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ウシノシタクサ オダマキ オトギリソウ

作者: クレオメ

もし、元彼と母親が会ってたら?


彼と付き合ったのは

一ヶ月間彼氏が出来るのは二回目でした。

彼は長身の目を引く人でした。

何度か会っていくうちに好きになっていきました。

ケータイで相手の写真を撮ったりして彼の親に怒られたりもしましたが、とても楽しかったのです。

そんな中、私は告白しようとしたのです。でも私は悩みました。それは、年が3歳離れていること、住んでいるところが離れていることです。それを友達に相談したら、好きになったんだから告白してみなと私の恋を応援してくれたのです。

私は思い切って、告白しました。本当は直接会って告白したかったけど、離れていたので

電話でしようとしました。でも、それも彼がびっくりして切ってしまい、メールで告白しました。

そんな中、私はまだ付き合うということを母の考えでも私の考えでもしたくなかったので彼の気持ちは聞きませんでした。

しかしなんと彼も私と同じ気持ちでいてくれたのです。そのことを告白の数日後に聞きました。私は、とても嬉しく思いました。

それで、しばらくは両思いということだったのですが、彼が私たちは両思いではとどまらない。付き合おうと言ってくれました。

少し抵抗があったものの嬉しさで付き合いはじめました。

そして、母にもこのことを告げました。

最初は反対気味の母も納得してくれました。

父にはなんだか恥ずかしくつげれませんでした。


私と彼は毎日何度もメールでやりとりをしていました。何度もずーっと一緒にいようや好きということを言い合いました。

そんなある日

彼とは歳も離れていて、場所でも離れている。

とても不安になり私は彼を試してしまったのです。

元々家のことで少し問題があった私は彼にそのことを打ち明けたりしました。

でも、彼はあまり反応してくれなかったのです。私は、もっと反応して欲しかったのです。というか、私は、そんなに男の人を信じられないので反応してくれないと不安でしかたなかったのです。

そんな私は、不安が積もっていくばかり。

そして、友達に相談しながらもなんとかやってきましたが、私から最後の彼を試して別れを告げたのです。そこで引き止めてくれればなんて、都合がいいのかもしれない。でも、そうしないと私はやっていけなかったのです。結局私と彼は一ヶ月で別れました。

別れた後何度かメールが来ましたが、メールを読むことはありませんでした。

そんな時、母は何度か彼のことを口にしてくるのです。不思議に思って私は、母のケータイを勝手に見てしまいました。

なんと母は彼と連絡を取り合っていたのです。とても嫌で仕方ありません。私は母に連絡を取っているのか聞きましたが、「とっていない」というのです。でも、ケータイを見る限り楽しそうに連絡をとっていたのです。

ある日母は、私にこんなことを言いました。

「彼は父親が居なかった」のだと。私は、少し嫌な気持ちになりました。彼が私は自分のことを伝えたのに彼は何も言ってくれなかったこと、母が知っていること、連絡をとらないでと前に言ったはずなのに、連絡を取っているかもということです。

その後でも、親戚や友人などに付き合うということなど聞かされるのがなぜかたえられませんでした。理由はいくつかあるのかもしれません。

そして、母は挙げ句の果て彼に私へのプレゼントというものを持ってきました。

母は、「前に私と母と彼の三人で会った時に貰っていたものだ」と言っていましたが私は彼と会ったのかもと思いました。

本当にもう会わないでや連絡を取らないでと言いましたが、念のため母のケータイを見ると、連絡を取っていたり会ったことがあるようなことが分かりました。母は、彼と会ったことがあるのは認めましたが、それ以上は分かりません。私はそれからも何度も母のケータイを見ました。彼のケータイが壊れたとかで一時期連絡を取っていなかったのでもう大丈夫かと思いそれ以来見ていませんでした。

両親の友人の結婚式に呼ばれた時、私に付き合っている人はと聞かれた時に父がいい感じの人がいたらしいけど私が彼のことがダメで今はいないみたいと答えた時に、あれ、父はどこまで知っているのだ?と思いました。私から彼のことを少し言ったこともあるけど母から付き合っていたことは聞いたのかもしれません。

母は事務に勤めていました。

ある日、母の仕事場の待機場所で待っていました。私は母にケータイを借りたのです。それで、彼との連絡をまた取っていることが分かりました。

もう、誰も悪くはないかもしれないけど、嫌で仕方ありません。

そのメールには「時間があれば会いましょう」と書かれていました。

勝手にメールを見ることは悪いとは思っています。でも、母も彼も嫌になります。

母とはいろいろもめて一件落着したところで、もうもめたくありませんし、彼とは連絡を取りたくありません。 でも母は私達のことを思ってくれているのかもしれない。彼も彼で私のことを考えてくれているのかもしれない。だから私ももう少し大人になったらきちんと自分の意思を伝えよう…

と思います。

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