表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
108/124

106章 地下迷路

 耳を突くような岩壁を削る音。再び作業が再開した採掘場の片隅、四つの影がコソコソと動く。

「牢獄はあの先だ」

 盛られた土石の陰からレイルズが指し示した場所。それは、作業時間を終えた囚人が列を成して出て行った通路だった。

 通路を目にし、ネイが神妙な面持ちで頷いた。

「しかし、どうしたものかねえ。――で、おまえは何をしてるんだ?」

 振り返り、自分の腰に視線を落とす。

 ネイの腰に伸ばされた小さな手。リムピッドがちょこりと服を摘まんでいた。

「な、何でもないよ」

「だったら離せよ。さっきから邪魔でしょうがない」

 ネイが冷たく言い放つと、リムピッドはすごすごと手を引いた。

 行き場を失った手を所在なさげに身体の前で組み合わせ、上目遣いにネイを見る。

「なんだよ」

「ええと――」

 リムピッドが言い難そうに口ごもると、その様子にネイが片眉を上げる。

「あのさ、なにか嫌な予感がするんだよね」

 喉に詰まった物を吐き出すように言うと、それを聞いたネイは目を丸くしながらまばたきをし、その後に小さく鼻で笑い飛ばした。

「嫌な予感か? この状況で好ましい予感のする人間がいるならお目にかかりたいよ」

 馬鹿にするようなネイの口ぶりにリムピッドが頬を膨らませる。

「そういうことじゃない!」

「はいはい、分かりましたよ。嫌な予感は皆がしてるから安心しろ」

 ネイは、付き合いきれない、そういった様子でリムピッドを軽くあしらうと、下から睨んでくるリムピッドを無視して目的の通路へと視線を戻した。

「レイルズ、あの先に進むにしても兵士はどうする?」

 通路の入り口には、武装した二人の帝国兵が門番さながらに立っている。

「二人なら仕留めるのは容易いが――」

「あんな目立つ場所にいる兵士が姿を消したら勘付かれるだろうよ」

 ネイが言葉を引き継ぐと、レイルズは無言のままで頷いた。

 四人が陰からそっと首を伸ばし、周囲の様子を窺う。

 いくつかのグループに別れた囚人が、ツルハシやスコップを片手に黙々と作業に勤しんでいる。その数は総勢で百を越えそうだが、その作業を監視する帝国兵も同じ程度の数がいそうだった。

「しかし従順なヤツらだな。スコップ片手に反乱を起こしてもよさそうなものだが」

 ネイが誰にともなく言うと、レイルズも囚人たちに目を向けた。

「おそらくそういったことを試みたこともあるのだろう。しかし、訓練を受けた重装備の兵士を相手に、スコップが武器の囚人では話にならんさ」

 レイルズの冷静な分析にネイはつまらなそうに鼻を鳴らし、そのまま顔を巡らせた。

 目的の通路を塞いだ帝国兵。そこから最も近くで作業を進める囚人のグループ。ネイはその囚人たちと帝国兵の両者を交互に眺め、小さく頭を縦に揺らした。

「ちょとここで待ってろ」

「何をする気だ?」

 レイルズが訝しげに問うと、ネイはニヤリと笑って見せた。

「通路にいる邪魔な兵士を動かしてやるよ」

 

 

 

