112章 不測
「何をしとるんだ……」
帝国軍の甲冑に身を包んだ男が声を震わせると、隣に立った若者が引きつった愛想笑いを浮かべた。
「何をしている、と訊いている」
男は若者の胸ぐらを荒々しく掴むと、唾を撒き散らしながら怒声を浴びせる。
「ど、どうやら囚人が脱走したようで……」
若者が言葉を詰まらせながら答えると、男はこめかみに青い筋を浮かべて突き放すように手を離した。
「そんなことは見れば分かるわっ! なぜ早く捕らえんのか、と言っているんだ」
「あの煙のせいで近づくこともままならない状態でして……」
「では矢で射ればよかろう」
「それが、煙が上がったのが突然のことだったので、自軍の兵も多数が巻き込まれてしまいました。そのため目標を捕捉できない状態で矢を放てば、自軍の被害が大きくなるかと……」
若者が上目遣いに説明を終えると、男がジロリと睨む。不機嫌さを思いきり主張すした眼差しに、若者はゴクリと喉を鳴らして背筋を伸ばした。
「では兵を増やせ。足りぬというのなら、地下で番をしてる者たちも連れて来い」
「地下、ですか……」
男の指示に、若者がモゴモゴと口を動かす。何かを言いよどむ若者に、男の苛立ちが天井知らずに増していく。
「どうやら地下でも囚人たちが暴動を起こしているらしく、とてもこちらまで手が回らないとのことです」
若者は意を決し、直立不動の姿勢で顔を斜め上に向けながら早口で言いきった。しかし、いくら早口で言っても聞き逃してくれるわけもなく、男はあんぐりと口を開くと、一呼吸の後には再び怒声を発した。
「馬鹿者がっ! それなら早急に警鐘を鳴らし、巡回に出ている兵に異常を伝えんかっ!」
「そ、それが……」
若者が首をすぼめ、きつく目を閉じながらあらぬ方向を指差す。もうこれ以上は自分口から説明したくない、といった様子だ。
男は怪訝そうに眉を寄せて若者が指差した先に目をやると、怒声を上げたいのか、驚きの声を上げたいのか、ただパクパクと魚のように口を動かし始めた。
男の目に映っていたのは、炎に巻かれた見張り台だった。警鐘を鳴らせそうにも、見張り台に上ることすら出来そうにない。
怒鳴られる――そう判断した若者は、男が言葉を発するより先に口を開いた。
「し、しかし、あの炎を見れば、街を巡回している兵も異常に気付くはずです。――もしかしたら、ただの小火騒ぎだと判断されるかもしれませんが……」
楽観的な予想を口にし、最後に責任逃れのための悲観的な予想を付け加えることも忘れない。早い話が、何の役にも立たない予想だった。
「一体、脱走者らは何者なんだ……」
若者の覚悟に反し、男は怒鳴り声を上げることはなかった。視線を見張り台に貼り付けたまま、ただ呆然と立ち尽くし、うわ言のように呟いただけだ。
軽い混乱状態が怒りを忘れさせていることを知り、若者が胸を撫で下ろす。
「何者かは分かりません。しかし、先ほどわずかに姿を確認したかぎりで言えば、女子供の十数名と、三、四人の男です」
「女子供? そんな囚人にこの様なのか?」
男の怒りは自嘲的な笑みに変わっている。口の端からは調子の狂った笑い声さえ漏れ出していた。
男が消沈すると、逆に若者は活気を見せる。怒鳴り声が飛んで来ないのなら、恐れることもない。
「ご安心ください。あの煙のせいで門扉を閉ざすには至りませんでしたが、鉄格子はすでに下ろしてあります。女子供ばかりの面子では、アレを動かすことなど叶わぬはず。――どちらにせよ袋の鼠です」
