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暁弔の末路  作者: 暁雪
【片羽の天使】
13/34

【拝啓君へ−2】


ーーー君が自殺した。

そう聞いた時は、意識が遠退く程の衝撃を受けたのを覚えている。

そして、其の後に訪れた感情は···喪失感。

君の『自殺』がほぼ確実と化した時、友人であった俺も周りから色々かれたが、頭が上手く回らずに唯「分かりません」と繰り返すばかりであった。

何故、どうして····

何度自問自答しようと、一向に答えは出ないまま、もう3日が過ぎた。

「夜深····」

君の、下の名前を口に出す。

途端に、落ち着いた筈の喪失感が溢れてきた。

君の死を、どうやっても完全には受け入れる事が出来ない。

君はもう居ない。

解っている。

なのに······

そんな俺を見て君は、何を思うのだろうか。

「気にするな、くだらない。」と、いつものように嗤うのだろうか。

それとも··

それと、も······?

ーーー解らない。

きっと、いくら考えても答えは出ないのだろう。

君の事は誰も解らない。

······もしかしたら、君ですらも。










【拝啓君へ】は全て、雨宮視点となる予定です。

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