 頬を伝う汗。男はそれを拭おうともせずにスコップを固い岩壁に突き刺す。それを二度三度と繰り返したところで、不意に後頭部にコツリと何かが当たって作業の手を止めた。

 違和感のあった後頭部に手を当て、首を傾げながら振り返る。しかし、背後には誰の姿もない。

 周囲を見渡すが皆一様に作業に励み、男の様子に気付いた者もいなかった。

 男はもう一度不思議そうに首を傾げると再び作業に戻った――が、すぐにまた後頭部に何かが当たる。

 今度は素早く振り返ると、足許で指先ほどの小石が転がった。

 ゆっくりと視線を上げた先、離れた場所でスコップを突き立てている男の背中が目に留まる。

「おい!」

 荒々しく声をかけると、背を向けていた男が手を止めて振り返った。坊主頭にがっしりとした体格、顔には大きな傷がある。

 坊主頭のその男は顔を左右に巡らせ、声をかけられたのが自分だということを確認した。

「なんだ?」

「なんだ、じゃねえ! さっきから人をおちょくりやがって」

 男が声を荒げると、坊主頭が首を傾げる。

「いきなり何を言ってんだ。暑さで頭がイカれちまったのか?」

 そう言って自分のこめかみを指差しながら薄ら笑いを浮かべると、その態度が男の怒りを増幅させた。

「てめえ――」

 歩み寄ろうとした寸前、離れた場所から帝国兵の怒鳴り声が届く。

「何をしとるかっ! 余計な口を利かずに作業を続けろ!」

 帝国兵の注意に男は舌打ちをすると、坊主頭を睨みつけながら唾を吐き捨てた。

 ぶつぶつと文句を言いながらも作業に戻る男。しかし、その直後でまたしてもコツリと後頭部に小石が当たる。

 男は顔を伏せて怒りに肩を震わせたかと思うと、振り向き様にスコップを投げ捨てながら猛然と駆け出した。

 再び背を向けていた坊主頭の腰に狙いを定め、肩をぶつけるように勢いよく飛びかかる。

 坊主頭が不意を突かれて倒れ込むと、男はそのまま馬乗りになって思い切り相手の顔を殴りつけた。

 目を丸くしていた坊主頭も殴られた途端に表情を一変させ、馬乗りになった男を力づくで押し退ける。

 突然始まった取っ組み合いの喧嘩。そのことに同じグループの囚人は唖然とするが、どこからか歓喜の声が上がった。

「喧嘩だあ! 喧嘩が始まったぞ!」

 その声で他のグループの囚人も事態に気付き、作業の手を止て乱闘を始めた二人に顔を向けた。

 二人の乱闘から端を発した混乱は徐々に広がり始め、歓声を上げる囚人、止めに入ろうとする帝国兵、その両者が集まり出す。

 そのとき、その混乱に乗じて一人の男が物陰から飛び出した。

 飛び出した男は集まった野次馬に紛れると、続けざまに囚人三人の顔を殴りつける。それだけ済ませると、再び逃げるように物陰へと飛び込んだ。

「てめえ! 何しやがる!」

 突然殴られた囚人は反射的に隣の囚人を殴り、別の場所でも乱闘が始まる。

 殴られた囚人が野次馬たちにもたれかかると、ついでとばかりに野次馬も手を出し足を出す。

 そうこうするうちに他の野次馬も騒ぎに便乗し始め、日頃の鬱憤うっぷんを晴らすように至るところに乱闘の火種は飛び火した。

 帝国兵が作業に戻るようにわめき散らすがもう遅い。あっという間に広がった囚人たちの乱闘騒ぎは、帝国兵の怒鳴り声をかき消した。

 踊り狂うような囚人たちの騒ぎを物陰から窺う一人の男。

 男は口許を押さえ、身をよじらせながら必死に笑いを堪えていた。

 

 

 

「一体何が……」

 囚人たちが突如として起こした乱闘騒ぎ。それを目にしてレイルズは眉を寄せた。

 あちこちで殴り合いを始める囚人。乱闘を止めようと怒鳴りながら槍を振るう帝国兵。

 通路に陣取っていた二人の帝国兵も騒ぎを治めようと持ち場を離れ、さらにその通路の奥からも騒ぎを聞きつけた帝国兵がゾロゾロと姿を見せていた。

 牢獄にいる囚人の監視より、外で暴れる囚人の鎮圧を優先させるのは当然だ。

「ねえ、さっきの声、あれはネイの声だよね?」

 リムピッドがビエリに訊くと、ビエリはコクリと頷いた。

 喧嘩だあ、と嬉しそうに叫んだ何者かの声が、三人の耳にはネイの声のように聞こえた。

 三人が物陰で顔を見合わせながら首を傾げていると、不意に背後から声をかけられる。

「どうだ、邪魔な兵士は消えたか?」

 ネイだ。ネイが笑みを浮かべながら身を屈めていた。

「ネイ! どこ行ってたの?」

 リムピッドが目を丸くすると、ネイは顔を伏せて喉を鳴らすように低く笑った。

「なあに、自分たちが騒がれたくないなら、その前にもっと大きな騒ぎを起こしてやればいいのさ」

「やはりこの騒ぎは君の仕業か。一体どうやったんだ?」

 レイルズに訊かれ、ネイが足許の小石を拾い上げてさも愉快そうに笑う。

「囚人ってやつは、どいつもこいつも罪人国ベルシアの住人に似てやがる。分かり易くて扱い易い。――そんなヤツらに騒ぎを起こさせるのは『これ』だけで充分だ」

 そう言いながら、拾い上げた小石を手許で投げ上げて見せる。しかし、三人は難題を突きつけられたような表情を見せ、首を傾げるばかりだ。

「そんなことより今のうちに行こうぜ」

 ネイは涼しい顔でそう言うと、顔を見合わせる三人を尻目に通路へと向かった。

 