若者の主張は正しい。常識的に考えて、門を閉ざしている厚い鉄格子を女子供ばかりの面子で動かせるはずがない。しかし、残念ながら今回の脱走者には、その常識を逸脱している人間がいた……
「ビエリ、来い」
ネイが呼びかけると、ビエリが肩を怒らせながら近づいて来る。いつもは見せぬ自信を漲らせ、鼻息も荒い。――どうやら、怪我を負いながらも立ち上がったレイルズに感化されたようだ。
ビエリのいつもと違う様子に、ネイが片眉を上げながら小首を傾げる。
「どうしちゃったの、おまえ?」
「アウ」
不審げにするネイに、ビエりは鼻を大きく開きながら胸を張って見せた。
「まあ、何にしてもやる気があるなら良いけどよ。――で、鉄格子を上げられるか?」
ネイが顎先で鉄格子を示すと、ビエリは力強く頷き、腕をまくり上げて鉄格子の前に屈み込んだ。その漲る自信が、逆にネイを不安にさせる。
ビエリは大きく息を吸い込むと呼吸を止め、それと同時に腕に力を込めた。その勢いで、腕まくりをした袖が縦に裂ける。それにはネイも目を丸くし、感嘆の声を漏らした。
「おお、本当にいつもとやる気が違うじゃないかよ」
ビエリはさらに力を込めて苦しげに顎を持ち上げると、そのまま膝を伸ばしにかかった。服の上からでも分かるほどに太腿が膨れ上がっている。顔を真っ赤にさせて顎をさらに上げると、背を伸ばして一気に腰を浮かそうと試みる。
ビエリの自信に不安を覚えたが、それも杞憂だったようだ――そう思えたとき、突然ビエリの全身から力が抜け、そのままヘナヘナと尻をついてへたり込んだ。
外にいるトゥルーが、鉄格子の向こう側から慌てた様子でネイを見上げてくる。
「持ち上がらないじゃん。どうするのさ」
「おいおい、ビエリ、どうしたんだよ?」
ネイも慌てて声をかけるが、ビエリは薄い眉尻を下げながら首を左右に振って見せた。
「ムリ……」
不安的中、さっそく弱気の虫が顔を出した。所詮は他人から分け与えてもらった張り子の自信。ちょっとした風ですぐに吹き飛ぶ。
ネイは片手で顔を覆うと、ため息と共に肩を落とした。
「頼むぜ、ビエリ。おまえなら出来るはずだって」
両手を広げなら励ますが、それでもビエリは首を左右に振ると申し訳なそうに目を伏せる。その一連の仕草に苛立ち、ネイは舌打ちをしながら髪を掻きむしった。
ネイたちの背後では、ユアとホーリィが半円状に煙玉をばら撒き、リムピッドと少年たちが煙の中にいる兵士を槍で威嚇していた。しかし、それでも煙の壁を越えて来る勇敢な兵士もいる。そういった兵士は、レイルズが一人ずつ確実に仕留めていった。
半ば目の利かない状態で飛び出してくる兵士を仕留めるのは、いくら怪我を負っているとはいえ、レイルズにとってみれば容易い。それを証拠に、地に倒れた兵士たちは総じて意識を失っているだけだった。まだ手加減をする余裕がある、ということだ。
しかし、それもいつまでも続けられるわけではない。煙が消えれば弓で狙い撃ちにされ、それで運良く生き延びたとしても、数にものを言わせて一斉に襲ってこられてはひとたまりもない。
――ネイは背後の様子を窺うと、険しい表情でビエリを見下ろした。
「ビエリ、いいのかよ。ここから逃げられなきゃ、あの砂漠のお姫様には二度と会えないんだぞ」
ネイの声にビエリがピクリと肩を震わせ、眉間にシワを作りながら顔を上げる。
「リーゼ……アエナイ?」
「あのなあ、俺たちは重罪なの。それ、分かってるか? 捕まれば首を斬り落とされるか、よくても一生幽閉されたままだろうよ。当然、面会なんてものもないんだぞ」
突き放すように語気を荒げると、ビエリは何かを考え込むようにうつむいた。
「リーゼ、アエナイ……」
