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女神マナさん!!ヘタレ勇者に恋オチしました☆彡  作者: すみ いちろ
第一章 ~飛び出せっっ!!!異世界(アースラッド)降臨編 ~
34/59

限界超え…っ!?




 「ドカッ!!バキッ!!!ドガゴオォォンン…っっ!!!!!!!!!」




 僕は…。


 『大聖堂』…に、一人取り残された『絶対恐怖』で…。


 『大絶叫ウルトラシャウト』して…。


 『祭壇』の裏側の奥にある部屋…羅那ラナ、マナさん、魔剣フーコ…へと、突っ込み…ダイヴした…。




 「ぐぶぉあぁぁ…っっ!!!!うっち!!げぼへぇぇぇ…っっっ!!!!!!!!!」




 部屋に飛び込んだ勢いで、僕…シュンタロ…は、何かで『ミゾオチ』を強打し…『腹部』を圧迫…。



 足が、もつれた先のテーブルの角で、『額』を打ちつけ…倒れた先の床で…『アゴ』を、強打…。



 さらに、勢い止まらず…横転し、ブチ当たった先の壁の戸棚から…『土鍋』が、落下し…『頭』を、直撃クリティカルヒット…。



 クラクラ…と、『目』から『星』が…『ヒヨコ』が、飛び回り…ぐるぐる回転する部屋の中を、転げ回り…。



 最後は、用途不明の巨大な『タライ』が…天井から、『隕石落下メテオ』。




 僕は…。


 新たな生活の場を求め…引っ越し先で水辺が、無く…干からびて倒れている…瀕死の『ヤドカリ』のように、なっていた…。





 「大丈夫ですか…っっ!!?シュンタロさん…っっっ!!!!!!」



 

 『土鍋』と『タライ』を、かぶった僕…に。


 いつかの…天使マナさん…の声…。


 そう遠くないはずの…数秒先の未来へ、やって来たはずなのに…。


 なぜか、懐かしい故郷のように感じる…ぬくもり…。




 意識が、朦朧もうろうと…混濁するなか…。

 片目で、薄目を開けると…。


 

 

 『メイド』仕様の…純白フリフリ『エプロン』…を、いつの間にか着用したマナさんが、…ふるふる…と、その愛らしく大きな瞳と胸を震わせ…。


 

 『包丁ほうちょう』を握ったまま、危なっかしい手で、僕を、やさしく介抱しようとしている…。



 

 キラーン…☆



 

 「ぼ…僕を、おなべに…入れて…」



 


 よく分からない言葉を僕は、発し…。

 閉じていた…もう片方の目を、うっすら開けてみる…。




 

 『ビキニ姿アーマー』のまま、『メイドエプロン』を着用した羅那ラナが、…お尻を…ふるんっ…と、震わせて振り返る…。




 「シュンタロ…っっ!!!!血っ!!出てるぞ…っっ!!!!!」




 羅那ラナの…たわわな…たおやかな…胸の谷間が、僕の眼前に迫る…。


 

 

 口腔内こうくうないに、『鉄の味』を感じ…。


 流血が、鼻腔びくうから…垂れていることを確認する…。




 「がふ…っっ!!!」




 ぽよぽよ…。


 ほわわ…。




 二人マナラナ…の大きなお胸に…包み込まれるようにして…。


 おそらに昇る…僕…シュンタロ…。


 

 もう…。

 想い残すことは…無いです…。

 アーメン…。




 僕の昇天しかけた【星幽体アストラルバディシュンタロ】の右足を、マナさんが、つかみ…。



 同じく、【星幽体アストラルバディシュンタロ】の左足を、羅那ラナが、つかむ…。




 「 「しっかりしろぉっっ!!!!シュンタロぉ…っっっ!!!!!」 」




 二人マナラナが、同時に、叫び…。

 

 【星幽体アストラルバディシュンタロ】を、肉体ぼくへと…ブチ込む…。


 

 

 「ビッタァァぁぁぁーーーーん…っっっっっ♡!!!!!!!!!」




 謎の叫び声を上げてしまった…。

 

 【星幽体アストラルバディシュンタロ】…。




 「ていぃぃ…っっっ☆!!!!!!!」




 後ろから…魔剣フーコ…が、【星幽体アストラルバディシュンタロ】の頭を、さくっ!!…と、ボゴォォン…っっ!!!!☆…と、気合い一発!!…叩き込む。




 「ぼへぇ~…☆」




 僕は、【世界アースラッド】に来てから…何度目かの失神を…しかけた…。




 【星幽体アストラルバディ】…に、『たんこぶ』を…ダルマさんのように、こさえて…。


 

 

 魔剣フーコ…は、あの一瞬で…僕の【星幽体アストラルバディ】の頭上に、…『2連撃』…叩き込んだらしい…。



 

 「【星幽体アストラルバディ】もぉ~…余裕でェ~…サクさくっ♡!!斬れちゃうぅ~のォ~らぁ~…♡!!!!」



 

 僕の身のたけほどもある剣…炎の魔剣フーコ…。


 

 魔剣フーコ…が、台所キッチンで、自身の刀身を…ブンブン…振り回し、ガシャン!ガチャン!!…と、フライパンやら食器を…落としまくる…。

 



 

 「へへ…。余裕で左手を【星幽体アストラルバディ化】させて、シュンタロの【星幽体アストラルバディ】を、肉体にブチ込んでやったぜ…っっ!!!!」




 僕の左足をつかんだまま、離さず…。

 

 羅那ラナが、『スキル』【極金剛力ダイアモンドレギオン】で、『体術』【逆縦四方固め】を施し…僕の下半身を、【星幽体アストラルバディ】ごと…締め上げるぅ…っっ!!!




