119章 血の誓い
男が扉を二度ほど叩いた。
わずかな間を置き、扉の向うから返事がする。その声を聞いただけで胃が痛み出して踵を返したくなるが、そういうわけにもいかない。
「どうして俺が居残りなんだ。ギャリーのヤツ……」
男は独り毒づくと、気を取り直すように咳払いをして背筋を伸ばした。
「失礼します」
部屋に入ると、窓際で背を向けていた初老の男がゆっくりと振り返ってくる。杖を突き、わずかに曲がった腰。しかし、杖を必要とするのは年齢からくる衰えのためではなく、過去に片足を痛めたことが原因だと聞く。
鋭い眼差しに射抜かれて逃げ出したくなったが、それを引き止めるように初老の男が口を開いた。
「フィリップ卿、お忙しいところ、わざわざ申し訳ありませんな」
労いの言葉ではあったが、口調にはどこか皮肉めいたものがある。
「いえ、枢機卿猊下の御用とあらば、何ら問題はありません」
フィリップが笑って見せると、枢機卿はわずかに頬を歪めた。
「そこまで敬ってもらえるのなら、直接スラル団長に来ていただきたかったのだが。――私がこの部屋に押しやられてすでに二日。いつになったら出られるのか、それをお尋ねしたい」
まだ一日半です――と揚げ足を取りそうになるが、フィリップは顎を引いて言葉を飲み込んだ。
「猊下に不自由を強いていることにつきましては、団長に代わって深くお詫び申し上げます。しかし、我ら聖騎士団が同行していながら、万が一にも猊下が囚人の暴動に巻き込まれるような事態などあってはなりません。なにとぞ、御理解いただきたい」
フィリプが頭を下げると、枢機卿は背後の窓に目をやった。窓の外には暮れなずむ街並みが静かに広がっている。
「外の様子を見るかぎり、暴動はすでに鎮静化しているのではありませんかな。これ以上の軟禁に何の意味があるのか」
「猊下、軟禁などとは……。全ては猊下の安全を考えてのことです。ここから見ているぶんには鎮静化したように思われるかもしれませんが、いまだ脱獄した複数の囚人が街中に潜んでいるとのことです。予断は許しません」
フィリップの言い分を斬り捨てるように、枢機卿が短く鼻を鳴らした。
「何を難しいことがあるのか理解しかねますな。我々は、兎の耳なる賊の身柄を引き渡してもらえればそれでいい。簡単に済むことではないですかな」
尚も要求を押し通そうとする枢機卿の態度に、フィリップはうつむいて苦笑した。
「地下収容所での暴動により、現在は囚人の特定が難しい状況にあります。こちらから呼びかけてはみましましたが、我こそが兎の耳であると名乗り出る者はいませんでした」
嘘だった。兎の耳がすでに街を脱出したことは重々承知している。当然、そんな確認は行なっていない。
しかし、その言い訳に効果があったのかは定かではないが、枢機卿はそれ以上の追求を諦めたように再び背を向けた。
「暴動に乗じ、すでに逃げ出したということはないかね」
「そのことを含め、現在確認中です」
背を向けたままでいるため、枢機卿がどういった反応を示したたのかは分からない。
「スラル団長から直接報告を受けられるのいつになるかね? この部屋に閉じ込められてからというもの、まだ一度も姿を見ていないが」
それは、問われたフィリップにも分からなかった。
現在スラルは兎の耳を追って街を出ている。いつ戻って姿を見せるのか、むしろフィリップの方が教えてほしいくらいだ。しかし――
「スラル団長は団員と共に、不眠不休で囚人捕縛と確認作業に尽力しておいでです」
とりあえず誤魔化しておく。
建前上、聖騎士団は枢機卿の護衛という任でこの地まで来ている。その団長が職務を放棄して賊を追ったとなれば大問題だ。しかし、だからといって兎の耳が逃げ出したことを枢機卿に告げるわけにもいかなかった。