「そう、二度と会えない」
「……ソレ、イヤダ」
「だろ? だったら頑張ろうぜ。そんな情けない姿でいるなら、愛しいお姫様にバラしちまうぞ。そうなったら、間違いなくおまえは嫌われるだろうよ」
ネイが意地悪そうに口に端を上げると、ビエリがじっとりした目で上目遣いに睨んでくる。
バラすもなにも、脱出できなければバラしようもない。しかし、ビエリはそんなことに気付いた様子もなく、ブンブンと首を左右に振ると毅然とした表情で立ち上がり、再び鉄格子に手を伸ばした。
「そうだ、それでいい。その顔面凶器が見かけ倒しじゃないってところを見せてやれ」
ビエリはネイに向かって一度頷くと、歯を食いしばり、腹の奥底から搾り出すような呻き声を漏らす。小刻みに震える両腕と太腿、それに抵抗するかのように鉄格子が軋んだ鳴き声を上げ始めた。
ビエリの足が地を摺りながら徐々に開き出す。苦しげに持ち上げた顎の下には筋張った首が覗く。血管が切れると思わせるほどに顔全体を充血させ、一際低く、太い呻き声を漏らした直後、鉄格子がまるで足をバタつかせるかのように一度だけ大きく揺れた。
――浮いた。ほんのわずかだが、鉄格子と地面が確かに離れた。その幅は、断続的に漏れるビエリの呻き声と共に徐々に広がっていく。
「もう少しだ」
ネイとトゥルーが同じ言葉を囁くように吐き出すと、その声が後押ししたのか鉄格子がさらに上がっていく。
ビエリが中腰の体勢になる頃には、震える両腕に支えられた鉄格子は股下程度まで持ち上がっていた。そこまで来るとビエリも姿勢を安定させ、小刻みに息をつく。
「やったぞ」
言うが早いか、持ち上がった格子の下をネイが滑り込むように通り抜け、外に飛び出すと周囲に視線を走らせた。
近くの建物の軒下、寄り添うように並べられた樽が目に留まる。
「手伝え、樽を動かすぞ」
トゥルーに短く声をかけ、ネイが駆け出す。
ビエリの今の体勢では、他の者が脱出できてもビエリだけは取り残されてしまう。樽を鉄格子の下まで運び、支えを作る。そのネイの意図を察し、トゥルーもすぐに駆け出そうとする。が、そのとき、ビエリが大きく獣のような叫び声を上げた。
ビエリの叫び声が駆け出した二人の足を引き止める。ビエリの身に何かが起きた――と瞬間的な不安をよぎらせ、同時に振り返ると二人は息を飲んだ。
叫び声を上げたビエリが背中を反らせ、頭の高さまで鉄格子を持ち上げている。その体勢から頭と半身を外側に出すと、鉄格子を肩で担いで腰をズシリと沈めた。頭と半身が外側に出ている格好となれば、あとは担いでいる肩を格子の下から外せば脱出できる。
ビエリの驚異的な行動を目の当たりにし、ネイが乾いた笑い声を漏らした。
「いくらなんでも凄すぎるだろ……。愛の力は偉大だ」
鼻息を荒げるビエリの奥、ユアたちもビエリの叫び声で格子が開いたことに気付き、次々と外に飛び出してくる。
最後に残ったレイルズが脱出をすると、ビエリは飛び退くようにして鉄格子の下から半身を抜いた。その二呼吸ほど後、鉄格子が再び門を閉ざし、その重さを主張するように地面が揺れる。
「おまえを見たら、鉄格子を考え出したヤツも嘆くだろうよ」
ネイが笑いながら手を差し出すと、息を荒げたビエリがその手を借りながらのっそりと立ち上がった。
「ほら、二人とも早く。荷馬車はこの先に停めてあるから、そこまでは急いでくれよ」
トゥルーが声を荒げながら飛び跳ねている。
自分は再会を喜び合う時間すら惜しんでるんだぞ――そう言いたげトゥルーの表情に、ネイは苦笑いを浮かべた。
「あいつの言うとおりだ。ビエリ、疲れてるだろうが急ぐとしよう」
