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迫る!変態さん!?

「さテ、邪魔者が戦ってイるうちニ、さっさと要件をスましてしまいましょウ。」



 さあて、帰ったらどんなお仕置きをしてあげましょうか?正直悩みますねえ。私の研究を遅らせたのだから、相応の覚悟はしてもらいますヨ。



「この娘を渡すわけにはゆかぬ。そなたがデーモン・コアを適切に処理するとは到底思えぬからの。」



 大層な物言いをする少女ですね。どうも、我が組織のあの人とおなじでむかつきます。デーモン・コアを処理する?とんでもない!大事かつ貴重な研究材料を処理されてたまるもんですか。



「あなた、何様のツもりですか?被験者4号は私のモノなのでス。渡す渡さないの問題デはあーりませんヨ。自分のモノを回収すルだけですよ。あなたにどうコウ言われる筋合いなド、あーりませんヨ。」


「じゃが、断る。」



 どうにもイライラしますねえ。困った子にはおしおきが必要ですね。決まりです。



「どうしても、退かぬのならば実力行使じゃ!」 



 とーーっとと!目の前に火の玉が!今は私のターンのはずですが先制されてしまいました。ですが、アワテナイ、アワテナイ。華麗に躱して見せますですよ。



「あ、そレ。」


「なんの!それくらいは想定の範囲内じゃ!」


「エッッッッッ!!」


(ドン!!!)


「いい気味じゃ!黒焦げになるがよいわ!」



 オーウ、追尾してくるとはタマゲましたよ。かわいい顔してとんでもないコトしてくれますねえ。



「バーニング・コート!でキる男にとっては火もまた涼しですヨ。」


「何じゃと!あのタイミングであれが間に合ったとでもいうのか。」


「こんドは私の番ですよ。……っっと、私の大事な一張羅があ!」



 な、な、な、なんと!ちょっとコゲてますよ、コレ!どうしてくれるんです?



「いい気味じゃ。妾の魔術を甘く見るではないわ!」



 かくなるうえわあ!……っと、ついつい熱くなってしまいましたよ。火炎魔術を使われただけにね。本来の目的を達成しますですよ。



「何時までもあなたノ相手をしていル暇はございませン。……出でよ、ファントム!カモォン!」


「何!リッチじゃと!」



 さてと。この場はファントムに任せて、さっさと被験者4号を回収して撤収しまショ。


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