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【総合ページ】勇者参上!!~東方一の武芸の名門から破門された俺は西方で勇者になって究極奥義無双する!~  作者: Bonzaebon
はぐれ梁山泊極端派Ⅱ【 第4章 沈黙の魔王と白い巨塔】  第2幕 K'(ケー・ダッシュ)
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第426話 なんかご立派なモノがそそり立ってますよ?


「パチッ!! あっしの朝はケロヨング・コーンフレークから!!」


「目が覚めた? また、擬音を自分で言ってる!」



 はっ!? ココは? ……なんかクロガネ団のメンバーが終結してるのはわかるでヤンス! あっしはキョウナちゃんに介抱されてたみたいでヤンスな。でも……なんでこんなことになったのかは……忘却の彼方に行ってしまったようでヤンス。ダンジョンに突入してからの記憶がナインス!



「ケロヨング、おいしいよね! ボクもアレ好き!」



 センベイ君の反応で自分が言ったことに気付かされたでヤンスよ。別に好きとかではなかったはずでヤンスのに? アレはケロヨングというガマ蛙のキャラクターを広告塔に使ったトウモロコシを加工したシリアル食でヤンス。「ブラボゥな朝を演出するためにはかかせない!」のキャッチフレーズで有名なアレなんでヤンスよ。あっしらコボルトは牛乳抜きで食べないといけないんでヤンしゅが……。



「ケロヨング、なんか知らないけど口走ってしまったでヤンス!」


「朝御飯食べようとしてた夢でも見たんじゃないの?」



 朝御飯……今になって昔の記憶が甦ってきたでヤンス! アレは忘れもしない! 朝に寝ぼけ眼で起きてきたら、シジミ姉ちゃんが珍しく手作りの朝御飯を勧めてきたんでヤンしゅ! 寝ぼけたままで食べてみたら、まあ大変! 腹がゴロゴローのゲリゲリピーになって大惨事になってしまったんでヤンしゅう!


 あの日のレーザービームみたいにウ○コが放出されまくった出来事は忘れられないでヤンしゅよ! 要するに姉ちゃんの陰謀にマンマとハマってしまったんでヤンスな。姉ちゃんはあっしが寝ぼけているのをいいことに牛乳をかけて用意してたんでヤンス!


 シリアルといえどあっしらコボルトには牛乳は厳禁でヤンスな。ブラボゥな勢いでおケツからレーザービームが放出される羽目になるんでヤンしゅ! 決して良い子は真似をしちゃいけませんよ!



「たった今、レーザービームの悪夢が甦ってしまったでヤンしゅう……。しょんぼりーぬ!」


「レーザービーム? ああ、ボクもいっぺんなったことあるよ! 牛乳でもなるけど、バラムツでもなるよね! 下痢になっても食べたくなる魅力があるよね!」


「バラムツ? なんでヤンしゅか?」


「私たちの故郷で獲れるお魚だヨ。」



 なんか聞いたことがあるような? ファル兄さん風に言えば、「そういえば聞いたことがある!」でヤンしゅな。メダカおじいちゃんの好物だって父ちゃんが言ってたと思うでヤンしゅ。なんでも食べるときにはオムツ必須だとかなんとか言ってたでヤンス。なんか油の性質が他の魚と違うみたいで、食べるとおケツから垂れ流しになってしまうそうでヤンしゅ! 牛乳とは違う意味で危険な食材なんでヤンしゅな。



「おいおい、敵地の真っ只中で食べ物とか下痢の話してんじゃねーよ。」


「ごめーん! ついつい! 食べ物のワードを聞いちゃったもんだから!」


「ったく、もっと緊張感を持てよ。」



 あっしらがレーザービームの話で盛り上がっていたらイツキ君に怒られてしまったでヤンス! 気を取り直して、気を失う前までのことを思い出そうとしたら、とんでもないものが目に入ってしまったでヤンしゅ! イツキ君の肩とかセンベイ君の腕にキノコが生えてるでヤンしゅう!



「き、キノコ!? キノコ生えてる! そそり立ってるでヤンしゅう!!」


「あぁ? なんだよ? 普通の事、いつもの事じゃねえかよ。」


「別におかしい事じゃないお?」


「もう! みんなったら! 当たり前になってるけど、タニシ君は”キノコ・のこのこの術”の事を知らないんだから。」


「はひ? ”キノコ・のこのこの術”!?」



 なんか当たり前のように、前から生えてましたよ?みたいな雰囲気出してるから怖いでヤンしゅ! あんなの生えたら大抵病気とか、下手したら体を乗っ取られたりとかして死んでしまうパターンでヤンス! 分かりやすい死亡フラグ的な!



「これは私の魔術で、怪我の治療に使う奴なんだヨ。普通、キノコは木とかの栄養分を吸い取るけど、これは栄養分を逆にもらって怪我とか疲れを癒してもらう術なんだ。」


「キノコで治療!? 回復!?」


「ほら、タニシ君の頭にも生やしてあるから。」


「へあっ!? ああ!? なんか立派なモノが頭にそそり立ってるでヤンしゅう!!」



 キョウナちゃんに言われて恐る恐る触ってみたら、なんか生えてるでヤンしゅう! 言われてみれば、センベイ君はあの腕の場所に刺された傷がついてたような気がするでヤンしゅ! 怪我の場所に生やしてるんでヤンしゅな! じゃあ、あっしは……? なんか思い出して来たような? 次第に股間もモッコししてきたような……?



「ねえ、キョウナちゃん? あっしが頭に怪我してるのって何をしたからでヤンしたっけ? なんかフカフカしたアレやナニを触ったような……?」


「……!? いやーっ!? エッチなのはダメーッ!!!!」


(ベシーーーン!!!!!)


「わぎゃばぷぅ!!!!????」



 突然視界が真っ白に! なんかキョウナちゃんがホウキを一閃したような……? ちょうどそのショックで記憶が? ヘイゼルちゃんのお胸とキョウナちゃんのお尻尾の感触が甦っ……キュウっ!

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