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女神マナさん!!ヘタレ勇者に恋オチしました☆彡  作者: すみ いちろ
第二章 ~大森林っっ!!夜のロアナール脱出編~
51/59

『朝』の『光』…!!!!




 ズォゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ~…ン…っっっっっ!!!!!!!




 

 何やら『宇宙空間』?みたいな場所…を。


 彷徨(さまよ)って、いたんだけど…。


 『大きな音』と『振動』が、して…。


 目が醒めたんだ…。



 『宇宙』のような『場所』に、『僕一人』。放り出されて…。


 目が覚める時…。泣きながら…。叫んだんだ…。




 「ラナフーコピオーネマナさんんんん…っっっっ!!!!!!!」



 …って。


 なぜだか…。無性に、寂しくて…。孤独で…。悲しくて…。


 もう、『世界』が、終わってしまったのかと…。思った…。


 大切なのに、誰かを…想い出せない。『悲しさ』が、あった…。



 だから…。


 僕は、叫んだんだ…。『言葉』にならない『言葉(おもい)』…。




 「ラナフーコピオーネマナさんんんん…っっっっ!!!!!!!」


 


 何度か、叫んだんだ…。



 そうすると…。


 あたりが、だんだん…。明るくなって来て…。


 いつもの…。『四人(ラナフーコピオーネマナさん)』…が、目の前に…。いた…。




 「ふおおぉ…。シュンタロぉ…。お帰りぃ~…。気がついたか?(アタシ)は、見てのとおり…。フラフラ…。だよ…。疲れた…」



 「ふおぉぉぉ~…。はわわわ…。シュンタ~…ロぉ…。お帰りなさぁいまぁぁしぃ~…。大変…ん?だったんだぁよぉ~…?ふぉぉぉ…。疲れた…」



 「お、お帰りなさい…。シュンタロ…さん。わ…、私も…。けっこう…。疲れました…。あ…。気にしないでください…ね…」




 気にするよ…。


 気にしないで…って、言われると…。


 余計に、気にするぅぅ…っっっ!!!!


 それに…。


 さ…。三人(ラナフーコマナさん)ともぉぉ!!!!


 『ゾンビ』みたいだぁぁぁぁ…っっっっ!!!!!!?????


 『シワシワ』…。『ヨレヨレ』…。に、なっている『三人(ラナフーコマナさん)』…!?




 「いっ、一体…。全体…。な、何が、あったの…?ものすごく疲れてない…かい?」



 

 「あ…。い、いや…。これには、深~い…、ワケが…。だな…」



 ポリポリと…。気まずそうに…。頭を、()こうとしている羅那(ラナ)の手が、「ピタリ…」…と、止まり…。


 羅名(ラナ)が、『視線』を『僕』から『マナさん』…へと。向ける…。




 「な…?なあ…。マナシス…。そうだよなぁ?気にすんなって、ことだよなぁ…?」



 「え、えぇ…。そ、そうですわね…。き、気にしても…、仕方のないこと…。なのでは、ないのかな…と、思いながらも…。そう…。思うのですが…」




 …と。マナさんが、「ゴニョゴニョ…」…と。『言葉』の『語尾』を濁しながら…。



 「チラリ…」…と。『魔剣フーコ』の方へと…。『目線』を、やる…。




 

 「あ~…。く、空気ぃ~…。空気ぃを読むぅ~…?みたいなぁ~…?こ、ここはぁ…。お、(オトコ)ぉならぁ…。何もぉ聴かずぅ…。黙ってぇ『受け入れる』ぅみたいなぁ…?感じぃ…?じゃないのらかとぉ~思うのぉ…らぁよぉ~?ピルルルぅぅ~…♪?」




 珍しく…。


 『魔剣フーコ』が、『僕』から『視線』を外して…。


 『口笛』を吹く真似事みたいなことまでして…。


 何やら…。焦り口調で、誤魔化(ごまか)している…。




 「へ…?」




 僕は…。「ポカーン…」…と。してしまった…。


 いや…。人生で、『字』のごとく「ポカーン…」…と、することなんて…。そうそう、なかった…。


 『異世界(アースラッド)』に来た時の『衝撃』や、『デウスお父様』『精霊王たち』…と、出会った時…は、「ポカーン」どころか、「ぱっかーん」…と、割れて『魂』飛んで行きそうだったけど…。




 『シワシワ』…。『ヨレヨレ』…。に、なっている『三人(ラナフーコマナさん)』…に、対し…。



 ぷりんプリン♡…と。


 大きな『胸』を、揺らしながら…。


 『キランっ☆♡!!』


 輝かんばかりに美しい『素肌』…。


 『夜明け』の『太陽』に(キラ)めかせ…。


 『流線型』の『悪魔的』な美しい『魅惑身体(ボディ)』を…。『僕』に歩み寄らせ近づかせてから『密着』させ『スリスリ♡』()り寄せる『ピオーネ♡』…。


 『官能(ビキニアーマー)スタイル♡』…っっっっ!!!!!!!!




