10/26 梶井基次郎『愛撫』
[今日のタイトル]
https://www.aozora.gr.jp/cards/000074/files/411_19633.html
青空文庫のURLである。作者の代表作は『檸檬』。
たまたま見つけたこの作品、かなり短い。手軽に読めるのでよかったらどうぞ。
このご時世で言うのもアレなのだが、梶井基次郎はゴリラである。
文体の繊細さからは想像できないほどのゴリラなのである。若くして結核で亡くなっていたから、未婚だったはず。
そういうこともあるからか、ゴリラである上に小説もできない自分よりかは偉いことは確かなのであるが、厚かましく堂々と言わせてもらうと、この小説の中に女性に対して感じる鬱屈さを見た。
文章全体は軽快で、丁寧に猫が描写されているのだが、後半に出てくる夢の部分。知人の女性が愛猫の手を化粧道具にしているシーン。多分、ここを軽快に読める人と自分の感性は違ったかたちをしているのだと思う(本文中には「それが外国で流行っている」と書かれていたが、本当なのか? もしそうなら当時の西洋人とも馬が合わなさそう)。
現代っぽく言ってしまえば、tiktokを踊っているJKを教室の隅にいる彼奴が僻んでいるような感じ。
ちょっと彼奴を下げるような言い草だったが、自分は本当にそういうのが時代を作っていくのだと信じている。梶井基次郎のように。
[世界史小噺]
イギリス、というか欧州の権威的なやつには大体紋章がある。Coat of Armsとか言うやつ。
現在のイギリスにも存在する。盾の部分にはイングランド、スコットランド、アイルランドの紋章が入っていて、コンパートメント(盾の下にある部分)にはテューダーローズがある。歴史的な背景が感じられて自分なんかは正直興奮してしまうのだが、ここで一つ気になったことがある。
イギリスの紋章といいつつもあくまで国王の紋章である。よってその紋章は国王によって変化する。
ハノーヴァー朝が開かれたとき、ジョージ1世の紋章にはハノーファー選帝侯家の家紋があった。
ならば、オラニエ公でもあったウィリアム3世の時代、紋章は変化しているのではないだろうか。
――結論を言うと、変化していた。
左側(紋章学的には右側)に、ナッサウ家(オランダの王家)を象徴する金色の獅子が。
これでオランダ、ハノーファー、フランスを含んだ夢の紋章が作れる。
グレートブリテン、フランス、オランダ、アイルランド及びハノーヴァー連合王国――は長いからどこかしらの称号を統合できないのだろうか。
サリカ法とかの王位継承法ら辺の話はご勘弁。
P.S. Q. この小説を見つけたきっかけは?
A. そりゃI'veに決まってるでしょ。




