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始まりの屋上

俺は学校が嫌いだ

俺は家族が嫌いだ

俺は世界が嫌いだ

だったら俺はいったいなにが好きなのか...

俺は人があまり好きではないというか苦手だ

人はどうせみんな裏切って去ってしまう

『信頼』という心を持って行って

だったら最初からそうしないように、裏切られないように自分から手放せばいい


家族

心が安らぎ、楽しいところだったら良かった

しかしそうは行かなかった

俺の家の家系は頭が賢い家系だった

上には姉が2人いるがそのどちらもいまは海外の賢い大学に留学していた

しかし俺は今までのなかで一番の何も出来ないクズだった

毎日毎日姉と比較され親にはどうしてお前はこんなことも出来ないんだと暴力を受けだんだんと俺は正気でいられなくなった

学校生活もみんなから呆れられ相手もされなくなった

いまとなってはそれはとても都合のいいことだった

もとからあまり関わりたくなかったのだから相手から関わりをなくしてくれることはすごくありがたかった

でも例外がいた

屋上に一人でいた俺に気安く接してきてフレンドリーな顔立ちをしたやつだった

『こんなところでなにしてるの?』

『…』

『えー無視ー?ひどいなー』

『…』

『ねー聞いてるー?』

『うるさい』

『お、聞いてくれた。んーなにから言おうか

ま、無難に自己紹介だね

僕の名前は月紅美。好きなのは女かな笑』

『馬鹿か

それにしてもずいぶん女っぽい名前だな』

『おー?すこしは僕に興味持ってくれた?』

『別に』

『んーそっかーまぁいずれ興味持ってくれるしね』

『は?』

『なんでもないよ今の忘れて♪』

『気持ちわりぃ』

『あははっ随分はっきり言うねー』

『はっきり言って何が悪いいいからどこかいけ』

『んーまぁそろそろだしね。

じゃどこかへ行くよ』

『さっさといけ』

『相変わらず冷たいなー。それじゃまた来るよ』

『来なくていい』

『あははっ』

そして月紅美はおれの前から姿をけした

『ちっ、うるさいヤツだったな』

俺はそういって屋上の扉を後にした

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