そう言ってネイが踏み出そうとすると、身体が後ろに引かれて一瞬喉が詰まった。ビエリがネイの襟をムズリと掴んだためだ。
「何すんだ、苦しいじゃねえか」
喉を押さえながら怒鳴ると、ビエリは上目遣いになりながらそっと手を離した。
ビエリの様子がおかしい。どこか負傷でもしたのかと思い、ビエリの身体を下から上に向かって注視する。――しかし、これといった変化は見当たらなかった。
「どうした、どこか負傷したのか?」
ネイが覗き込むようにして訊くと、ビエリが目を泳がせながら口を開く。
「リーゼ、オシエル……」
「あん? リーゼ、おしえる?」
ビエリが言わんとしていることがすぐには分からず、ネイは首を傾げた。
「リーゼに教える……あっ、もしかて、自分の活躍をリーゼに伝えろ、って言ってるのか?」
拍子抜けして声を裏返すと、ビエリが嬉しそうに首を上下に何度も振って見せる。心配しただけにニヤニヤとするビエリが腹立たしいが、それ以上に虚しい。
古傷のだらけの頭を照れ臭そうに撫でているビエリに、ネイは両肩をがっくりと落としながら白い目を向けた。
「……おまえって、意外にセコいのな」
鳥のさえずりがどこかで聞こえた。夜明けが近い。
「ユアたち、無事に逃げ出せたのかしら」
灰色の街、ゴルドランの方向に顔を向けながら呟いた娘に、エマが微笑みを返す。
「レイがいるんだから大丈夫よ。それに、いくら不安がっても仕方がないわ」
意識的に軽く言うが、その言葉が自分自身に言いきかせているように思え、エマは自嘲的な笑みを口許に作った。
エマたち娼婦館の一行は、夜の街道で馬車を走らせていた。必要最低限の荷物だけを積み込み、ゴルドランを脱出してきたのだ。しかし、だからといって逃げ出すように街を出たわけではない。
――以前に滞在していた街の得意客から、お呼びがかかった。結果から言えば、その一言を門番に告げるだけで充分だった。
別の街の得意客に呼び出されることは日頃からよくある。しかし、今回は荷馬車が六台という大所帯。その点に関して言えば、怪しまれるのでは、と不安にも思ったが、結局はそれも杞憂に終わった。
「なるべく早く戻ってきてくれよ」
そう言ってニヤニヤと下卑た笑みを向けられただけだ。
普段から帝国軍兵士と懇意にしていたのが利いた。娘たちも怪しまれるような素振りは見せず、門番たちに手を振り、口づけを投げて見せた。
もう二度と戻って来ない――そんなことを考えもせず、手を振り返していた門番たちの姿が思い出される。
館がもぬけの殻になっていることは近いうちに気付くだろう。そのとき、兵士たちの顔には怒りが浮かぶのか、それとも捨てられた男のような哀しみが浮かぶのか――そんなことを考えると、エマの顔にも苦笑いが浮かぶ。
「エマ姉、もう少しで橋が見えて来るよ。橋を越えたら停めていいんだよね?」
手綱を握った女が首を捻りながら、荷台に向かって声を投げてきた。エマと最も付き合いの古い女だ。それだけにさすがに落ちついた様子で、こんなことはもう慣れた、というように口調もどこか飄々(ひょうひょう)としてる。
「ええ、橋を越えたら停めて――」
返事をしようとしたエマの顔が突如として曇る。その変化に手綱を握った女も気付き、顔を前に戻した。
一本道となっている街道の先、近づいて来る一団が見える。他の娘たちもその一団に気付き、途端に険しい表情を作った。
「そんな顔をしないでちょうだい。私たちはただ街から出てきただけ。まだユアたちとも合流してないのだから、責められるような理由は何もないわ。だから普段通りに笑っていなさい」