枢機卿とヴァイセン帝国――両者の繋がりにスラルが疑念を抱いているということは、枢機卿自身も薄々は感づいているであろう。もし、兎の耳が逃げ出したことを枢機卿が知れば、その追跡をヴァイセン帝国に委ねたに違いない。
枢機卿よりも先に兎の耳に接触し、尋問したいスラルとしてはそれでは困るのだ。この地まで来た意味がなくなってしまう。だが、自分たちで追跡するだけでの正当な理由は見当たらなかった。
引き渡しが済んでいない現状では、兎の耳はいまだヴァイセン帝国の囚人という扱いのためだ。ヴァイセン帝国の囚人である以上、“聖都は各国の事情への介入を避ける”という姿勢が邪魔をする――
枢機卿が肩越しからフィリップに目を向けてきたが、向き直ることはない。
「分かりませんな。門閥貴族の生まれである貴卿が、出生さえ定かではない男に、なぜそこまで忠実であるのか」
「私は一族に疎まれた厄介者ですから。それに、選んだわけではない生まれより、選んだ男に忠実でありたい」
フィリップの迷いの無い口調に、枢機卿が長い吐息を漏らしてかぶりを振った。
「何にせよ、私に聖騎士団の指揮権はないのだから大人しく従うとしよう。――それで、確認作業はいつ終わりますかな。スラル団長からの報告を受けるには、あとどれほどの時間を要するのか」
フィリップが返答を詰まらせる。しかし、黙っているわけにもいなかない。
「あと二、三日もすれば」
スラルが街を出て、すでに一日半。そのまま何の連絡もなく、五日も六日も戻らないとは考えられな
い。何より、それ以上に長い日数は口にしづらかった。
会話が途絶え、重苦しい沈黙が広がる。枢機卿の背中から放たれる無言の威圧に耐えかね、フィリップは話題を変えるついでに気になっいたことを口にした。
「そういえば、ジルチ様の御姿がお見えになりませんが。どちらに?」
ジルチとは枢機卿の子息だ。しかし、実子ではなく養子のため、年齢的には祖父と孫ほどの開きがある。
枢機卿は、遠征する際には必ずと言っていいほどジルチを同行させていた。今回の遠征も例外ではなく、共にこの部屋に滞在しているはずであった。しかし、そのジルチの姿が今は見えない。
「あの子も監視の対象ですかな?」
「あ、いえ、そういうわけでは……」
「では問題ない。大方、どこか別の部屋で遊んでいるのでしょう」
――遊んでいる? あの子が?
フィリップは思わず眉をひそめたが、枢機卿が背を向けていたため気づかれはしなかった。
フィリップの印象では、ジルチは活発な子供ではない。むしろそれとは対照的で、無口で存在感も薄い印象だ。気づくといつの間にか背後に立っていたりするジルチに、気味が悪い、と陰口をたたく聖騎士団員も多い。
そんなジルチが、見慣れぬ建物にいるからといって部屋を巡って遊ぶ姿は想像できなかった。
「もう下がってくれて結構。――あと二日だ。二日だけ待とう。それ以上は待てない旨をスラル団長に伝えていただきたい」
枢機卿の拒否を認めぬ口調に、フィリップは顔をしかめた。
そんなつもりはなかったのだが、子息の動向まで探られて気に障ったのだろう、と解釈する。
長居をして機嫌を損ねても得はないと判断し、フィリップは枢機卿の背中に向かって頭を下げると、逃げ出すように部屋を後にした……。
アーセン地方――現ヴァイセン帝国領の東部にひっそりと広がる森。ネイたちの姿はその森の中に在った。
「アウウ……」
ビエリがルーナを背負いながら呻き声を漏らし、ボリボリと首筋を掻く。
「チクチク。カユイ」
「我慢しろ」
背を向けたまま不機嫌そうにネイが切り捨てると、ビエリはシュンとなって顔を伏せた。
