解する。
そしてモョモトとアイランが仲間に加わった。
ーーー
「アイランは魔法使いなんだ。僕より早く来られたのもラーラと言う瞬間移動魔法で来られたからなんだ」
「でも一度来たことのあるダンジョンや街にしか行けないけどね」
モョモトがアイランの事について紹介ついでに話す。
「来た事あるんですかここに?」
ラナンがびっくりした様子で聞く。
「まぁね、私はモョモトと色々旅をして来ているから…」
アイランはカールされた長い髪を掻き分けながら頬をやや赤らめる。
なんて少女だ…。
彼女がもしもギルドに入ったら凄く大活躍するだろう。
とマスターは密かに思う。
しかしモョモトの次の言葉で現実に引き戻されるのだ。
「しかし彼女は21時には寝ちゃうのです。夜には弱いほうですし」
「何言ってんの?夜更かしは美容の大敵よ」
そうだよな…いくら強く逞しい人でも夜更かしは女性には過酷なものがあるものな。
僕はモョモトに止められたくらいだし。
続いてアイランは言った。
「私魔法使いだから余計に夜は寝てないとならないの。魔法は気力を多く消費するからね」
ギルメンを誘おうと思ったがよしといた方が良さそうだ。
ただ彼女がこの冒険を手伝ってくれると言うなら心強いことこの上なしだ。




