マスターと休日の日課
マスターと乙女達は公園でひたすら走っていた。
リアルが休みの日ならば5分毎には公園おでかけと言う日課がとりあえずマスターにはあり、最低15000は貯めてから8時間のお城おでかけと決めている。
何故こんなにおでかけするのか?
それはEPと言うポイントを貯めるためだ。
それは乙女達の様々な効果やアイテムと交換するのに役立つ。
「おやまあ…」サイマは手を仰ぎながらマスターのフルマラソンを覗む。
「あんなに走って疲れないのかえ?」「疲れるそうですぞ。しかしやめられないんだとか」「拘りの強い男だのう」
とサイマとロロイは呆れる。
「15000貯まったし後はお城としよう」
「ハァハァハァハァ…」
乙女達はやっと終わったとばかりに手をついてひたすら息をあげていた。
「おやロロイ、そしてサイマ様も」
マスターが二人の存在に気づき頭を下げる。
「頭をあげよ。そちは雇い主ではないか」とサイマは女王口調で諌める。
「ロロイも走りにきたのかい?」
「冗談はよしこさん。私達はマスターを呼びにきたのですぞ」
ロロイが言う。
「とりあえずメルベイユに戻って話を聞こうか」
そしてマスターをはじめ一行はメルベイユに戻り話を聞く事にした。
ーーーメルベイユ。
「儂には巫力と言う能力が使える。しかしそれは媒介を必要としそれが無ければ儂の巫力は弱くなってしまう。だからだから、戦いによって儂を強くして欲しいのじゃ」
サイマはマスターを見据えた。
「それは稽古してくれって事ですか?」
「たわけ、魔物と戦うのじゃ。ひたすらな」
呆けた質問に強く返すサイマ。
どっちが雇い主かわからなくなる構図だ。
「だったら好都合です。僕もシェアBOXガチャを引いて有り余るほど活力の実を手に入れてたところです」
マスターは胸を張る。
シェアBOXガチャとは一体の使い魔の他様々なアイテムが手に入れられるガチャの事だ。
聖霊石は50と手頃で何回も引けば有り余るほど活力の実や様々なアイテムが手に入れられる。
「ちょっとマスターアンタこないだゴッドヴィーンに搾られたばかりじゃない。まだ懲りてないの?」
とそこでロザリーが叱る。
「ごめんこれだけはやめられないんだ!」
マスターは反省しつつも簡単にはいかないようだった。
「はっはっはやはり其方は面白いのう!」
サイマが大きく笑う。
「数奇な運命、決められた秩序に抗おうとする心意気、そしてそして少し変わった性癖…やはり其方は儂の見込んだ通りの男じゃ」
サイマはマスターに向けて言った。
「そんな照れるなこう褒めてくれるなんて…」
「褒めてないと思うけど…」
マスターが照れ笑いしてる中ラナンが密かに野次る。
「とにかくとにかく、儂のために戦って欲しい」
「わかりました。活力の実が無くなるまでは最善を尽くします」
マスターは胸に手を当てて意気込んだ。
「スー休みたーい」「そうですわ走ってきたばかりですし…休憩しましょう」
とスフレやカトレアは言った。
「そうだそうだ」とラナンもこう言っている。
「そうだな。君達にも苦労をかけたし戦いは明日にしよう」
マスターはとりあえず乙女達を休ませた。
そしてそしてマスターとロロイが二人きりに。
「大丈夫ですかお金の方は?」
「ギリギリと言った所だけどまあ、なんとかなるよ。新しい自転車買うつもりだったが今の自転車で我慢する」
マスターは苦笑いする。
「よく財布と相談するのですぞ。マスターは羽目を外すととことん散財してしまいますからな」
「忠告ありがとうロロイ。愛してんぜ」
「私も愛しておりますぞ」
そしてベッドを共にする真少年とウサギの青年。
「ふふふやはりマスター、其方は面白い男じゃ」
サイマは水晶玉を翳し二人を覗き見し、悦に浸っていた。