 

 

 剥き出しの岩壁から石積みの壁へ、熱気から微かな冷気へ、地下の世界が姿を変える。

 一本の通路は奥へ奥へと伸び、路の終わりは暗闇に呑み込まれ目で確認することは叶わない。

 左右の壁に一定間隔で設けられた燭台。その仄かな灯かりのもと、四人は思わず足を止めた――

「まいったね、こりゃ」

 ネイが辟易へきえきといった様子でかぶりを振った。

 闇へ向かって真っ直ぐに伸びる通路。その途中、枝分かれした幾つもの路があり、まるで迷路のような有り様だ。

 最も近い横路を覗き込むと、その先にも通路が真っ直ぐと伸び、左右に無数の鉄格子が並んでいるのが見えた。どうやら枝分かれした路に牢獄が並ぶらしい。

 様子を窺ったネイは頭を引っ込めてタメ息を漏らした。

「横に入る路が全部同じ造りなら、牢獄の数はとんでもないことになるな。これは探し出すだけでも苦労しそうだ」

「安心しろ、全てを見て周る必要はない。この通路を先に進めば扉に突き当たるらしく、そこから先が女の囚人の牢獄になっているそうだ。そちらの方が牢獄の数は少ないらしい」

 慰めるように言ったレイルズにネイは苦笑いを浮かべた。

「ユアってやつはその少ない方にいるのかもしれないが、ラビは男だぜ」

「じゃあ、一つずつ探していけば?」

 リムピッドが嬉しそうに言った。

 そうなれば反乱組織レジスタンスの同胞も探せる――そういった考えがありありと表情に浮かぶ。

 しかし、リムピッドの期待を裏切るようにネイは首を左右に振って見せた。

「牢に残ってる囚人たちにも採掘場で何か異変があったことは伝わってるさ。なにせ兵士が全員いなくなったんだからな。そんな状況で、どう見ても帝国兵に見えない人間が牢の外に現れてみろ、牢から出せ、と一斉に騒がれるのがオチだ」

 リムピッドが、ああ、と声を漏らしながら首を縦に揺らす。しかし、まだ諦めはしない。

「じゃあさ、いっそのこと出しちゃえば? 採掘場みたく騒ぎを起こさせれば――」

「今は時期尚早だ」

 今度はレイルズがリムピッドの提案を否定する。

「ユア様たちを見つけ出すのにどれだけ時間が掛かるか分からない。もし囚人が牢から出たとなれば、その騒ぎは作業中の乱闘の比ではない。すぐに騒ぎを聞きつけて街にいる兵士が集まって来るだろう。そうなれば、我々も身動きが取れなくなってしまうよ。出口は一つしかないのだからね」 

 二人に否定されてリムピッドがしょげたように顔を伏せると、その頭にネイが手を置いた。

「どちらにしても、ここでラビを探すのは無駄骨かもしれない。先にユアって女を探すぞ。そいつがもしかしたらラビのことも何か知ってるかもしれないからな。――それでいいな?」

 ネイの視線を受けてレイルズは首を縦に振った。

「異議はない」

「そうと決まれば急ごうぜ」

 言いながらネイが乱暴にリムピッドの頭を撫でると、リムピッドはその手を払い除けて恨めしげにネイを睨んだ。

 

 

 

