とある世界のカップル譚2〜ハロウィン編〜
今日はカリムのためにサーニャがハロウィンパーティの準備をするが……。
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エピソードタイトル
『ハロウィンパーティのはずが!?』
今日は、ハロウィンパーティ。
あたしは城の警備であまり休日がとれないカリムのために、めいいっぱい心を込めて料理を作った。
もちろん部屋の飾り付けもし、衣装も自分で考えた魔女の格好。
「よし! これなら完璧ね。カリム、どんな反応するかな?」
今度こそプレゼントを、ちゃんと手渡ししないとと思い念入りにチェックする。
「うん、大丈夫そうだね」
あたしはやり残しはないか確認したあと、テーブル席に座りカリムがくる夜を待った。
夜になりあたしは、まだかなまだかな? ソワソワしながらカリムを待っていた。
しばらくして呼びリンが鳴る音がしあたしは、カリムが来たと思い喜び玄関へと向かった。
「カリム、待ってて。今、開けるね!」
あたしは躊躇なく扉を開ける。
「サーニャ。今日は、パーティに誘ってくれてありがとう」
あたしは扉を開けると驚きバタンと後ろに倒れる。
そうあたしの目の前に立ってたのは、まさしく骸骨だったのだ。
だがそれは後に、カリムがこの日のためにと毎日コツコツ作っていた衣装だったことを知る。
それはヒカリゴケを骨の部分に塗った、暗がりで骸骨にみえる衣装だ。
「うわ〜サーニャごめん! あ〜どうしよう。まさかこんなに驚くなんてぇ」
カリムは慌ててあたしを寝室へ運び、目が覚めるまで側にいてくれた。
そのため、楽しいはずのハロウィンパーティはできなかった。
だがあたしは、カリムと一晩中一緒にいることができた。
そのため違う意味ではあるが、あたしにとっていい思い出となったのだった。……【☆完★】
読んでくれてありがとうございますヽ(^o^)
『はぁ、流石にあの骸骨の衣装には驚いたよ!』…by,サーニャ
『ごめんサーニャ。まさか、あそこまで驚くと思ってなかったんだ』…by,カリム
『そうなんだね。だけど、どうしよう。今回も、ちゃんとパーティらしいことできなかったね』…by、サーニャ
『そうだな。ん〜じゃぁ今度、城下街の有名なレストランにでも行くか?』…by,カリム
『えっ! カリム大丈夫なの?』…by,サーニャ
『ああ、勿論だ! (。•̀ᴗ-)و ̑̑✧』…by,カリム
『じゃ、お言葉に甘えて行こうかなぁ』…by,サーニャ
『ε~( ̄、 ̄;)ゞフー……』…by,カリム
と、いう事で……∩^ω^∩
短編なので、またお会いできる日までマタネ*˙︶˙*)ノ"