限界突破
5人の乙女の翼を羽ばたかせ異空間を駆け抜けるマスターとロロイ、サイマ。
そしてサイマの勘に頼りマスターは救いの鍵で異世界に入る。
そこはまた滅びの世界でそこにサイマの媒介が眠っているとされる。
そこにも多数の魔物とキューブが待ち構える。
「来るぞ来るぞ皆のもの構えよ!!」
サイマの忠告通り魔物達が襲いかかってきた。
「閃光フレイヤ!!」「羅刹御影くっ手厳しい!!」
二人がかりで大きな魔物を攻撃するがかなりの装甲で撃ち砕くには困難。
「避けよ危険じゃ!!」
とサイマ。
二人は両方に分かれて魔物から身を躱した。
次々と飛んでくるキューブや魔物。
「後ろからもキューブが来るぞ警戒せよ!」
マスター達はなんとか躱すが大量の魔物や弾幕の襲撃で悪戦苦闘する。
「かなり難易度の高いステージだな」
「マスター危ない!」
「えっ!?」
ロロイの警告に少し遅れたマスターは襲撃を受ける。
「うわあぁ!!」
マスターは魔物達の雪崩に飲み込まれる。
「くっ!其方には役立ってもらわねばならぬのにここで死なれては困る!炎鳳大蛇!!」
サイマが8つ首の大蛇を出現させ魔物達を丸呑みにする。
「助かったありがとうございますサイマ様」
「気をつけるのじゃ其方は激しいADHDを抱えているのじゃからの」
そうそうマスターはASDの他にADHDも併発している。どれだけ注意しても見落としはあるし忘れ物も多くする。
(そこまでサイマ様に見抜かれていたなんて…)とマスターは畏敬を抱く。
(悔しい悔しい…)とロロイは歯軋り。
ーーーメルベイユ。
5人の乙女達はいつも通りマスターに「力」を与えていたがそのうちの一人、カトレアが3人パーティの一人に異変を感じる。
「いけないロロイ様が血迷い始めています!」
「なんですって!?」
乙女達はその事を恐れていたが実際に実現される事になった。
「そんな時はこの薬です!!」そんな時スフレが液体の入った小瓶を取り出した。
「今はふざけてる場合じゃないのよ!」とロザリー。
「違う違う大真面目だよ!」
ーーー戦場。
サイマはいち早くロロイの異変に気づくや「やはりな」と静かに口を開いた。
ロロイが颯爽サイマに斬りかかる。
(これは…ロロイを止めなきゃいけないやつだ!)マスターは勘が働いた。
『マスター!僕の力を使って!』
「マァム!うんわかった!」
そしてマスターはマァムと自身を融合させ『マァムマスター』となる。
自身の危機だと言うのにサイマはそれよりも女神のような姿となったマスターに目を輝かせた。
(なんじゃこの力は…これが救いの鍵の少年の力か…面白い実に面白い男じゃ)と。
ロロイは自身でも食い止めようと思えば食い止められる。
しかしそこはマスターに賭けてみようと思うのだった。
「クロスブレード!!」「ルカソウル!!」
二人の弾幕が重なり合う。
緊張が5人の乙女にも走った。
「ど…どうなったの?」「そもそもいつも反応の遅いマスターが気づくなんて…」
とラナンにロザリー。
「ひとまずは一つ目の試練は突破した…と言う事ですね」とプルメリアがこう零す。
「どう言う事?」「あれをご覧なさい」
ロザリーがこう聞くとプルメリアが指を指した。
そこにはマスターが手をロロイに差し向ける姿が映っていた。
「立てるかい?」「マスター…すまない」
マスターとロロイはガッシリと握手しあい、マスターがロロイの体を起こした。
くさい演出は置いといてついに媒介に辿り着くマスター達。
「よしここで札束を…「待てマスター!!」
マスターがまたも札束を使おうとするのをロロイが制止する。
「限界突破の方法は他にもある!」とロロイが放つ。
「どう言う事?」「限界突破の羽を見るのだ」
そしてアイテム欄を覗くとなんと火の限界突破の羽根と限界突破の羽根が100近くまで集まっていたのだ。
「っそうか!」
そしてマスターはイベントを走らせてそれぞれを集めるのに成功した。
「やはり…儂はマスターの使い魔となって正解だったようじゃ礼を言うぞマスター…」
サイマは限界突破し尽くし「再天照サイマ」として転生した。
「おおなんと神々しい…」「見事復活なされたのですね…」
と二人。
「くっ泣かせるじゃない…」「一時はどうなるかと思ったけど無事に使命を果たせて良かったわ」
とロザリーにラナン。
「金を使うことが全てではありません。魔力の使い方を見出せればいくらでも突破口はあります」とカトレア。
「我慢も必要なのなぁ…スーは我慢苦手…」
「我慢する事も大人になる第一歩なのですよ」
スーにプルメリアは優しく諭す。
そしてマスター達はまた一つ試練を乗り越えた。
549物語4章完結!




