10/25 「亡命」
[今日のタイトル]
たまたま「亡命」という語を書いた。「政治的な理由で祖国を離れること」くらいの意味だろうか。
字面だけ見ていると、「命」を落としているとか、「亡」くなっているとか、そういった印象を感じる。少なくとも、どちらの字にも逃げる要素がない。
調べてみたところ、「命」には戸籍という意味があるらしい。戸籍がなくなるから、亡命。それが転じて今使われている意味になったのだろう。
仮面ライダーゴーストで「命燃やすぜ!」とか言いつつなかなか死ななかったのは、実は燃やしていたのは戸籍だったからなのだろうか。そもそもタケルくんって法律上で死亡扱いになってるんだっけ?
[最近見つけた××ゲーム]
「ef」の話がしたい。
シャフトが50周年らしい。「カリオストロの城」のOPに社名が出てきたのを見たときはビックリした。
記念イラストが公開されていて、奥の方に眼帯を付けた少女を確認。新藤千尋だね。
記憶短期間しか保持できない系ヒロインを、こうも分かりやすく表現できるのかと感銘を受けた記憶がある。
「私は繋がれた羊。紐の長さが12年間分の記憶。腕を伸ばしてみても、20時間分しか届かない」みたいな感じの表現。
他にも、空間が引き裂かれるやつとか、公衆電話のカウントダウンとか、シャフトらしい演出がてんこ盛りで、十全に楽しめた。
メロドラマと言われればそうなんだけども、感覚的な部分で心に訴えかけてくるものがあった。
と、批評家めいた表現をしているが、初めて見たときは頭が全く追いつかなかった。「同じ風景、時間なのに、季節が違う?」とかなんとか。もう一度見返したいなぁ。
原作のOPは新海誠さんが監督していた、ということで。
2006年という時代を考慮すると、「すげぇな」の一言しか出てこない。
昔たまたま「雲のむこう、約束の場所」を見たことがあった。榎本武明の蝦夷共和国だ! と物語の本筋とは関係ないところで喜んでいた(しかもおそらく間違ってるし)。これ、efより前らしい。名義変更しなかったのは本人の信念みたいなものがあったのだろうか。
声優の緒方恵美さん(エヴァのシンジ役とかで有名)も名義変更しないで「恋と選挙とチョコレート」に出たらしいし、業界側では裏名義を辞めたい人が多かったりするのだろうか。
あと同じmimori作品の「bitter sweet fools」についても少し。
検索しようとすると「bitter sweet synphony(洋楽)」や「bitter bitter sweet(俺ガイルの曲)」と間違えたりする。
ストーリーは恥ずかしながら全く知らないのだが、舞台がフィレンツェなのは知っている。
聖地巡礼とか、やってみたいなぁ。
[世界史小噺]
イタリアの都市国家、フィレンツェ共和国。ヴェネツィアのライバルとして描かれることも多いが、ヴェネツィアがナポレオンの侵攻まで生き延びたのに対し、フィレンツェは16世紀にトスカーナ大公国となり、共和国としては終わりを迎えている。そうは言ってもルネサンスの震源地として名高いことは事実である。
そんなフィレンツェも、諸コムーネ(イタリアの都市共和国のこと)が皇帝党と教皇塔で揉めたときには、対立は避けられなかった。
フィレンツェはやがて教皇党の旗手となった。が、教皇派内部でも白派と黒派に分かれ、対立した。
「神曲」のダンテもそれに巻き込まれ、生まれ故郷を去ったと言われている。「神曲」でわざわざ当時の教皇を永遠の業火で焼かせるくらいには恨んでいたらしい。
ふと、「妖怪ウォッチ」で「ツチノコパンダ」とかいう妖怪がいたのを思い出した。アニメだとニャーKB(劇中に登場するアイドルユニット。AKBとは何ら関係がない)と一緒に、白黒つけろー、みたいな曲を歌っていたなぁと昔を懐かしむと共に、時間が経つスピードに戦々恐々としてしまった。
青二才が何言ってんだ、といった感じだが、しかしよく考えてみると、もしかしたら彼女たちは中世フィレンツェにおける教皇派の内部分裂を皮肉っていたのかもしれない。なるほど彼女らは爆笑問題やビートたけしの流れをくむ社会派だったのだ。
700年以上遅れていることから目を逸らせばの話だが。




