表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
549物語  作者: チイチイノファン
マスターの怪我の功名?
74/82

携帯壊れる

マスターはギルメンに会う。そこにはモョモトだけがいた。


モョモトは静かに酒を啜っているがその姿も男としての色気がある。


「おやマスターでは無いですか、どうしました沈んだ表情で…」

「嫌な事が次々とあって…僕一体どうしたら良いか…」


マスターは泣き崩れた。


「マスター我慢しなくて良い。辛くなったら僕の胸に飛び込んできて良いのだ」

モョモトは両手を広げる。


「お兄様…!」

マスターはモョモトの青く広い胸に身を預けた。


「ベニエ姫の事は残念だがマスターのせいでは無い…」

モョモトは優しい声で語りかけてくれた。


マスターは思った。

(ロロイごめん僕はこの人に惚れてしまいそうだ…しかし男同士だから問題ないはず…そうですよね小山さん…)

マスターは密かにそう思った。


モョモトは二刀流と言うかっこいい技を使えギルバトにもよく参加してくれる。たまに寝過ごすとかはあるが22時の過酷な時刻での戦いなので無理はない。


それでも戦力として充分。

それだけでなく性格も完璧。


マスターにとってモョモトはまさに理想の「お兄様」だった。

しかしそんな時『許さんぞマスター…マスター!!』と不気味な呪詛がマスターの脳裏を貫く。


「ぐあっ!」「どうしたマスター!?」


ヒュンッその時マスターの姿はモョモトの前から消える。


ーーー

マスターは現実世界に強制的に戻らされた。


「あれ…スマホが…」

マスターはスマホを弄るがなんとタップ、スワイプが出来なくなっていた。


(おかしいぞ…何かトラブルが…?)

焦ったマスターは下に降りる。


そこには管理人とうるさいジジイがいた。


「すみませんスマホがタップ出来なくなりました!」

マスターが報告するが横からジジイがヤジを入れてくる。


「え?利口そうなマスターさんがスマホの直し方も知らないなんて!貴方くらいならスマホ直すくらい屁でもないでしょ!?」


(ちょっとてめえは黙れ)マスターは横から突然大声で声を出すジジイに苛立つ。


「へーマスターさんすごく頭良さそうなのに携帯直せないんですなー「ちょっと貴方は黙っててください」


マスターの気持ちを管理人さんが代弁してくれる。

そしてマスターの携帯を預かり様子見をする。


そして「私にはどうする事も出来ないわ…スマホショップに見せた方が良いわよ」


とスマホをマスターに返す。


マスターは顔色を変えて早速外へ出る準備をする。


「ほえーマスターさん仕事から疲れて帰ってきたばかりなのにまた外出るんですかー元気ですなー!!」


アホじじいがまた大声で煽ってくるが無視無視。


てめえこそその余計な口とトイレ長いのを治しやがれ。


マスターは口には出さずに心でジジイに悪態をつける。


言い返すとアイツは仲良くしてくれてると思ってとことん話しかけてくるから相手しない方がマシ。


ともあれマスターはスマホを持って専門店に向かう。


「これは明らかに壊れてますねー…」

店員はこう言う。


そんな何がいけなかったんだ…。

いつも通り使っていただけだ。


「一体何が駄目だったんでしょうか?」

とマスター。


「動画よく見たりします?」と店員が聞いてきた。

「使います。夜は眠れなくなるので…」

「それです!」


店員はするどく指摘した。

「動画を長時間スマホで見るとスマホが壊れやすくなります。だからタブレットを利用した方が良いですよ」


これは目から鱗だった。だってマスターにはわからなかったのだから。


スマホ単体で動画などを見続けるとスマホが傷みやすくなるなんて。


それでマスターはタブレットなど一式を買い直す事になってしまった。


また余分な料金を食う事になる。


本当に色々出費が多くて敵わない。

あと今着ている服も頼りないから新調しないといけないし…。


ただ障害者手帳が利用できるらしく多少は割引が効くようだ。


「スマホは預かりデータ移行しますが移行出来るのに3から5時間はかかりそうです。その時になったら取りに来てください」


店員はこう言ってスマホ以外の一式をマスターに手渡した。


今日はギルドに行けなくなった…。


お兄様に会えない…。

マスターの頬に涙が伝う。


あっそうだパソコンがあるんだった。

マスターはふとずっと使われていないパソコンに目を落とした。


久しぶりにそれを開ける。


グルホに強いネット規制がされて殆どのサイトか見れなくなったがエブリスタはなんとか見れる。


この機に報告でもしておかねば。

マスターはパソコンで日記に報告をつけた。


『それで見に来れなかったんですね』とチイチイからぺコメが。


(ペコメだけがノファンの自己肯定感を上げてくれる…嫌な事ばかり続いてるからなぁ….)


ペコメは嫌な事があった時の清涼剤になってくれる。


チイチイはふとした事で癇癪は起こすし接するときには気を結構使うタイプの女子だが律儀で真面目な性格で読みに来てくれるので常に孤独なマスターとしては大変助かっている。


こちらがペコメし忘れてたり読み飛ばしてたりすると怒ってくるしかなりのじゃじゃ馬でもあるがノファン的にはヒロイン的存在なので切って外せない存在となっている。


悪い言い方だと共依存的な関係になってると言えなくもないが。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