枢機卿とヴァイセン帝国を繋ぐ証拠の品――その隠し場所に近づいていることは間違いなかったが、肝心の隠し場所である湖に辿り着くことが出来ずにいた。早い話が、完全に迷ったのだ。
森に足を踏み入れて優に半日は過ぎていた。それでも人が足を踏み入れた形跡はおろか、獣道すら見つからない。鬱葱と茂った木々が視界を遮り、挙句はすっかり陽も落ちて進んでいる方角さえ把握できなくなってきた。
湖の大よその位置はラビから事前に聞いていたが、一度森に足を踏み入れたラビと、森自体を未見のネイとでは思い描いた地形に違いがあった。情景を上手く共有することができていなかったのだ――
ようやく木々の開けた場所に出ると、ネイは背負った荷物を放り投げた。
「諦めた。土地勘のない森で夜間に動きまわっても、余計に迷うだけだ。今日はもう休もうぜ」
ネイは懐から地図を取り出すと、手許に視線を落としてタメ息を漏らした。
地図はエマから譲り受けたものだ。しかし簡易なもので、森の場所は記されていても、森の中までは記されてはいない。当然ながら、どう眺めてみても湖の位置など分からない。
「アセ、ベタベタ」
「沢も見つからないんじゃ、水を無駄には使えない。それも我慢しろ」
ネイはビエリを一瞥して素っ気なく言うと、荷物から水筒を二つ取り出し、一つをビエリに手渡した。
ビエリが地に腰を下ろし、その隣にルーナも座り込む――と、その瞬間、ルーナの身体が傾き、水筒のコルクを抜こうとしていたビエリがアッと短い声を発した。
膝を抱えた格好のままでいるルーナが、転がるように背後の茂みの中に吸い込まれていく。その様子を目にし、ネイが口に含んでいた水を派手に吹き出した。
「おいおい」
ネイがむせ返りながら慌てて茂みに駆け寄ると、ガサガサと勢いよく草木を掻き分ける音が聞こえてくる。その後に、今度は大きな物体が水に落ちたような音。
残された二人は顔を見合わせると、ルーナが消えていった茂みに視線を落とした。
「どいてみろ」
ネイがビエリを押し退けて茂みを掻きわけ始める。
草に覆われていて気づかなかったが、ルーナが腰を下ろしたすぐ先は、斜め下に向かって傾斜がついていた。ちょうどその縁に腰を下ろしてしまったため、地面が崩れたようだ。
足許に注意しながら傾斜を下っていく。勾配はかなりのものがあり、少し足を滑らせればそのまま転がり落ちてしまいそうな気配だ。
額に汗が浮き始めたところで、一際分厚い茂みが見えた。茂みには、ルーナが突き抜けた跡だろう、丸く穴が開いている。その茂みをどうにか掻き分けると、ようやくルーナの姿を目にすることができた。
緩やかな波紋を作り、静かにたたずむ湖。ルーナはそこで腰まで水に浸かり、湖に負けず劣らず静かにたたずんでいた。
「おまえ、あの状況でも悲鳴一つ上げないなんて、無口にもほどがあるぜ」
ネイは苦笑すると水際まで近づき、片手で木に掴まりながら、もう片手をルーナに向かって差し出した。
「ただ、次から水浴びするときは、せめて一声かけてからにしてくれよ」
「ミズ、ノメル」
ビエリが湖の対岸に顔を向けた。対岸では、数頭の鹿が周囲を警戒した様子もなく、頭を垂れて水を飲んでいる。
「ああ、大丈夫そうだ」
ネイが肯くとビエリは満面の笑みを浮かべ、服を着たまま湖の中へと飛び込んだ。その派手な音に驚き、水を飲んでいた鹿たちが一斉に逃げ出していく。
嬉しそうにバシャバシャと顔を洗うビエリを尻目に、ネイは湖全体を見渡した。
向かって左手。全体的に円形を型取った湖の中で、まるで離れ小島のように草が生えている個所が目に留まる。
“小島”には一本の太い木が生えており、四方に伸びた枝には葉を茂らせていた。
――間違いないな。
ネイは、この湖こそがラビから聞いていた隠し場所だと確信した。
