助けたのはまさかの人物
魔物達は二人の争いを見て余裕を見せた。
『なんだあいつら?仲間割れしだしたぞ?』
『こいつは絶好のチャンスだ。魔法乙女を頂いちゃおうぜ』
魔物達は今度はラナン達魔法乙女に目をつけだした。
「え…キャア!」
突然の魔物の来襲に焦燥する魔法乙女。
『グヒヒあのマスターと野郎が目を離して好都合だ。お前達をいただくとするか♪』
『己の不運を呪いな』
魔物達が今、魔法乙女達を喰らおうとしてきた。
『そうはさせない!』
そんな時一人の少女が手を広げて魔物達の侵入を阻む。
『アカネ!お前は使い魔に喰われて亡くなったアカネではないか!』
魔物達はアカネを見下す様子で毒づく。
『確かに私は悪魔乙女に食べられたよ?でもでも、ノフィンもマスターもそれぞれ立派な役目があるの、魔法乙女さん達もマスターの心の支えになってる。だからだから、彼女達を襲わせるわけにはいかないの!』
アカネはそう怒鳴った。
『ぐへへならお前を襲ってやる!!』
『くっいくらでも襲いなさい…っ!襲われるのは悪魔乙女に襲われたその日から慣れているっく…っ!』
アカネは魔法乙女達も身代わりになり魔物達の襲撃に耐えまくった。
「アカネさんっ!」
「人の事心配している場合!?自分の身を心配しなさい大丈夫私は簡単にはやられやしないわ!テレポート!」
アカネは魔物ともども魔法でどこかに移動させた。
「あのお姉ちゃん大丈夫かなぁ?」
「とりあえずは私達は助かったわ。でもマスター達は…」
と乙女達は二人に視線を移した。
いっぽうでノフィンはマスターを圧倒する。
「ドラゴンバーナー…何!?」
マスターが放った先のノフィンは姿を消してしまった。
「どこを狙っている僕はここだっ!」
「なっ!」
マスターが気づいた先には一歩手前にノフィンがいて、マスターはノフィンに打ち据えられて崩れた。
その様子を見守っていた魔法乙女達。
「お兄ちゃん死んじゃったの?」
「心配ないわ眠らされてるだけよ」
スフレが心配する最中ロザリーがこう溢す。
「良かった…出来れば味方同士の争いは見たくありませんね…」
「そうねヒヤヒヤしたもの…」
とカトレアにラナン。
「一旦は沈静化しましたわ。これでマスターが目を覚ましてくれたら良いのですけど」
「そうよね。しかししかしノフィンさんがいるならおそらく大丈夫でしょう…」
プルメリアとロザリーも安堵する。
「立てるかい?」
「ノフィンさん…」
マスターはノフィンから差し出された手を掴む。
マスターの先ほどまでの険しい表情は静まり返っていた。
ホッと胸を撫で下ろす乙女達。
「行こうチイチイを助けに!」
「はいっ!」
そしてそしてノフィンとマスターは再びチイチイを助けに行った。