 「ぎょ…、ぎょぼぉへぇぇ…っっっ!!!!!!!」




 ら…羅那ラナの…ダイナマイトな『胸』の感触と…はちきれそうな『お尻』…が、が…眼前に、むぎゅむぎゅ…♡迫り来るぅ…っっ!!!!

 



 

 「あら…。【次元上昇化】させ、身体の一部を【星幽体アストラルバディ化】するのは、造作ぞうさもないことですわ…っ!!!」



 

 マナさんが、羅那ラナの『お尻』…と…『僕の顔』…の間に、さらに…『むぎゅ…っ♡』…と、割り込み…。

 

 二重に重なる僕の身体と…まだ定着しない【星幽体アストラルバディシュンタロ】の上に…『マウントポジション』…で、乗っかったまま…。

 

 

 …僕…シュンタロの身体を、強烈な『内股うちももの筋力』で…『万力まんりき』…のように…『圧迫プレス』…っっっ!!!!!!!!!!


 

 孫悟空の頭を締めつける金の輪っかのように…マナさんが、僕の頭を…むぎゅぎゅっ!!…と、これまた…とんでもない握力で締めつけるぅ…っっっ!!!!


 


 

 「痛ぇぇぇェェェ…っっ!!!イデデデデデ…っっっっ!!!!!」



 僕の声…を、無視して…。


 何やら…マナさんが…。

 

 むにゃむにゃ…と、目を閉じて…。

 何かの『呪文』の『詠唱』を…し始めた…。



 

 「荒ぶる我が【全界スベテヲ救世主スクウモノ】の御魂みたまよ…。しずまり給え…。【世界アースラッドを喰らう者】を討滅し、【闇】に…【光】導け…っっ!!!!!!!」





 ピカッ…。




 僕の身体全体が…、光はじめる…。



 

 いや…。しかし…。


 そうか…。


 【全界スベテヲ救世主スクウモノ】とか…。

 【世界を喰らう者】とか…。

 【世界アースラッド】の外側に広がる…【闇】…の存在とか…。

 忘れてた…。



 

 ちなみに…。



 荒ぶってないんだけどなぁ…と、想いつつも…。


 鎮まれない…。

 荒ぶってるのか…。僕…シュンタロ…よ。


 


 だって…。

 

 マナさん…が、僕の胸に…『お尻』を密着させて…『マウントポジション』…とってるんだから…。




 …と、遠のく意識の中で、想う…。




 いつもなら…。


 ふおおぉぉぉ…っっ!!!!!! …とか、言って…。

 

 立ち上がれるんだけども…。


 



 休息もなく…もとの現実世界から…【世界アースラッド】…へやって来て…。


 

 

 最初の【精霊王たちのうたげ】でも、ほとんど…飲み食いというものをせぬままに…。



 

 強烈すぎる【世界アースラッド】の【魔瘴気】を…マナさんの【加護】が、あったとは言え…浴び続け…。



 【木の精霊王レグノス】からもらった、【世界樹せかいじゅの実】を飲み込んだことによる…急激な肉体の変化…と強力な【魔力】の【付与】…。

 



 膨大すぎる…マナさんからの…【魔力共有】…を、一心に…この身に受けとって…。




 

 どうやら…僕は…。




…【魔力マジック障害アンビバレンス】…に、陥っているらしい。




 

 「ご、ご飯…」


 


 羅那ラナ…と…マナさん…の、手料理が…食べたい…。


 


 そして…。


 

 羅那ラナ…と…マナさん…の…。

 胸に抱かれて…眠りたい…。


 

 フーコ…も…一緒に…寝よう…。


 

 四人ラナマナフーコぼく…一緒…に…寝よう…。



 

 

 「おやすみ…」




 

 僕…の、意識…が、プッツリ…と、途切れ…た…。












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挿絵(By みてみん)
― 新着の感想 ―
[良い点] すみさんとお呼びしてもよろしいですか? すみさん、面白かったです。 一気に読んでしまいました。 私のお気に入りは、魔剣フーコです。 なんか可愛くて色っぽいです。 これからも楽しみに読…
[良い点] お二人のたわわなお胸に包み込まれるシーン…… シュンタロ、そこ変われよ~! と、言いたくなりました(´▽`)(笑) そういえばシュンタロさん、現実世界でぶっ倒れて(でしたっけ?)、こ…
2021/09/10 02:15 退会済み
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