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549物語  作者: チイチイノファン
チイチイを救え!
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見えない翼

そんな時そんな時「うおおおおおぉっ!!!」と言う雄叫びと共に砂埃を撒き散らしながら一人の男が駆けつけてきた。


タンクトップ姿で筋骨隆々で中々ハンサムな男アレン・クリスティン・シーケンスだ。


「チイチイの危機に駆けつけてやって来た!ワイはアレン・クリスティン・シーケンスや!!チイチイはこのワイが助けたる!そしてそしてチイチイ父に認めてもらうんや!!!」


「な、なんだあの人…しかし彼なら期待出来るかも知れない…」とマスターは思った。


襲ってくる瓦礫をアレンは大きな剣で粉砕していく。


「チイチイいいいぃ愛してんでええええぇ!!!」

アレンは猪突猛進と言わんがごとくチイチイに突進。


「アレーーーーン!!新潟のお勧めの料理は何やあああああぅあ!!?」

「どぶろく丼?いやのらくろ丼??うわぁっ!!」

「ノドグロ丼じゃあああぁボケーーーーッ!!!」

「うわはあああぁいギャハハハはーーーいばんチイチイうぎゃあぁぃわいいいぉっんようううおおおぉう!!!」


アレンは悲鳴を上げながら遥か空まで弾き飛ばされた。


「アレンさん……」呆然と星になったアレンを見上げるマスター。


お空にはアレンが白い歯を見せて親指を立てて決めている姿が映し出されていた。

チイチイは視点をマスターに映した。

彼女の目がギラギラと光る。


マスターは固唾を飲み込む。

何と言う闘気だ。


その闘気で何人の人間が葬られたのだろう。


「あんさんはウチが歩く大災害と知っててここにおるんか?あんさんはウチにキラキラを見せてくれるんか?」


「あぁ見せてやるとも!」

マスターは恐怖を押し殺し立ち上がった。


飛翔とべ!戦いの空へ。


「うおおおぉ浪速551烈拳!!」

チイチイは目にも止まらぬ速さで拳をぶつけてきた。


それはそれは衝撃波となってありとあらゆる物を破壊する烈風となる。


マスターは跳躍して翼を羽ばたかせた。


「空を飛んだって無駄や!浪速ハリケーン!!」

「うぐっ!?」

マスターはチイチイの竜巻に呑まれる。


「このまま目を回してくたばれや!!」

チイチイは怖い目をして嘲り笑った。


「この戦いは負けられない…っ!」

マスターは必死にチイチイの竜巻を抜け出す事を算段した。

「グリフォン!!」

マスターが大声をあげると大きな鳥が飛んできた。


それはマスターを乗せて竜巻から救い出す。


「なんやとっ!?」

チイチイは目を見開く。


「チイチイさん貴女は僕達が助ける!!」

「なんやて!?達ってなんや?あんさんは一人やんけ!!」


マスターは翼を見せるようにチイチイに見せた。


「見えていないのですか?僕の背中にはエミナーさんやノフィンさん、千恵さん、みんなから翼を貰っているのを!」


何枚もの翼がチイチイの目に映る。


「そんな事言われても発達障害のウチにはわからんわああああぁ!!!」


チイチイはただ混乱して激しい攻撃をマスターに浴びせた。


「烈風パラディン!!」

マスターは盾と剣を持って攻撃を相殺しまくる。


「浪速ビーム!!」

チイチイが口から光の放射を噴き出した。


「くっ!」

マスターはそれを避けるがそれもまた破壊力が凄まじく当たっていればマスターは一瞬で死んでいただろう。


「どんなに凄い攻撃でも避ければなんて事は無い!!」

「そう簡単に問屋が卸さんわ!この『輪』がある限りはなぁ!!」


チイチイは叫んだ。


「輪…しまった!」

マスターは攻撃に夢中で忘れていた。


チイチイには瓦礫の集まりが凄まじい速さでチイチイの周りを周回し「輪」を作っている事を。

巨大な瓦礫がすぐ目前までやって来てマスターを喰らいつかんとする。


「パレットガード!!」

マスターは緑の光の膜を纏わせ、それを防いだ。


「何っ!『輪』がすり抜けたやて!!?」

とチイチイ。


マスターはチイチイめがけて風を切るように羽ばたく。


「チイチイさんみんなが待っています!スイーツ隊のみんなが!!ノフィンさんや黒也さんも!!」


「黒也は関係無いわあああああぁ!!!」

チイチイから沢山の闘気の龍が現れてそれがマスターを飲み込まんとする。


「僕に力を、ラブマーーーーックス!!」

マスターは最大限の闘気を噴出させた。


それは功を奏してか、粒子となってその粒子はラナ達のいる避難所まで飛んでくる。


「はっあれは…!」

最初にスフレが粒子を見つける。


「これは…マスターのオーラだわ…」

「マスター…生きていらしたのですねっ!」


乙女達が感動し涙がホロリと出る。


「全く、生きていたならそう言いなさいよ!なんで一言も無しに消えちゃってたのよ!」

そう言いながらもうれし泣きをするロザリー。


「私の全てで、貴方を支えます…っ!」

プルメリアは手を重ねてマスターの健闘を祈った。


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