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女神マナさん!!ヘタレ勇者に恋オチしました☆彡  作者: すみ いちろ
第二章 ~大森林っっ!!夜のロアナール脱出編~
52/59

『撃ち抜かれ♡♪』




 「はいはぁ~い♡♪みなさぁ~ん♡♪こちらですよぉ~ぅ♡♪

  ではではぁ~♡♪行きますよぉ~ぅ♡♪

  …せぇ~のぉっ♡♪!!

 【(スパイラル)する螺旋階段(シューティングスター)☆】~ぁ♡♪」



 

 ピオーネが、オリジナル『能力(スキル)』【(スパイラル)する螺旋階段(シューティングスター)☆】で、『合成(キメラ)化』から『復活』した一般人の方々を『(まゆ)』のようなもので柔らかく優しく包み込み…。

 

 

 『蜘蛛(くも)の糸』のようなもので、羅那(ラナ)たち『鬼一族』の住んでた『断崖絶壁』の『掘り込み式住居』まで、(なめ)らかに滑り込ませ…。優しく送り届ける…。


 

 さながら…。『山頂』から山の『(ふもと)』まで伸びる…。『ロープウェイ』のようでもある…。



 ひとり…。ご機嫌なご様子だ…。ピオーネ…。



 親子づれの子どもたちが、「わーい!わーい!!」…と。


 はしゃぎながら、お父さんお母さんたちと手をつなぎ…一緒に。ピオーネの【(スパイラル)する螺旋階段(シューティングスター)☆】に、優しく包み込みまれて…。


 『新しい住居』まで、送り届けられてゆく…。



 時折、お父さんお母さんたちが、はしゃぎ過ぎた子どもたちに、せめてもの『お礼』に、『おじぎ』をさせて…。『ペコリ』。



 「んふっ♡♪良いんですよぉ♡♪さぁ…乗って乗って♡♪あ…。僕ちゃんお嬢ちゃん♡上手く乗れるかな~ぁ♡?よいしょ…♡♪うふふふっ♡♪」



 さすが…。もと『魔王』『ピオーネ』…。


 いや、みんなは、ピオーネ…が、『もと魔王』だってことを、知らない…。


 『もと魔王』を微塵も感じさせない…。遊園地の『アトラクション』か『パビリオン』の明るい『案内役のお姉さん』のような『立ち振る舞い』…。


 

 『もと魔王』『ピオーネ』…。『順応性』の『高さ』。その『凄み』…。


 この辺が、…凄い…。


 


 ひとり張り切る…。ご機嫌ピオーネさんを、『筆頭』に…。



 疲れ果てた『表情(カオ)』に出来る限りの『笑顔』を浮かべる対称的なその他『四人(ラナマナさんボクとフーコ)』…。



 あ…。でも、僕だけが、この『四人(ラナマナさんシュンタロフーコ)』の中でも『体力(ヒットポイント)魔力(マジックポイント)全回復(フル)状態(ステータス)』なんだけど…。なんだか…。『心境』が…ね…。


 

 マナさんに、『極大転移魔法』【天界大降臨(ビッグトルネードスプラッシュ)】を使わせてしまった…。『事の発端』。ピオーネ…。



 なのに…ピオーネさんと来ましたら…。全部、良いトコ取り…。

 

 ん~…。なに?この状況…?




 左から…。ピオーネ…羅那(ラナ)…マナさん…僕シュンタロ…魔剣フーコ…の順に、『横一列』にならび…『ペコリ』。



 一般人の方々の『挨拶』のたびに、頭を下げる…。僕ら『五人』。



 『魔剣』のフーコさんまでが、頭?なのか?『ピョンコ』と、『直立』して…。『剣先』を『下げて』、『おじぎ』をしている…。



 さすがに、魔剣フーコといえども、疲れたのか…。『苦笑い』みたいなのが、魔剣フーコの『大きな目玉』から(うかが)える…。



 時々…。魔剣フーコが、小さな『声』で、「ど…ども…」…と、お辞儀(じぎ)をしている…。なんだか…。可笑(おか)しい…。



 しゃべる『剣』…。『魔剣フーコ』。『剣』が、『しゃべって』いるのに…。この『異世界(アースラッド)』では、不思議じゃないんだろうか…?一般人の方々に、特に驚いた様子は、無い。


 『着ぐるみ』の?『マスコット』か?『何か』と…『勘違い』?してるんだろうか…?


 『子どもたち』にも、「可愛いぃ~…♡♪」…と、周囲をグルグル囲まれ…。『人気』の『魔剣フーコさん』。


 魔剣フーコも、まんざらでもない様子で…。「ウヘ♡♪」とか「ニマ♡♪」とか…。『ひとつ目玉』で、『顔芸』?なるものを、子どもたちに、繰り広げている…。


 ん~…。なんだか…愛らしい…。『魔剣フーコ』。その『魅力』。子どもたちにも、怖がられずに…。凄い…。



 マナさんも、『笑顔』をみせてるけど…。ちょっと、つらそうだ…。



 ん~…。『異世界(アースラッド)』の『女神様』なんだけど…。


 みんな、一般人の方々は、軽い『会釈(えしゃく)』だけで、素通り…。知らないんだろうか…?マナさんのこと…。




 「この度は、大変お世話になりますですぢゃ…。羅那(ラナ)さんの『お住まい』に、仮にも住まわせて頂ける…。この『僥倖(ぎょうこう)』。なんとぉぉ…。お礼を申しますればっ、良いのやら…」



 『フルフル…』…と。


 一般人の方々の中でも、『最長老』ともお見受けするお年を召した一人のご老人が、一本の『杖』をつき…。『ボロ』を(まと)った状態で…。羅那(ラナ)に、深々と…。お辞儀をしている…。



 羅那(ラナ)…。


 『来たーっっっ!!!!!』…と、言わんばかりの『満面』の『笑み』。


 疲れなど、微塵(みじん)も感じさせない色艶(いろつや)


 羅那(ラナ)の身体全体の素肌が、『ピカーン☆』!!…と、(キラ)めき、『光る』っっっ!!!!!