 「うふふ…♡すべて、お話し致しましょうか?シュンタロ様ぁ♡まあ…。私は…。そちらの『三人』が、とぉっても、『(コワ)い』ですので…。シュンタロ様が、『どぉしてもぉっ!♡』…と、おっしゃるのでしたら…お話し致しますが…?いかが致します?♡」




 「い…。いや…。良いよ…。ピオーネ…。なんだか…、羅名(ラナ)、フーコ、マナさんが、とっても…疲れてるみたいだから…。そ、それに…。『合成(キメラ)化』から『復活』した人たちを…。何とかしなきゃ…だし…」




 あぁ…。すべてを丸く…。おさめたい…。


 いや…。それよりも、『三人』…。羅名(ラナ)、フーコ、マナさんの『疲労感』が、とてつもなく…。半端(ハンパ)じゃない…。


 何が、あったのか…。知らない方が、良いみたいなんだけど…。


 それに…。


 羅名(ラナ)が、『先導』してた…。『合成(キメラ)化』から『復活』した人たち…。どうすれば…。



 顔を、見上げると…。『朝』の『太陽』の『光』…。


 だけど…。


 


 『森』が、『無い』…っっっっ!!!!!????


 『周囲一帯』…っっ!!!!!??


 『あたり一面』、『空』にぃ…っっっ!!!!囲まれてるぅぅぅ~…っっっっ!!!!!?????



 

 「な、ななっっ!!??も、『森』しか見えなかったのにぃ…っっ!!!??ち、『地平線』んん…っっっっ!!!!?????」




 思わず叫んでしまった…。



 

 『朝』の『太陽』輝ける(まぶ)しい『地平線』…に。


 『虹』が…。かかる。


 それも…。ふたつ…。


 『折り重なり合う二つの虹』。『ダブルツインレインボー』…。


 

 

 僕…シュンタロ…が、目を丸くして驚いていると…。



 『朝焼け』と『虹』を(バック)にした…マナさんが…。

 

 


 「は、白状致しますと…。じ、実は…。私が、【転移魔法】を使ったせいで…。『ロアナールの大森林』を…。『丸ごと』…。羅名(ラナ)の『住み家』にしていた『山頂』に…。飛ばしてしまったようなのです…」




 「う、うげっっ!?ご、ごめん…。い、いや…しかし!!ま、マナさん…っっ!!??もともと、君は、【世界(アース)(レインフォース)】を使って、【魔力切れ】…。起こしかけてたんじゃあないのかい…?」




 「そ、そうなのですが…」




 …と。何か、言いづらそうにしている…。マナさん…。




 「あ…。マナシ~スぅ…。気にしなぁ~い…。気にしなぁ…い♪フーコとぉ~…。羅名(ラナ)のぉ~…。【魔力】ぅぅ…。使ったことはぁ~…。気にしぃ~ないっ♡♪!!」



 

 「あちゃっ!!フーコぉ…っ!?あ~…。まぁ…。しょうがねぇ…。フーコの言うとおりだぜぇ…?もう、怒る気もしねぇが…。そこの『ピオーネさん』のせいでよぉ…。マナシスも、もう気にすんな?(アタシ)らは、大丈夫…。だからよぉ…。なぁ…?フーコ…?」




 ピョンコ…。と、ちょっとだけ…。ジャンプして…。


 後は、ユラユラ…。揺れている…。魔剣フーコ…。疲れているせいか…。大きな『目玉』を、ちょっとだけ…『パチクリ♡』



 羅名(ラナ)も、かなり『お疲れ』のようだが、マナさんに、近づいて…。「ぽんぽん」「さすりさすり」…と。


 マナさんの『背中』を『さすって』あげている…。羅名(ラナ)…。




 「ふふ…。『ジェラシー』ですわね…♡♪」



 そう言って…。「ニヤリ♡」。ピオーネ…が、笑う…。


 


 ピオーネの様子を見て…。


 羅名(ラナ)と魔剣フーコが、「もう、ウンザリだ…」…と。言わんばかりに…。『肩』を落として…。ため息を吐く…。




 「「 ハァァ~~…… 」」




 そして…。


 マナさんが、「う、うぅ…」…と。泣きそう…に。なっている…。



 …と。


 ピオーネ…が、マナさんに、近づいて…。(ひざまず)き…。こう言った…。




 「マナシス様…。先ほどは、大変失礼致しました…。しかしながら、『恋』は、『魔物』。恥ずかしながら…。シュンタロ様という【魔性】に、私、『心』奪われてしまいました…。もと『魔王』である私は、微塵(みじん)の遠慮も無く【恋】…すなわち、『シュンタロ様』に身を委ねとうございます。例え、恋敵(おあいて)が、マナシス様であろうとも…。ゆえに、マナシス様…。マナシス様も、このピオーネ…に、どうか、遠慮なさらないでください…」




 大胆にも…。しかし、(かしこ)まりながらも…。堂々と…。


 マナさんに、(ひざまず)き…。『宣言』する…。ピオーネ…。




 すると…。


 泣いていた顔を、上げ…。少しだけ…。


 『ニコっ…』…と。マナさんが、笑った…。


 『朝』の『太陽』の『光』に…。頬伝う『マナさん』の小さな『涙』…。『ふたつ』の『虹』を『映して』…。揺れている…。




 「ふふ…。そうですわね…。泣いてなんかいませんよぉ~…」




 マナさんが、ピオーネ…が。


 お互いに、それぞれの『手』を。『握手』して…。『ふふっ…♡』…と。笑った…。




 なんだか…。とっても…。神々しい…。


 僕は、羅名(ラナ)…フーコ…ピオーネ…マナさんに。


 『命』を懸けても良いと…。思った…。












 

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挿絵(By みてみん)
― 新着の感想 ―
[良い点] これは友情か? 今後の冒険がより楽しくなりそうだ☆彡
[良い点] 待ってましたぁ~☆彡 マナさんとピオーネの神々しいシーンが画になって浮かぶようです(^^) とりあえず、丸く収まったかしら(^^; さあ、お仲間も増えて賑やかになってきましたね~! …
2021/10/31 23:05 退会済み
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