表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
199/1083

剣の謎ギミックとヒゲ理論

「かっこい~にゃあ!」



 子猫は剣を持って、楽しそうに眺めてるでヤンス。それ結構、子供には重いはずでヤンス。この子以外と力持ちでヤンス。



「なんとかこの子の機嫌は良くなったでヤンス。……でも、オジさん呼ばわりは納得イカンでヤンス。」


「ええ~?でも、子供から見たら大人なんて、キホン、オジサン・オバサンだよ。」


「じゃあミャーコちゃんはオバサン呼ばわりでも許せるでヤンスかぁ?」


「えー?ウチは違うよ?オバサンじゃないもん。ねえ、アール君?ウチってオバサンじゃないよね?」



 なんか自信満々でヤンス。玉砕しても知らんでヤンスよ。そのときはあっしの仲間入りでヤンス!



「え?おねえちゃんはおねえちゃんじゃないの?なんか、オバサンとちがうとおもう!」


「ねー!ほら、やっぱり違うんだよ。オ・ジ・サ・ン!」


「く、くひぃ~!悔しいヤンス!」



 認めたくない!認められないでヤンス。若さ故の過ちでヤンス。子供が適当に言ってるだけヤンス!



「やっぱり、ヒゲも生えてるからオジサンなんじゃない?」


「ヒゲ!?そんなん言ったら、この子もヒゲが生えてるヤンス!獣人はみんなオジサン・オバサンでヤンス!」


「え~?何その理論?そんなんじゃ論破できないよ?」


「そっちのヒゲ理論のほうが怪しいヤンス!」


「え~?」



 この娘には調子を狂わされヤンス!もうイヤヤンス!ここは負けを認めて、話題を変えるでヤンス。



「そういえば、なんで剣が光るでヤンスかね?」


「さ、さあ?そういうもんじゃないの?伝説の武器だったら光るのくらい当たり前なんじゃないの?」



 またでヤンス。剣の事になると目を合わせようとしないでヤンス。もしかして……、刃物のことが嫌いでヤンスかな?先端恐怖症とか光り物恐怖症とか、はたまた勇者恐怖症とか?さすがに勇者恐怖症はないでヤンスな。アニキはこの娘に二回会ってるって言ってたでヤンス。



「そんなことより、この子の親を探す方がいいんじゃない?ゆーしゃに聞いてみた方がいいんじゃないの?」


「まあ、そうでヤンスけど……、」


「宿の予約?それはウチが代わりにやっといてあげるから、行ってきなよ。」



 そこまで言うならそうするでヤンス。まあ、遊び人のお手並み拝見といこうでヤンス。



「じゃあ、任せるでヤンスよ。」


「ちなみに後で、紹介料は貰うからね♪」


「くはあぁー!」



 ちゃっかりしてるでヤンス!この娘、油断ならんでヤンス!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