 「なはは~…っっ!!!!良いってことよぉっぅ!!なぁっ!ご老体っ!!!気にすんなっっ!!年も年だし…。身体には、気をつけてな?新居が、合うかどうかは、分かんねぇが…。ま、なんかあったら、言ってくれよなっっ!!!!」



 

 ご機嫌ついでに、羅那(ラナ)さん…。ご老体の『背中』を、『バッシーン!!』…と、叩きそうになるところを…。


 マナさんが、『片手』で、『ピタリ』。『寸止め』…っっっっ!!!!??



 

 「新居…。整いますよう、後で伺いますね…。羅那(ラナ)同様…、私も、微力ながら…お力添えさせていただきます…」




 『ピカー☆っっっ!!!!!』


 来たぁぁー…っっっ!!!!!!!


 マナさんの、『女神様スマイル』ぅぅ~…っっっ!!!!!!


 なんとぉ、神々しい…っっっ!!!!!まさに、『神』っっ!!!!



 「ふぉぉっっ!?」…と。


 驚いた『ご老体』が、あまりにも(まぶ)し過ぎる…。美し過ぎる…マナさんの『笑顔』と『光臨』に、『ヨロヨロ』…と、『後退』して…。


『ぺたん』…。

『尻もち』をついて、『腰を抜かす』…。



 「はわわぁ~…。お、驚いた…っっ!!!!め、女神様のようですぢゃぁぁああ~…っっっっ!!!!!」



 

 い、いや…。『女神様』…。なんだけどね…。この『異世界(アースラッド)』の…。


 むふふん♡♪本物だよぉ~?マナさんはっ♡♪




 これには、さっきまで、ピオーネと羅那(ラナ)…マナさんの『身体(ナイスバディ)♡』…『美貌(うつくしさ)』に、見惚(みほ)れて…。


 『デレデレ♡♪』と。『鼻の下』を『伸ばして』いた…『おっちゃん』と『男の子たち』…。それを見て「どうなの?」…と、冷たい視線を送りつつも、『羅那(ラナ)…ピオーネ…マナさん』の『美しすぎる身体(ナイスバディ)♡』から『マジマジ』と『目線』を外せなかった『女性陣』たちも…。さすがに、驚き…。『息』を『のむ』…。



 『フルフル…』…と。


 みんな、一様に…。マナさんに…『涙』を『流して』…。『合掌(がっしょう)』して『手を合わす』…。『老若男女』たち…。


 そして…。


 『腰を抜かした』…『ご老体』。『爺さん』の肩を(かつ)いで…。「大丈夫ですか…っっ!?」…と。みんなが、『声』を掛け合い、その場に集まって来ている…。



 ちょっと、やり過ぎだ…。マナさん。


 いや、マナさん本人には、恐らく自覚のない…。『無意識』から出た『光臨』。

 

 ん~…。『(すご)すぎる』…というのも、どうだろう…?


 

 …って、『心の声』っっっ!!!!!ヤバいっ!?


 マナさんに、聴かれた!?


 マナさんと、『隣り合わせ』…の『至近距離』…だし…っっ!!!??



 「テへ♡♪」…と。


 横顔で、振り向いた…。マナさん…。僕の方を向いて…。


 可愛い…。小さなピンクの『舌先』を、『ペロりん♡♪』…と。出して…。『ウインク♡』。



 『ズッギュュュュュゥゥゥゥゥ…っっっっっんんんんんん!!!!!!!!♡♡♡♡』



 『バッキュゥゥゥゥゥゥゥゥ…っっっっっんんんんんんん!!!!!!!!♡♡♡♡』



 『ばったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~…っっっっんんんんんんん!!!!!!!♡♡♡♡♡』

 

 


 『ご老体』よりも、『深く』…。『深く』…。


 その『ハート♡』を、『()ち抜かれ』た…。僕…。シュンタロ…。


 

 

 「ぎょっっっ…!!!!!へぇぇぇ~…っっっっ!!!!!!!!!♡♡♡♡♪♪♪♪」



 

 ドカッ!バキッッ!!ドガゴォォ…んんん!!!!!!



 

 「ぐへ…♡♪」


 


 『ド派手』な『音』を『立てて』…。


 その場に…。『ぶっ倒れ』た…。僕…シュンタロ…。だった…。











 

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挿絵(By みてみん)
― 新着の感想 ―
[良い点] 『女神様』の、マナさんの『てへぺろ☆彡』 そりゃあ~…『ハート♡』撃ち抜かれますわなぁ~(´▽`) マナさんもそうですが、みんなそれぞれ可愛らしいですな✨
2021/11/09 16:31 退会済み
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