『ゴッドファーザー』…っっっ!!!!
ズゥゥゥゥ…ン…。
ズゥゥゥゥ…ン…。
真夜中に響きわたる…。
重々しい『重低音』…。
聴く者を『震撼』させる『震動』が…。
深夜…。深く…。
【ラーマの大神殿】の『深奥』…。
【想いの泉】にたたずむ『天使』たちの『鼓膜』と『心臓』を…。
震え上がらせる…。
「ふ…、ふえぇぇ…っっっ!!!」
「き…、来た…」
「ぐ…っっ!!」
「おひぃぃ~…っっ!!!!」
『四大天使』たちが、口々に…。口をそろえて…漏らしてしまった『声』…。
【ラーマの大神殿】…。内部…。
届かぬほどの『高き』『天井』『スレスレ』…に。
『巨大な』『巨軀』…。
揺れ動く…。『影』…。
見る者を『震撼』させ…。
『畏怖』…という『言葉』のままに、その場にいる者すべてを『空間』ごと『圧縮』させる…。
『スキル』『真空間圧縮』【覇神の聖光気】…。
「何…しとるんぢゃ…あ?お前たちぃぃぃ…い?」
「「「「 デぇぇぇ…っっっ!!!!!デウスぅぅぅ~お父様ぁぁぁ~…っっっっ!!!!!!!! 」」」」
『四大天使』たちが、口々に…。口をそろえて…叫んでしまった…。
迫り来る…。眼前の『巨大』な『影』…。
「誰が…、『お父様』ぢゃぁぁぁ~…っっっ!!!」
『ニヤリ♡』…と、『巨大』な『影』…が、笑う…。
「お父様~ぁぁ…っっ!!!!」
「オヤジ…っっ!!!!!」
「お父上…っっ!!!!!」
「パパぁぁ~…ん♡♪」
『四大天使』たちが、口々に…。口をそろえて…『好き放題』に、『巨大』な『影』の…『足もと』…に、叫び…駆け寄る…。
「ぐぉぉらぁ…っ!!ぐぉらぐぉらぁ…っっ!!よさぬぅぅ…っっか!!!!お前たちぃぃぃ~…♡♪」
すり寄る『天使』たちに…。またもや…。『ニヤリ♡』。
『巨大』な『影』…が、『笑う』…。
ズズウウゥゥゥゥゥゥゥゥ…ン…。
【神王デウスお父様】…。だぁぁぁぁぁぁ…っっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!
「ぐぶぁっはっはっはっ…っっっ!!!!!!!大体の『察し』は、ついておる…。お前たち…。『マナシス』の『真似事』を、してみたかったんぢゃろぉぉぉぉ…?」
コクコク…。
…と。
『四大天使』たちが、『目』を『白黒』させて…。大きく…。深く…。うなずく。
「……で?お前たち…の『筆頭リーダー』。『天使』【ラファエル】こと…。『ラファリー』ちゃんが、いないではないか…?」
またもや…。大きく…。深く…。コクコク…。うなずく『四大天使』たち。
「「「「 ラファリーが…っっ!!!!いないのです…っっっっ!!!!! 」」」」
「分かっとるわいぃぃ…っっ!!!!」
…と。
『四大天使』たちの、分かりやす過ぎる『素ボケ』に…。いつもの『ツッコミ』を、【神王デウスお父様】…が、入れつつ…。「ふむぅぅ~ん…」…と。唸る。
「あぁ~…。『ラファリー』ちゃんのことぢゃ…。『想い』…が、強すぎたんぢゃな…。『私の勇者さま』…とやらに、会いに行きたかったんぢゃろ?違うか?」
「「「「 え…っっっ!!!! 」」」」
あまりに分かりやす過ぎる『四大天使』たちの『反応』…に。
半ば、「ガクッ」…。…と、よろめき…。転倒しそうになりつつも。
「イカン…。いかん…」…と。途切れかけた自身の『意識』を、しっかり保ちつつ…踏ん張り…。
「ふぅぅぅ~…」…と。ため息をつく【神王デウスお父様】…。
「全く…。困った可愛い奴らぢゃ♡ワシの『目』を盗んで…。『文字どおり』…『神器』【デウスの目】を盗み…『シュンタロの世界』…に行けると想うたか?あれを、まともに使えるのは…『マナシス』と『マナシスの母親』だけぢゃ。ワシとて…無理なシロモノよ…」
またもや…。
「ふぅぅぅ~…」…と。ため息をつく【神王デウスお父様】…。
しかし…。
思いついたように、『目』をパァァ…と、輝かせ…。
【神王デウスお父様】…の、巨大な『指パッチン♪♡』…が。
バッチィィィィィィィ~…ン♡♪
……と。
真夜中の【ラーマの大神殿】…に、鳴り響く。
「ふえぇぇ…っっ!!!!」
「ふぐぅぅ…っっ!!!!」
「ぶもぉぉ…っっ!!!!」
「ぐっっっ…っっ!!!!」
あまりの『巨大』な『指パッチン♪♡』の『音』…に、驚く。『四大天使』たち。
「うおおぉぉぉ~…い♡!!?誰か…、おらぁぬぅぅ…っっか♡♪!!!!!?」
『巨大』な【神王デウスお父様】…の『声』に、またもや…。
「「「「 ビクッ!!!! 」」」」…と。ビクつく…。『四大天使』たち。
バァン…っっ!!!バァン…っっ!!!
…と。
またも、またもや…。
『巨大』な『手』のひら…を、『打ち鳴らす』【神王デウスお父様】…。
もはや…。立っては、いられない…。『四大天使』たち。
ヘナヘナヘナ…。
…と。その場に。ペタリ…と。ヘタリ込む…。一同。
「お呼びでしょうか…?【神王デウス様】…」
【ラーマの大神殿】…。
真夜中の白い大理石の『床』から、スーッと…、立つようにして現れた…『影』…。
光輝く…『月』を『背』に…。
【無の精霊王】【アナスタシオン】…が、現れた…。
「ふむ…。『ラファリー』ちゃんを、探して来てほしいんぢゃが…?出来るかの?」
「承知致しました…。必ずや、見つけて参ります…」
『言葉』よりも素速く…。『一瞬』で…。『姿消す』…。『影』。
【無の精霊王】【アナスタシオン】…。
「ふむ…。頼んだぞ…」
『言葉』を言い終えた…。【神王デウス】の『眼前』には…。
白い『大理石』の『床』が、『月』の『光』を映し出すのみであった…。




