月が泣いている
星が降る 在りし日の記憶
肩寄せ合って 肌触れ合って
夜すがら 見つめてた空
何よりも綺麗に見えた
その素顔 照らす 淡く儚い月明り
ただ普通の恋がしたかった
ただ普通の愛が欲しかった
いつまでも一緒だよって
どんな事があったって どんなに時が経ったって
離れないように編んだ糸 いとも容易く解けてった
今日までの走馬灯 嘘みたい 一瞬で過ぎ去った
明日の景色 霞みがかって 消えない残像
どうして どうして、と意味ない言葉ばかり
口ずさむの 月夜にひとりきり 流れて止まない星屑
時間が解決してくれると
如何にも疑わしい占い師が言ってた
いつまで どれくらい
待てど暮せど やってこない やっぱり
新たな恋を探しなさいと
如何にも疑わしい占い師は続けた
あれほどまでに 愛した陽炎
ココに居座っている まだ、まだ…
もう一度 もう一度 君に会いたい
もう一回 もう一回 声を聞きたい
ただそれだけを望む 弱く醜い心
今日も今日とて 顔のぞかせる
もう何度目かもわからない
変わりたいと思う夜
明かりも届かない 底も見渡せない
悲しみも 苦しみも 乗り越えられたら
願えるだろうか ちゃんと
ねぇ 今夜も 月が泣いている
ひかり 欠け落ちた視界のなか
他の明かりと寄り添う 君に幸あれと
太陽と月のように 何億年 何十億年先
再び出会えると信じて
ありふれた過去に埋もれても 僕は
当たり前に覚えてるだろう
どこで 何をしていても 輝くいちばん星
遠くて 遠くて 届かない
星が降る 代えがたい人と
肩寄せ合って 肌触れ合って
夜すがら 見つめてた空
何よりも綺麗に見えた
その姿 照らす 淡く儚い月明り
眩しいよ 何よりも 君を想い
ねぇ…今夜も 月が泣いている