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549物語  作者: チイチイノファン
最強を目指したマスターの末路
52/57

許婚の少女ナラカ

挿絵(By みてみん)

マスターはゲームのイベントに散財した。

しかしそれは、ギルドを強くする為ならば対して厭わなかった。


(せっかく僕が立ち上げたギルドだものね。強くなっていつかはマベアクをも出し抜いちゃうんだ!)


マスターは何体か使い魔を限界突破させて守護使い魔に設定させた。


あぁ今回のイベントせめて50位圏内は入りたいなと思ったマスター。


活力の実にてAPを最大限に回復させてどんどん出撃させる。


50位圏内まで入ろうと思うとそれはもう銀河系を行軍するような苦行をこなさないといけない。


しかしここまで来たマスターには後戻りは出来ない。

マスターはやろうと決めたからには一歩も引かない男だ。


マスターは今回のイベだけにもとことんやり込んだ。

大量のお金をばら撒きながら…。


よくわかってるじゃないですかチイチイさん!


そのおかげでナラカちゃんと言う素敵な彼女も迎えられたわけです。


その上僕には障害年金と言う武器もある。

チイチイさんのおかげでもありますけどね。


僕はチイチイさんにはとても感謝しています。


と言う余談は置いといて僕はガチャによって数体の使い魔を迎えボーナスをアップさせてイベントに臨んだ。


入る入るポイントが。

2万も入ればこっちのものだ。


「いけ!カモミール!」「いけ!ルベリス!」

僕はボーナス使い魔を使いまくりイベントをガチった。


しかししかし、何故か一つ抜かれた。

なんだ何故だ!?これだけガチっているのに。


向こう側の方が沢山ボーナス使い魔を持っているようだ。


ぐぬぬそう言えば全員最大限界突破出来てるわけじゃないからな。


もう一度課金してガチャるか。

と僕はもう一万を課金して使い魔を迎えたりした。


マスターがガツガツとイベントにガッツを入れていた間相反的にリアルでは疲れが溜まっていた。


そしてそして食事を摂っている時母親のアンから咎められる。


「マスター!食器を鳴らすんじゃありません。はしたない!!」

「あ、すみませんお母様…」


(いっけねうとうとしてて皿とフォークが重なって音が鳴っちゃったみたいだ…)


マスターは気を集中させて食事をするがその間にもアンから小言を言われる。


「全くアナタって子はそんな事で屋敷の跡取りをやっていけると思っているのですか?ナラカさんと言う可愛らしい許婚もいる事ですしもっと自覚を持ってもらわないと!」


マスターは小言が子守唄のように聞こえまた寝そうになる。


「ゴットウィーン様でも呼んでもう一度鍛え直す必要がおありのようですね」


ビクゥッ!ゴットウィーンと言う名前を聞いて一気に眠気が吹き飛ぶマスター。


ゴットウィーンはこの前マスターに「涙と鼻水の覚悟はよろしいか?」と告げ重傷を負わせる程鍛えた鬼の教官だ。


マスターはビクンと跳ねてさっきとは打って変わって気を引き締めた。


「お母様わかりました僕はしっかりします!」

「わかればよろしい…」

と食事は続行される。


側で見ていたメイド達はマスターの反応に笑っていたがナラカは同情を向けていた。


こうして他と違う反応を示せるのは許婚ならでは。


心を許した仲だからこそマスターがいびられるのは自分の事のように心が痛むのだった。


マスターは風呂に入る。そしてそして引き戸の向こうにスレンダーな人影が現れた。


「お背中お流しします」

「ナラカちゃんか、おいで」

ナラカが入ってきた。


バスタオル一枚だけ秘部を覆ったその姿もまた色っぽくマスターは(やっぱり女の子は良いなぁ)と思うのだった。


そして背中を流してもらうマスター。


「本当にマスター様には同情いたします。母上様も言い過ぎではないでしょうか?何もあんな事言う事無いでしょうに…」


ナラカはそう言ってマスターを気遣う。


マスターはナラカの言う事も最もだとは思ったがここは男。


同調して母親のアンの悪口を言ってしまったら婚約者としての面子が立たなくなる。


「いやいやお母様があんな事を言ってたのも僕の事を心配しての事だよ。僕も実際もっとしっかりしないといけないしね」


「マスター様はお優しゅうございます。私はそんなマスターを益々好きになりました♪」


「ふふそれ程の事もあるけどね。僕も優しいナラカちゃんをとても愛してんぜ」

「愛しております。マスター様…」


風呂場の中は甘い匂いに包まれた。


そしてナラカは思い出したように聞いてきた。


「ところでお城へのデートはいつ連れて行ってくださるのですか?」

「えっ!??」


突然に聞かれるものだからマスターしどろもどろとなる。


それはこの前ナラカと約束していたがお城に入る事が出来るのは富裕層、しかもたんまりお金を有り余る程持ってる層に限る。


マスターも無駄遣いしなければそれなりにあるが魔力を使うのに散財してしまい今やお城に入れるだけの高額は持ち合わせておらず戸惑う。


「ま…まあそのうちね♪」と茶を濁す。

「私はいつでもお待ちしております。ご無礼を聞いて申し訳ありませんでした」


ホッ、マスターは肩を撫で下ろした。

ナラカが優しくて従順で助かった…とマスターは思うのだった。


そしてそして、使い魔を召喚してマスターはまたギルバトに臨む。


ドカドカドカーン!

マスター達は勝利。マベアクとは違う相手だが向こうも寝落ちが多く夜の22時に参戦出来る者は少なかったので無事に勝利を飾れた。


「やりましたぜ兄貴!」

「がっはっはこれだからギルバトはやめられない!」

勝利を喜ぶマスターやギルメン。


「スゥ…スゥ…お城とても綺麗ですね…」

その時ナラカはマスターとお城でランデブーする夢を見ていた。



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