エマが厳しく言うと娘たちはコクリと頷き、鏡を片手に化粧直しを始めた。どんなに慌てようが顔を見せることになれば化粧を気にする。そういったところは非常に逞しい。
向かって来る一団との距離は徐々に近づき、月明かりを浴びた姿が次第にはっきりとしてくる。馬車が一台に、その馬車を警護するような十数の馬。なにより目を引いたのは――
「白の騎士……」
一団は一様に白の武具を身に纏っていた。白の装備は聖都の聖騎士団を示す物だ。
再び娘たちが騒ぎ出す。ただし、先ほどまでの不安な様子ではない。
聖騎士団といえば、深い信仰心と文武を備えた者のみが入団を許される騎士団だ。人格と地位を兼ね備えた集団。そのため、当然ながら娘たちの騒ぎ声も黄色ものとなる。
ある程度の距離まで近づくと聖騎士団は進行を止め、三騎の騎馬だけが先行して向かって来る。それを見てエマも荷馬車を止めるように指示を出すと、一人荷台から降りて荷馬車の前へと歩み出た。
騎馬が近づくにつれて胸に広がる不安。この一本道の街道を通るということは、聖騎士団はゴルドランに向かっているということだ。そうなれば必然的にネイたちと出くわすことになる。
聖都は基本的に、各々の国の事情には介入しない。しかし、相手が脱走者だった場合でも『各国の事情』と判断し、介入しない姿勢を貫くのかどうかはエマにも分からなかった。
エマの十歩強ほど近づくと馬が脚を止める。嘶く馬をなだめながら先頭の一人が地に降り立つと、後に続く二人もそれに倣って馬から降りた。
どうやら一人で近づいて来るつもりらしく、先に立った男が後の二人に待機するように指示を出す。その指示を出す男の姿を目にし、エマは目を見開いた。
――この男は、まさか……。
悔いた。ユアの救出と街から脱出する準備のため、ここ数日の間、働き蜂として情報収集を怠っていたことを悔いた。街の外に関する情報にも意識を集中させていれば、出くわすことも避けられたかもしれない。しかし、いくら悔いたところで時間は戻らない。
男が一人、近づいて来る。首から下、全身を保護した装備でありながらも足取りは軽く、優雅さを感じさせる。
男はエマの前に立つと腹に片手を当て、そっと頭を下げた。
「私は、スラル。聖都にて聖騎士団の団長を務める、スラル・ガートと申します」
――よりによって、この男が直接指揮を執っているなんて。
微笑んで返したエマの胸中は、暗澹とした影で覆い尽くされていた……
つづく
半年ほど前、軽くショックなことがありました。
それは、登場人物の名前についてのことだったのですが、この作品の中で唯一意識的にゲームのキャラクターから名前を頂戴した(つもりでいた)人物がいます。
理由は、昔そのゲームが好きで、特にそのキャラクターに思い入れがあったためです(ただし、あくまで頂戴したのは名前だけで、外見や人物像は全く別物です)。
ゲームから名前を頂戴した人物とは、『オズマ』です。
ゲームのキャラクターも傭兵だったので、それだけの理由で迷うことなく名前を決めました。それぐらい思い入れがありました。
が、しかし!そのゲームの攻略サイトをたまたま見つけ、懐かしい気持ちから覗いてみましたら、なんと、ゲームのキャラは『オズマ』ではなく『オグマ』でした……
いくら調べ直してみてもオグマ。ずっとオズマだと思い込んでいた……
思い入れのあるキャラクターだったのに、ずっと名前を間違えて記憶していた……
オズマという名前はどこから来たのだろう……
次回もなるべく早く更新できるように頑張ります(09/03/03)