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【総合ページ】勇者参上!!~東方一の武芸の名門から破門された俺は西方で勇者になって究極奥義無双する!~  作者: Bonzaebon
はぐれ梁山泊極端派Ⅱ【 第4章 沈黙の魔王と白い巨塔】 第1幕 異界塔士Ro・Ar
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第341話 いつの間にか…取り残されました!


「おやぁ? 気が付いたら、人が少なくなってるでヤンスな?」



 クロガネ団の二人の乱入があったり、”プリメちゃん空から飛来事件”の揉め事の間に人影がいつの間にか少なくなってる気が? エピオン君とミャーコちゃんは今しがた去っていったんでヤンスが、ヘイゼルちゃんやプリメちゃん、ロッヒェン君までいないでヤンス? でも、あとなんか一人を忘れているような?



「ホントだ!? どこに行ったのかな?」


「オレが怖くて逃げ出したんじゃないの?」



 エピオンくんとダンチョーは以外にも気があったおかげで喧嘩には発展しなかったでヤンしゅ。もろに問題が起きそうな光の勢力代表なプリメちゃんとロッヒェン君は何故かいなくなってしまったでヤンス。


 むしろいなくて助かったでヤンスよ。ロッヒェン君は真面目だからきっと揉め事になってたはずでヤンス。もしかしたら今頃プリメちゃんのワガママ&奇行に振り回されてるかもしれないでヤンスなぁ。ちょっとうらやましいでヤンス。



「みんないなぁ〜い! おかしいでヤンス!」


「ねえ、犬の人? 少なくとも兄上がヘイちゃんと抜け駆けしていなくなったのは見てたアルよ。」


「あぁ〜〜っ!? 何か足りないと思ったら、眼鏡が見当たらなくなってるでヤンスぅ!!」


「兄上はメガネだけじゃないアルよ……。」



 ま、ましゃかぁ! あの非モテ眼鏡が隠れ巨乳な復讐娘と同時に消えるなんてぇ! あの眼鏡も隅に置けないでヤンスな! うらやまけしからんのでヤンス! あとで会ったら爆破テロをお見舞いしてやりたい心境でヤンスよ!



「でも良かったアルよ。今までさんざん女の人に敬遠されてきた兄上にもようやく理解者が現れてほっとしたアル。今まで見合いとかしても、毎回お断りされてた身からしたらスゴイ進歩したアルね。」


「あなたはお兄さん思いなんだね! いい人だ!」


「そんなこと言われると照れるアルよ、タヌキの人。」



 兄妹思いと言うか、これだけ妹に心配されてる眼鏡も大分ダメな兄でヤンスな。しかも聞いたところによるとアニキの流派の跡取りとかで、心配されるのも無理ないでヤンしゅ。あのままだと流派がオワコンになりかねないでヤンスよ。



「でもいいのか、タニやん? これだけバラバラに行動して目的は果たせるのか?」


「黒い犬の人、それなら無問題(モウマンタイ)アルよ。要はこの紙に印を押して回れば大丈夫アル。メンバー分けを維持しろとは龍の女の人も言ってなかったアルね。」



 グループ分けはされたけど、最終的にカップル成立しないといけないだけで、途中はどうしろとか言ってなかったでヤンスな。多分、色々、駆け引きをさせて意外な組み合わせでゴール・インさせようと企んでいるはずでヤンス。サヨ姐さんなら考えそうな事でヤンスよ。



「最終的にカップル成立でゴールすればいいんでヤンス。」


「ふーん。そうなんだ?」


「じゃ、じゃあ、私達で組み合わせないといけないのね?」


「ど、ドキーン!? そ、そういう事になるでヤヤンス……。」


『……?』



 思わず心の声が出てしまったでヤンス! みんな揃って怪訝そうにあっしを見てるでヤンスぅ! うっかりなことをしてしまって窮地に立たされる結果に! こうなってしまったら、キョウナちゃんとゼヒとも……、



「じゃあ、私は団長さんとだね。」


「ん? ああ、そうか。」


「ギョボバァ〜〜〜ン!!!???」



 イキナリ希望を打ち砕かれちゃったでヤンスぅ! そうでヤンスよね……。キョウナちゃんの興味はダンチョー一択なんでヤンした! 普段から見ててなんとなくそーだろうとは思ってたんでヤンしゅ! だから、こんなところでショックなんか受けてるヒマは、ないんで……、



「しょぎゃわ〜〜〜ん!!!!!!」


「ん? さっきからどうしたの、タニシ君? 擬音が口から漏れちゃってるよ?」


「別に漏れ…バボォ〜〜ン!! じゃなくて、漏れてな…ショボぉ〜〜んヌゥ!! 漏…ショバ〜〜ンチョレギンソン!!」


「やっぱり、どこか具合でも悪いんじゃないの? さっきのダメージが残ってる?」



 だ、ダメでヤンス! 心のダメージが意外と大きくて、心の悲鳴がだだ漏れしちゃって、とめどなく溢れまくっているでヤンス! もうどうにも止まらんぬ、でヤンスよ。コレは早く帰って療養生活、絶対安静にでもならない限りは復活できないでやんしゅう!



「犬の人、しっかりするアルよ! まだ私がいるアルよ。私も意中の人がいないから、似たような立場アルね。」


「シャンリンちゃん、マジ天使! あっしと一緒に来てくれるんでヤンスね!」


「ホントは兄上をどうにかするつもりだったアルけど、問題は解決したアルから必然的に私は余ってしまったアルよ。」


「なんだか余り物みたいな言い方は止めたほうがいいでヤンスよ……。」



 なんか、あっしに付き合わせてしまったみたいで罪悪感を感じるでヤンス。これはある意味、兄の眼鏡の粗〇〇の責任とも言えるでヤンスな! 爆破推奨案件でヤンスね。でも、シャンリンちゃんの意中の人って何者なんでヤンスかね?

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