ビエリに目を戻すと、その傍らにはいつの間にかルーナの姿がある。二人は前屈みになって水に頭を突っ込むと、バシャバシャと水飛沫を上げ始めた。多少見苦しい格好だが、どうやら頭を洗っているらしい。
「おい、ここで大人しくしてろよ」
ネイはそれだけ言い残して上着を脱ぐと、湖に入って“小島”へと近づいていった。しかし、先に進むにつれて水深が増し、あっという間に胸の下まで水に浸かってしまう。
――これはまずいな……。
立ち止まって一度振り返る。ビエリを呼ぶか逡巡したが、結局は一度迂回して浅瀬から近づく方法を選択した。
時間をかけて小島に近づくと、小島の側面から太い木の根が突き出しているのが分かる。木の根は弧を描きながら湖の水際まで伸び、そこから再び土の中に根先を埋めていた。まるで小島にかかる橋のようだ。
ネイはその光景を目にして満足げに肯いた。それはまさに、ラビから事前に聞かされていた状況そのものだった。
根の上に乗って強度を確かめると、足許を注意深く観察しながら綱渡りの要領で小島へと向かう。すると、小島に辿り着く寸前で、木の根に括りつけられた細い縄を見つけることができた。よほど注意していなければ見落としてしまうだろう。
慎重にしゃがんで根の下を覗き込でみる。と、括りつけられた縄は水の中へと伸びていた。
「ビエリ、火をおこしてくれ」
ネイが小島から声をかけると、ビエリが水から上がって荷物を置いた場所に戻っていくのが見えた。
ネイと出会う前、ビエリは人目を避けて森で暮らしていたため、火をおこすことに関しては手馴れたものだ。
ネイが戻ってみると、肌着姿のルーナが水の中で腕を左右に振っていた。何をしているのかと怪訝に思ったが、どうやら自分の服を洗濯しているつもりだということに気づく。しかし、服は水面を漂うばかりで、汚れが落ちているとは到底思えない。
「おい、とりあえず、いったん上がろうぜ。洗い方を後で教えてやる」
ネイが水から上がると、ルーナが濡れた服を抱えて後についてくる。
二人が荷物の場所に戻ったときには、すでに焚き火の下準備が済んでおり、ビエリが火種を手で煽いでいた。
ビエリがネイの右手に視線を向けて首をかしげる。
「ソレ、ナニ?」
「これが探してた物だよ」
ネイは手にしていた縄を持ち上げて見せた。
縄の先には、わずかに苔が付着した水筒が結びつけられている。
ネイは適当な石を拾ってきてその上に腰を降ろすと、水筒を軽く振ってみた。しかし、これといった音は聞こえない。
中に何が入っているのか? それはラビも語らなかった。自分で確かめろ、ということだ。
ネイは一度短く息を吐き出すと、水分を含んだコルクを抜きにかかった。
ルーナとビエリの視線を受けながら、徐々にコルクが抜けていく――と、密閉を解く小気味の良い音が上がった。それと同時に、ビエリが期待で目を輝かせる。
ネイが水筒をわずかに傾けてみるが、何も出て来ない。訝しげに飲み口を覗いて見ると、すぐそこで紙のような物が引っかかっているのが見えた。
指を入れて慎重に引っ張り出してみる。すると、それは小さく折畳まれた羊皮紙だった。水筒の中で開かないように、何かの糸で十字に結ばれている。
わずかに濡れた跡があることから、紙を隠すときに、水筒の中が乾くのを待っている時間がなかったのかもしれない。
ネイはナイフで糸を切ると、折畳まれた紙を丁寧に開いてみた。すでに焚き火は炎を上げており、十分な明るさがある。
羊皮紙は合計で二枚。そのうちの一枚目を目にした途端にネイが眉をひそめた。
「ソレ、ナニ?」
幾分がっかりした様子で、ビエリがネイの顔を覗き込んでくる。残念ながら、ビエリには文字を読み解くことができない。
「誓約書、だな……」