 闇に向かって伸びる通路を足早に進む中、ネイは訝しげに眉を寄せてその足を止めた。

 通路の途中にいくつもあった枝分かれした路。今、それとは異質の物が通路の先に姿を見せた。

「扉?」

 通路の先、右側に鉄製の扉が見える。

 ネイは静かに歩み寄ると繁々と扉を眺めた。鉄製の扉には長方形の覗き窓があり、そこにも几帳面に

格子が取り付けられている。

「これがおまえの言っていた扉か?」

 ネイが訊ねると、レイルズも訝しげな表情を見せて首を傾げる。

「いや、そんなはずはない。私は、通路を真っ直ぐに進めば扉に『突き当たる』、と聞いた」

 ネイはそれを聞くと覗き窓から先の様子を窺った。

 丸く岩場をくり貫いたような通路。剥き出しとなった岩壁が見え、先に進むにつれてなだらかに下っているように見える。

 扉の向う側には灯かりの類はなく、こちら側にある燭台の灯かりだけが頼りなためそれ以上確認することは難しそうだ。

 ためしに目を細めて凝らして見るが、やはり七、八歩程度の先までしか確認することが出来ない。

 ネイは扉から顔を離すと顎に手を当てて考え込む仕草を見せたが、すぐに顔を上げると今度は通路の先へと目を向けた。

「おまえの情報では、この先にもう一つ扉があるはずなんだな?」

 通路の先に広がる闇を見据えたまま訊くと、レイルズもネイと同じように闇を見据えて頷いた。

「そのはずだ」

「よし、だったらとりあえず聞いたままに進んでみよう」

 そう言ってネイが再び足早に歩き出すと、三人も慌ててその後を追う。

 レイルズの言った扉、それが見えてくるのにそれほどの時間はかからなかった。しばらく通路を進むと、再び目の前に鉄製の扉が見えて来たのだ。間違いなく『突き当たり』の扉だ。

「あれがそうだな」

 今度こそ、そう言った様子でネイが言うと、四人は小走りに扉に駆け寄った。

 先刻の扉と同じような覗き窓がある。ネイはそこから奥の様子を窺い、帝国兵の姿が無いことを確認すると扉の前で片膝をついた。

「いけそうか?」

 ネイの背にレイルズが声をかけると、扉についた錠前を手にしながらネイは鼻を鳴らした。

「この程度の錠前でモタつくようなら盗賊失格だ」

 言ったとおりネイはいとも容易く錠前を解除して見せると、三人が漏らした感嘆の声を背に受けながら扉をそっと押し開けた。

 やはり帝国兵がいる気配はない。

「これで先に進めるな。――レイルズ、おまえはユアってやつを探せ。俺は戻ってさっきの扉を調べて来る」

 扉を押し開けた格好のままでネイが言うと、レイルズが眉を寄せた。

「どういうことだ?」

「おまえが言ったろ、ここから先は女の囚人がいるって。ならラビはここから先にいない」

「さっきの扉の先にいると?」

 レイルズに訊かれてネイは肩をすくめた。

「分からない。だが、ラビは何かを掴んでいる。そんな人間を、囚人同士が隣り合うような牢獄に置いておくとも思えない。情報が他の人間に漏れるからな」

「だから扉の先を調べる価値がある、と?」

 ネイが頷いて返すと、レイルズはわずかな躊躇ちゅうちょを見せて言葉を続けた。

「ネイ、こう言ってはなんだが、ラビという男は本当にまだ生きているのか? 捕らわれてから結構な日数が経っていると――」

 レイルズの言葉の途中、ネイは手で制して首を振った。

「生きてるさ。俺たちは、ラビが何かを掴んで捕らわれたと聞いた。それは、おそらく確実な『物』としての証拠だ。もしラビの掴んだものが見聞きしたことなら、ラビが捕らわれた、という情報だけが伝わってくるわけがない」

 ネイが言いながら人差し指を立てる。

「その『物』は、現在ラビの手許にはないはずだ。どこかに隠したか、誰かに預けたか――なんにせよ、ラビの手許にないかこそわざわざ牢獄に入れたのさ。そうじゃなかったら捕らえた時点で殺せばいい。その方が情報が漏れる心配はないんだからな」

 話を聞きながらレイルズが首を静かに縦に揺らす。

「ラビが手にした物は帝国にとっては厄介な物なんだろうが、同時にラビの命綱でもある。そんな物をそう簡単に手放すわけがないだろ。もっとも、帝国にとっても死なれちゃ困るだろうから、そうそう無茶な拷問も出来ないだろうよ」

 ネイが言い終えると、レイルズは今聞いた話を吟味するように目を閉じた。

「なるほどな。――だが、どちらせよ君には一緒に来てもらわねば困る。君がいなければ牢を開けることが出来ないからな」

 レイルズが有無を言わさぬ鋭い視線をネイに向ける。協力し合うといっても、己の目的を優先させるのはお互い様だ。

「レイルズ、ここから先はこれまでと同じように牢獄が並んでいるだけか? 他に鉄製の扉はないか?」

「そのはずだが」

 レイルズが短く答えると、ネイは満足げに頷いてニヤリと笑った。

「だったら安心しろ。ビエリを一緒につれて行けばいい」

 そう言ってビエリに目を向けると、ビエリが困惑したように眉尻を下げる。

「どういうことだ? 彼も鍵の解除が得意なのか?」

 レイルズもビエリを見ると、ビエリは顔の前で手を振りながら頭を激しく左右に振った。

「大丈夫だ。ビエリなら鍵を解除する必要なんかねえよ」

 ネイはそう言うと、困惑するビエリに向かって片目をつぶって見せた……

 

 

 

 つづく

 

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