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549物語  作者: チイチイノファン
549物語本編
18/56

マスターとロロイの衝突

挿絵(By みてみん)

 

ロロイは高らかに笑う。

目はギョロつき獲物を付け狙う獣のように。


「ふはははははははっ!!!」


そこにマスターの知るロロイはいなかった。


「君と戦わなければならないのかっ!」

マスターはロロイに黒の魔力が渦巻いていると知り戦う宿命を悟った。


「マスター…貴方とは一度手合わせ願いたかった。さあ死合おう(・・・・)


ロロイは剣を抜き構えを取った。


ーーー

魔法乙女達はその状況を見る。


「マスターとロロイ、戦う気よ!」

「あれだけ愛し合っていたのに!」

「喧嘩なんてやだよぅ…」

「ロロイ様の気を鎮める事は出来ないのかしら…」

「マスター、こんな奴に負けちゃ駄目よ!」


上からラナン、カトレア、スフレ、プルメリア、ロザリー。


マスターとロロイのただならぬ不穏な空気、互いに殺気を感じられた。


「くそうよくもスーピィを!僕の妹を!」


レイが弓矢でロロイを射ようとするのをマスターが止める。


「君は手を汚す必要はない。ここは僕とロロイの決戦の場だ…」


「よくわかっておられますな。流石はマスター」

ロロイは不敵な笑みでマスターを睨んだ。


そしてロロイは邪険な表情で剣をマスターに向けた。


「私と其方は思う存分殺し合いが出来るわけだ。行くぞレックレスバレット!!」


ロロイは攻撃を展開した。


「くっバリアアタック!」

マスターはバリアを張りつつ激突する。


「正気に戻れロロイ!!」

「説得には応じない!殺す気でかかれ!!」


ロロイは剣の弾幕を撃ち込む。


「くそっ!」マスターは必死に避ける。


マスターとロロイが戦っている隙を伺いレイはスーピィを保護しに向かった。


「スーピィ大丈夫か?」

「スゥ…スゥ…」


スーピィは寝ているようだった。


「良かった息はあるようだ」

深く呼吸を吐き安心したレイはスーピィを守るように抱き抱え避難する。


「ドラゴンデーン!!」

ロロイは龍を召喚しマスターに向かわせる。


「ぐあっ!」

マスターはもろに喰らいドサリッと地上に崩れた。


「くそっロロイ…」

マスターは負傷を堪えながら地に手をつけて上体を起こす。


「まだ迷いがあるようですなマスター氏、やはり前世が女性だったゆえ甘さが抜け切れて無いのですかな?」


ロロイは剣をマスターに向ける。


「戦いはここからだ!」

マスターは即座に立ち上がり魔力を解放した。

その表情は怒りと葛藤が見え隠れしている。


「そうこなくては♪」

とロロイ。

彼はマスターの投げやり気味な攻撃に失笑さえしている。


「行くぞ!GODブレード!!」

マスターは魔力の剣をロロイにぶつけた。


「シャイターン!!」

ロロイはデビルを体に囲ませ攻撃。


ドカンドカンドカンドカン!


本気のぶつかり合いでその場に天災が巻き起こる。


竜巻が襲いレイ達まで被害が及びそうになる。


(このまま戦いが長引いたらレイ達も無事では済まない…)

ふと我に返ったマスターは空からレイ達が無事であるのを確認する。


レイはスーピィを救い避難しているようだった。


その隙を見逃さずロロイは攻撃をする。


突き刺さりそうになるのをマスターは剣で防ぐ。

金属音がけたたましく轟いた。


「よそ見している暇はありませぬぞマスター」

「貴様はロロイじゃないっ!」


黒の魔力に覆われたロロイは言った。


「心配なのですなあの二人が。ご心配なく苦しませず一思いに殺して差し上げましょう、天津風あまつかぜ!」

「!!!危ない!」


ロロイが矢の弾幕をレイ達に発射させる。


マスターはレイ達の危機を感じ急降下。

代わりに攻撃を受けてしまう。


マスターの肩に矢が食い込み激痛に顔が歪む。


「ぐはっ!」

「マスターさん!」

レイがマスターに駆け寄る。


「僕は大丈夫、君はスーピィを連れて逃げるんだ!」

マスターは矢を抜きレイに言った。


「私を相手している事をお忘れですかな!?」

「ぐあぁっ!」

ロロイの蹴りが入る。

さらに負傷した部分をグリグリと足で押さえつけられマスターはのたうち回る。


「やめろマスターをいじめるな!」


レイが庇うもロロイは悪びれもなく言う。

「私達はいじめられたのです。其方の守っているスーピィ、ティラノサタンにね」

「スーピィはティラノサタンじゃない!」


レイは猛抗議を展開。


「前世からの因果応報。それは報いなければなりませぬ。スーピィは苦しまなければならぬのです!」


ロロイは完全に闇堕ちしていた。

いや、彼自身悪びれもない事からロロイ自身は正しい事をしているとすら思っているようだった。


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