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200文字小説集 vol.2

泣ける恋愛ものの映画を見るときは…(200文字小説)

作者: 日下部良介

 彼女と映画を見に行った。

 泣ける恋愛ものの映画だった。

 映画を見ながら彼女は何度もハンカチで涙をぬぐっていた。

 僕も涙が止まらなかった。

 それほど感動的な内容だった。


 見終わって、映画館を出た。

 彼女は満足気に微笑んで、映画の感想を話し始めた。

 僕は未だに涙が止まらない。

「本当に感動したよね」

「そうだな」

「でも、あなたがこんなに泣くなんて意外だわ。優しいのね」

「まあな…」


 今更、花粉のせいだとは言えなくなった…。




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― 新着の感想 ―
[一言] まさか、恋愛映画が苦手な人に、こんないい手があったとは! もっと早く知っていれば、横で涙流しながら見ている元カレと、喧嘩しないで済んだかも? だって私、アクションやサスペンスでないと集中でき…
[一言] 辛い季節になってきましたね。 私も花粉症なので、泣けるドラマとか見るとぐちゃぐちゃになってしまって困ります(笑)
[一言]  うまい、座布団一枚と、読了後つぶやきました。
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