表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神マナさん!!ヘタレ勇者に恋オチしました☆彡  作者: すみ いちろ
第二章 ~大森林っっ!!夜のロアナール脱出編~
45/59

『赤鬼』


 

 

 「ひぇぇぇぇぇぇ…っっっっ!!!!!ひゃうぅ…っっっ!??」




 赤い流星が、夜空に『虹色』の尾を引き…。


 なぜか、『人』?…と、おぼしき『叫び声』を発して、『東の空』へと落ちてゆく…。



 

 ズゴオオオオオオォォォォォォォ…ン…。




 一連の騒動に、ようやく終止符ピリオドが、打たれたかにみえた…この夜。


 

 静寂の中で、駆け抜けた『流星』の『叫び声』に、マナさんが、夜空を仰ぎ見る。

 



 「あっ…。『アレ』は…っっ!!!」


 

 

 全エネルギーを集中解放し、赤く燃え盛る炎の『オーラ』を身にまとわせるマナさん…。


 

 しゃがみ込み…。


 今にも、飛び出そうとしている…っっ!!!!




 「ちょ…っっ!!?マナさん…っっっ!!!!」




 『回復』したとは、言え…。


 ようやく、『星幽体アストラルバディ』が、定着して来たマナさん…。



 にも関わらず…。


 ついさっき、『大魔法ミラクルマジック』【世界アースレインフォース】で、ここにいるみんなを『全回復』させ、『合成キメラ化』した人たちの『魂』を呼び戻して『肉体バディ再構築リレイズ』まで成し遂げてしまった…マナさん。



 

 「マナさん…っ!!ダメだよ…っ!!また、『幽体アストラルバディ離脱ぬけ』しちゃうよ…っっ!!!」




 僕は、必死になってマナさんを呼び止めた。



 

 すると…。



 さっきまでの赤い『炎』のような『オーラ』を、納め…。


 代わりに、気まずそうな『笑顔』で、マナさんが、僕に振り向いた…。




 「あっ…、シュ…シュンタロさん…。ご…、ごめんなさい。そうですわね…。そうでした…。私…。また、『幽体アストラルバディ離脱ぬけ』…してしまうところでしたわね…」




 ちょっと…。


 うつむき加減で…。


 「うぅ…」…と。表情カオを曇らせる…。マナさん。




 「あ…。いや。ごめん…。やっぱり…気になるよね?さっきの赤い『流星』の『正体』。ん~…。でも、僕は、マナさんの今の状態の方が、心配…かな?」




 そうなんだ…。


 マナさんは、この【異世界アースラッド】を、『維持』させるために、普段からかなりの【魔力量】を『消費』している。


 漏れ出た【異世界アースラッド】の【魔瘴気】を、マナさん自身に取り込み…上手く【魔力】へ『変換』…『循環』させては、いるようだけど…。



 急激な【魔力消費】は、いくらマナさんと言えども、動けなくなるほどの『星幽体アストラルバディ離脱ぬけ』を、起こしてしまうのだ。




 パアァァァァ…。



 急に…。『表情カオ』を、輝かせる…。マナさん…。



 

 「シュンタロさん…っっ!!!!」




 抱き…っっ♡




 「ふおおおぉぉぉ…っっっ!!!!」




 柔らかなマナさんの『お胸』が、僕に『ふわり』。


 マナさんの『金色』の『髪の毛』の良い匂い♡が、僕の『鼻もと』に、かかり…ふわふわ…と、くすぐる。




 「ち…っっ!!おいおいおいぃ…っっっ!!!!お二人さんよぉぉ~…っっ!!?こいつらぁ…一体どうすんだよぉ~?ワラワラ湧いて出て来たぁ『一般いっぱんぴーぽー』をよぉぉ~…っっ!!!?」




 羅那ラナが、腕組みして『仁王立ち』…。


 真っ赤に燃え盛る『赤鬼』さんに、なっている…。


 羅那ラナの『周囲』を取り囲む『物質』が、一度は、納めた『羅那ラナ怒気バーニングファイア』で、今にも一気に『蒸発』してしまいそうだ…。




 「うぅ…。ら…、羅那ラナ…」




 マナさんが、とっても嬉しい『ハグ♡』を、『ピオーネ』に負けじと…ここぞとばかりに…『むぎゅむぎゅ♡』してくれるこの上無い『状況』…。


 のはずなのに…。


 羅那ラナに、にらまれる…。この上無く嬉しく無い『状況』。


 うぅ…っ。気まずい…。




 「あらあら…。お見苦しい限りですわね…。『嫉妬ジェラシー』ですか?羅那ラナさん?私…ピオーネは、『つい先ほど』…たぁ~ぷり…シュンタロ様から『英気』を吸わせて…頂きましたからね~ぇ♡羅那ラナさんだけ…ね?残念♡うふっ♡」




 「あ!?んだとぉぉ…っっ???この、毒蠍サソリオンナぁ~…っっ!!!??もっぺん、やろうぉってぇぇのかぁぁぁ…っっ!!!!???」




 羅那ラナが、ズンズン…と。


 ピオーネに、突き進んで行く…っっ!!!!!


 それに対し…。『悠然』…と、構えるピオーネ…。




 僕ぁ…。小さな声で、マナさんに…「ちょ、ごめんね…」と、言い…。羅那ラナと、ピオーネの『間』に割って入る。




 「シュンタロぉぉ…っっ!!!そこどけぇぇ…っっ!!!」




 羅那ラナの『怒気バーニングファイア』が、僕の身体ごと熱く焦がす…。いや、本気マジで燃えてるんだけどぉぉ…っっ!!!!




 ゆらゆら…と。揺らめく『炎』…。羅那さんの美しい『身体バディ』。『赤鬼レッドオーガ覇気ブースト』。





「どけぇ~…っっ!!!!シュンタロぉぉ…っっっ!!!!!そこどけよぉぉ…?シュンタロぉぉ…お?」




 





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
挿絵(By みてみん)
― 新着の感想 ―
[良い点] 今回はハーレム展開ですね。 マナさんにギュっとされっちゃって。 ラナの最後の「?」が気になるところ。 次を楽しみにしています☆彡
[良い点] はあああ!シュンタロさんうらやます!!(>_<) 私もマナさんのナイスなバディでぎゅっ☆彡された~い(笑)
2021/10/17 00:43 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