女神様マナさんのチートすぎる美貌!!!~その魅力が、たまらなく僕の身体温度を急上昇させ半端ない熱量が、一点に集中回復させるのです!!~
「…さん。……さん…」
…
「シュン…タ…ロさん。シュン…タロさん…」
…っ!?
一瞬、頭が、クラクラして、まだ、はっきりと意識が、戻らぬまま朦朧としながらも重たい瞼が、少しだけ開く。やがて、その隙間から、未だ霞んだ視界に、ようやく光の像として、脳内に認識され、映し出された、その…人?らしき…顔?が、ボンヤリと、浮かんでいる…。
…っな!?
驚愕した。
白よりも透き通る肌に、金色の長い髪の毛は、束ねられておらず、とっても大きなエメラルドグリーンの瞳が、優しい眼差しで、僕を見つめている…。小顔で、ピンクの口唇が、艶やかに揺れている…。
「シュン…タロさん…」
えーーーーーッッ!!??
もう一度、驚愕した。
美しすぎるその美貌に、霞んでいた視界が、よりクリアになる。いや、もとの視力より、遥か格段に、良くなった気がした。
「あ…、あの…?」
僕の頭の中は、混乱していて、全く事態を、飲み込めていなかった…。
しかし、それよりも、目の前の、確かに女性であろう人物に、見惚れてしまい、僕の心の最深部は、混沌と化しており、空白の時の真っ只中であった…。
「目覚められた…のですね?」
ニコッ…と、彼女が、笑う。
その微笑みに、身体が、熱くなる…。
「あ…、あの…っ、アナタは…?」
僕は、彼女の大きなエメラルドグリーンの瞳を、見つめてしまった…。
「シュンタロさん…、はじめまして。私は……、マナシス…です」
なっっ!?
まさかっ!?
とは、思ったけど、やっぱり、そうなんだっっ!!!
って、言うか、あり得ない…。
いや、よそう…。一度、死にかけたんだ…。いや、ひょっとして、死んだ?
あれだけ、衰弱しきっていた僕の身体は、すっかり元気になって、トイレで、倒れていたはずなのに…。
…
て、えーーーーっっ!!??
倒れた時に、降ろしていたはずのパンツとズボンは、きちんと、履かされており、僕は、自分のベッドに寝かされていた…。
結婚して下さい…。
心の中で、プロポーズした…。
それよりも、みるみる気力と体力が、回復しているのが、分かる。マナさんが、近くにいると…。不思議だ…。
僕が、マナさんに、惚れてしまったからだろうか…?
僕は、ベッドから上半身を起こそうと、すると…。
「アレッ?」
思ったように身体に力が、入らず、再び倒れそうになった、その瞬間…。
ぎゅっ…。
「ーーーーっ!?」
マナさんに、抱きしめられてしまった…。
そして…。
「はぅぅ…!?」
柔らかくて、あたたかいものが、優しく、僕を包む…。
「マ、マナ…シスさん!?」
「大丈夫ですかっっ!?」
ありがとう…。本当に、ありがとう…。生まれて来て良かったよ…。こんなに、幸せな気持ちになるなんて…。きっと、僕を生き返らせてくれたのは、もう、マナさんなんだろう…。
「あ…、だ…っ大丈夫ですよぉ…」
僕ぁ、ヘラヘラ笑いながら、そう、言ってしまった…。なんて、申し訳ないのだろう…。きちんと、お礼を、言うべきだ…。
「あ、あのぉ…、す、すみません…。こ、この度はぁ、僕を助けて頂き…あ…」
きちんと、言おうとしたんだけど、何て言えば良いのだろうか…。
思考回路は、停止寸前…。
無理もない。
だって、マナさんに、ぎゅっ…ってされ続けたまんまなんだから…。
とっても、良い匂いだ…。
そ、そうだ…。まだ、な、名前すら、な、名乗…っていなか…ったな…。
「あ、ありがとう…ご、ございます!!ぼ、僕ぁ…」
その時、僕は、マナさんの衣装に、気がついた…。
本当に、女神様?の着ている白い衣そのままに…。
ただ…、
光の加減で、透けている…。
ズギューンッッ!!!!!
気力、体力ともに、全回復!!
状態異常なし!!
オールクリア!!!
パラメータが、振り切れ、リミッターが、外れる。
みなぎる力が、僕の身体の一点に、集中するっ!!!
熱いっっ!!!!!
その時、炎熱操作系の『スキル』でも獲得できそうな勢いを、感じた…。
「僕は、狭間瞬太郎!!マナシスさんっ!!僕ぁ、マナシスさんのことを、守り続けますっ!!!!」
なぜだか、そんなことを言ってしまっていた…。
なぜだろう…?
ユーザー登録で、ペンネームが、シュンタロだったので、マナさんも、知ってはいたけれど…。
マナさんは、クスクスと、笑い、何かを、僕に、言いかけた…。
その…、とても、神々しくて、優しい大きなエメラルドグリーンの瞳で、僕を、ジッ…と、見つめて…。