結論から言えば、一枚目には『同じ目的の元に結託を誓い合う』という、ごくありふれた内容のことが堅苦しい言葉で綴られていた。ただ、問題はその目的だ。
どうやら、教会が催す“復活際”を完遂するために結託しているらしい。
ネイの脳裏に、いつか見た古文書のことが甦った。
簡単に言えば、復活祭とは教会が崇める女神を約千年に一度、この地に降臨させる行事だという。古文書では、銀髪の女神の背後で火の鳥が羽ばたく、そんな描写がなされていた。
復活祭があまり知られていない行事であったとしても、古文書に記されている以上は機密性の高い行事だとも思えない。ましてや教会の人間や熱心な信徒ならば知っていて不思議はないと思える。
そんな行事にも関わらず、大仰にも誓約書まで作られていることにネイは違和感を覚えた。復活祭というものが教会の催しであるならば、大半の人間にとって、誓約書など無くても協力するのが当たり前だからだ。
違和感を覚えつつ文面を追っていくと、一枚目の下の縁に半分に欠けた蝋印があった。もう半分は二枚目の上の縁にあり、二枚を合わせてみると教会の物とは違う紋章が押されているのが分かる。
――花?
蝋印についた紋章は花のように見えるが、ネイの記憶の中にはそんな紋章は存在しなかった。
二枚目に移ると、縦に並んだいくつもの名が飛び込んで来た。先頭に記された名は“マッツォーラ”。
ネイにとって覚えのない人物であったが、それが枢機卿であることはすぐに分かった。名の横に、在籍する国と地位まで記されていたからだ。
地位が記されところで血の指印が押されている。それは、ネイの手にした紙がただの誓約書ではなく、さらに強固な結束を要する血判状であることを示していた。
増していく違和感を抱きつつ、並んだ名に目を通していくと次第に肌が粟立ってくる。
目を大きく開いたネイの隣で、ビエリが好奇の眼差しを向けていた。何が書いてあるのか気になって仕方がない。
「ビエリ、俺たちは間違ってたぜ――」
ゴクリと喉を鳴らしたネイが、虚脱した声を発した。
「枢機卿と帝国が繋がっていたんじゃない」
それは、ネイにも予想だにしない事実だった。
記された人物たちのそれぞれの国籍。それはヴァイセン帝国と聖都だけではなく、尊厳国、砂漠国、商業国、挙句は罪人国までも含まれていた。
それは、このバルト大陸において、原始国以外の全ての国ということになる。
枢機卿とヴァイセン帝国が繋がっていたのではなく、セルケア以外の全ての国において、裏で繋がり合っている人物が存在したのだ。それも、大半の人物が各国で中枢を担う重要な地位にいる。
押されものが血判であって国印ではないことからも、その繋がりは国家間の公式的なものではなく、あくまでも個人間の非公式なものであると推測できた。
国家の枠を越え、血判状を作るほどに密な繋がりを持った集団。
――こいつらは、一体なんなんだ。
得体の知れぬ存在への恐怖と、確かに何かに触れたという歓喜。二つの感情が交錯して身が震える――が、その震えは、最後に記されていた人物を目にしてピタリと止った。
「なんで……」
ネイは後に続く言葉を失った。
なぜその名がそこにあるのか。予期せぬ相手と予期せぬ場所で再会したかのように、一瞬全ての思考が停止した。
最後に記されていた名――それは“キューエル”だった……
つづく
117章で、隠し場所を“沼”としましたが“湖”に変えました。
特に深い意味はなく、当初は「沼と湖に明確な違いはない」と辞書であったので沼にしたのですが、一般的なイメージでは沼は澱んでる雰囲気らしいので、湖に変えました。
ここからは個人に対しての御礼です。
“働き蜂”という組織名、考えてくれてありがとう!
女だけの組織・情報収集というイメージに合っていたので、大変気に入ってました(09/08/25)