魔法乙女達の活躍
「やめろ!セブンソード!!」
マスターがロロイから体を離し7つの剣を展開しロロイにかかる。
しかしマスターにまたも気の迷いが生じた。
(駄目だ僕にロロイを殺す事は出来ない。ロロイは僕のたった一人の恋人。同性でも、前世は相思相愛の恋人同士だったんだ…!)
マスターの手が止まってしまう。
マスターの手が止まってしまっているのを見計らいロロイは剣を横薙ぎに振るった。
「ぐはっ!」
マスターが崩れる。
「マスター、また迷いが出ましたな。それともこの戦いを試合と思っていますのかな?これは試合ではありませぬ。殺し合いなのです!」
ロロイはマスターに赤い目と剣を差し向ける。
ーーー
魔法乙女達はマスターの危機を感じる。
「マスターが本当に殺されてしまうわ!」
「くっ、マスターはお優し過ぎる」
とラナンとカトレア。
「しっかりしなさいよマスターそれでも男!?」
「前世は女性だったのですものね…辛い気持ちはわかります…」
とロザリーとプルメリアもそれぞれ苦渋の顔を浮かべた。
スフレは自分なりになんとかしないとと必死に考えた。
(ロロイお兄ちゃんは本気、でもマスターお兄ちゃんの方は優しいから本気になれない。それならどうしたら…はっ!)
スフレにインスピレーションが働いた。
(ロロイお兄ちゃんはスーピィちゃんが前世で悪い事したからと確かに言った。でもでも、今のスーピィちゃんには関係ない…いや関係はあるかも知れない。それを逆手に取れば良いんだ!)
そこでスフレは提案した。
「ロロイお兄ちゃんに語りかけるんだ!スーピィちゃんの役割を!」
「それでロロイ様は折れてくださるのでしょうか?」
プルメリアは不安を拭えない。
「ものは試しよ!スーちゃん知恵を貸して!」とラナン。
「ガキの知恵なんて当てに「ロザリーさん!!」
ロザリーが文句言おうとするのをカトレアが止める。
「今は四の五の言ってる場合じゃありません!」
「くっわかったわよ…」
スフレは勇ましく指揮を取る。
「プルメリアお姉ちゃん、光の魔力で女神を作ってそれをそれをお兄ちゃん達の所に飛ばして!」
「え、ええ…光の力よ!」
プルメリアが女神を作りそれをマスター達の元にまで飛ばした。
ーーー
ロロイの目前に女神が現れる。
「な、なんだ!??」とロロイ。
『おやめなさい。スーピィちゃんを傷つける事は私が許しません』
と女神は言った。
「女神様、スーピィは前世の邪神ティラノサタン。我々のみならず、大勢の人を不幸にした元凶なのですぞ!」
とロロイが論議する。
女神は神々しい光を放ちながら言った。
『そうかも知れません…いえそうです。だからこそ、スーピィさんにはたくさん良い事をして、人を助ける役目を与える為に今世に転生しているのです』
マスターとレイも女神を見て息を呑んでいる。
「しかししかし、女神様が許してもこの私めが許しませぬぞ!スーピィ、いえティラノサタンは前世の私と前世のマスター、マァムの仲をも引き裂いたのですっ!」
『だからと言って貴方が同じような事をして良いはずはありません!!』
女神は怒号をあげた。
『貴方様が前世の復讐と言ってスーピィさんをいじめたらどうなりますか?次は貴方がスーピィさんと同じ因果を受ける事になります!』
「そうだぞロロイ、だからこんな事はやめろ!」
とマスターも説得する。
「恨まれる憎まれるってとても辛い事なんだ。僕もその時は辛かった。だからだから、謂れのない事で恨まれる気持ちにもなってやれよ」
とも。




