これがキラキラ
そこでスーが乙女達に言った。
「そうだ!今こそお兄ちゃんにスー達の力をあげようよ!」と。
「ガキんちょが一丁前に指示すんじゃないわよ!」
「しかししかしスーちゃんの言う通りよ。今こそマスターに力をあげないと!」
ロザリーがイヤミを言う中ラナがスーに助け舟を出す。
「救いの鍵の少年が生きてらっしゃると!?」
「おお神は我々を見捨てていませんでした!」
人々は感嘆する。
「正義は勝つのです。ですから諦めてはいけません。ですから皆でマスターに祈りましょう!」
プルプルが避難民に発破をかける。
そして5人の魔法乙女は円陣を組んだ。
また人々も手を重ねて祈りまくった。
「火の魔力よ」「水の魔力よ」「風の魔力よ」「光の魔力よ」「闇の魔力よ」
「「「マスターに力を!!」」
マスターは空気を引き裂く勢いでチイチイに向かう。
チイチイからは近づけぬよう闘気が突風となって吹き荒れまくる。
「畜生あと一歩のところでチイチイに近づく事が出来ない…」
しかししかしマベアクや隊員達から得た翼で挑んでもマスターはチイチイとの距離は中々縮まらない。
「このまま吹き飛んでまえーーーーっ!!!」
チイチイから吹き荒れる突風は勢いを増しマスターはバランスを崩しかけた。
バランスを崩すとそれだけで命取りとなり羽ばたけなくなってそのまま吹き飛ばされてしまう。
マスターは気合いでバランスを保った。
(あやうくバランスを崩すところだったしかしかし中々チイチイに近づく事が出来ない…っ!)
そんな時5色の翼がマスターを覆った。
(これは…魔法乙女達の…!そうだ僕はまだ負けるわけにいかない!)
マスターは魔法乙女達の翼も受けてチイチイに向かった。
「君達がくれた翼だから、僕は君達の為に戦う!!!」
マスターは闘気の突風に抗いながら飛翔のスピードを上げる。
「何っ!?ウチとマスターの距離が少しずつやけど縮まっていってる!??」
チイチイは目を大きく見開く。
それだけじゃなく、マスターの周りにキラキラが溢れ出してきた。
やがてやがて、マスターとチイチイはデコピタする。
そこから閃光が生きているかの如く動きだし、キラキラが散りばめられる。
「こ…これがキラキラ…!?」
チイチイの目の前がキラキラで満たされる。
「ウチなんで今まで気づかんかったんや…キラキラってこんなに間近にあるだなんて……」
そして身も心もキラキラに満たされたチイチイ。
やがて静かな風景に戻り、チイチイから噴き出ていた浪速の闘気が収まり、突風も収束し、空は晴れ間が渡った。
「マスター…ウチ……」
「良いって事です。戻りましょう、皆さんのところに…」
マスターはチイチイの手を引く。
そしてそして皆の前に姿を現すチイチイ。
「ひ、ひえぇ〜!」
チイチイの姿を見た途端黒也は逃げ出した。
充分懲りたようだ。
「チイチイ、元に戻ったんだ良かった!」
とノフィンは喜んだ。
「とりあえず良かった良かった♪」とニコニコ。
「貴女がマスター様ですね。チイチイママを元に戻してくれてありがとうございます」
琴奈んはスイーツ隊員の皆と共にマスターに礼を言った。
「みんなごめんな。ウチみんなに迷惑かけて…」
チイチイ謝る。
「いえ、元はと言えば黒也んが悪いのです!」
と住民達が言う。
当の黒也んは逃げ出していない。
「お詫びにジルハラードの復興手伝うわ。みんなも良えな」
「「はいっ!」」
と殆どは返事をしたもののナリ坊とノーナは「え〜…」と嫌な顔をした。
「これノーナ!」
「この子ったら!」
シュカシュカがノーナを、ニコニコがナリ坊を小突く。
そしてそしてジルハラードはチイチイ達の尽力の甲斐もあって元の美麗なジルハラードに復興した。




