異国の巫女サイマ
突如現れた異国の巫女サイマ。
彼女は儂を買えとマスターを誘惑。
「儂を買わぬかえマスター?儂は未来を見通せる」
ロロイがマスターの手を引く。
「誘惑に乗せられてはなりませぬぞ」
「あ、ああお姉さんごめんなさい間に合ってますので」
ロロイに連れられマスターは断りをサイマに入れる。
サイマは言った。
「少年、儂を買わぬと悪い事が次々と起こるぞえ♪」
サイマは囁きだした。
「悪い事って…」「この言葉を信じてはなりませぬ」
ロロイはマスターの手を引きただ歩き続けた。
ーーーそして喫茶店メルベイユ。
こちらはマスターの運営している喫茶店だ。
「活力の果実クッキーですねどうぞ♪」
「わあいありがとう♪」
そうメルベイユは家族連れやいろいろな客に注文の品を届け寛いでいただく空間となっていた。
「ただいま」「あマスターお疲れ、何もなかった?」
「いやそれが不思議な巫女さんに会ってね…」
マスターはラナンに聞かせた。
「あらまあなんて事「ぐあぁごえぇ!!?」
そんな時観客の断末魔が喫茶店内に轟いた。
観客の1人の口から泡が吹いていた。
「早速の不幸が…?」とマスターは動揺し出す。
「ラナンアンタまたグロテスクな虹ケーキ作ってたでしょ!」「あわわごめんなさい!」
なんとラナンがこっそり虹ケーキを作っていたのだった。
料理の腕は壊滅的だが困った事に料理を作るのが趣味の乙女ラナン。
誰もいないのを見計らい手製の料理を作りたくて仕方ない欲が強かったのだ。
それはともかくマスターはこれ以降も災難に見舞われた。
「うわぁお母様のだいじにしていた壺がぁっ!!」
「うわぁ階段から転げ落ちて捻挫しちまったぁ!!」
「うわぁ上司に怒られたぁ!!」
マスターの身に次々と起こりマスターはサイマの言ってた事を思い出した。
『少年、儂を買わぬと悪い事が次々と起こるぞえ♪』
やはりあの巫女の言ってた事は…。
そしてマスターはロロイと相談。
「…と言う事があってやはりサイマって子を買った方が良いと思うんだ…」
「それはいけませぬあの時と二の舞いになってしまいますぞ」
「しかししかし僕の身に次々と不幸が「ビチャリ!」
なんとマスターの頭に鳥のフンがついてしまった。
「これは…たまたまですぞ…たまたま…」
「そ…そうかな?」
ロロイからアルコールの染み込ませた布巾を手渡され鳥のフンを拭うマスター。
しかしこの後、馬車に轢かれかける。水たまりにダイブして服を濡らす、犬のフンを踏んでしまうと言う様々なアクシデントに遭遇してしまう。
さらにこの後…。
戦場でロロイが魔物の攻撃をモロに受けて負傷。
魔物から命からがら逃げて治療させる。
「やはりサイマさんの言った通りに次々と僕に不幸が…これは偶然とは思えない…」
『少年、儂を買わぬと悪い事が次々と起こるぞえ♪』
またあの巫女の声がマスターの耳に囁かれた。
「あの娘を買おう!」
マスターは金を握りサイマのいる場所へと歩いた。




