表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
物語の切れ端。  作者: 空月


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

65/72

僕の別にややこしくない事情と妹について



 僕には妹がいる。

 可愛いかと言われれば可愛いし、身内の欲目を差し引いても、まあ二目と見れない顔というわけではない。多分化粧とかすれば化ける。本人があまりお洒落に興味関心がないので、公平な目で見ると平凡だ。


 それとは別にして、僕は妹という存在について思い入れがある。理由はなんと僕の前世に遡る。……ドン引きしたかもしれないが、前世とか覚えちゃってるんだから仕方ない。覚えている理由は知らない。僕の頭が生まれた瞬間からおかしい可能性もあるけれど、まあとりあえず僕にとっての前世というものが記憶に存在するのは確かだ。


 その前世において、僕にはやっぱり妹がいた。病弱で儚げで小さくて人形のように可愛いという、どこの漫画の登場人物だよという感じの妹だった。僕はそりゃあもう可愛がっていた。シスコンと言われても仕方ないくらいに可愛がっていた。というかシスコンを公言していた。


 そんな記憶があるものだから、僕は今生の妹になかなか馴染めないというかなんというか、違和感を覚え続けていた。病弱でも儚げでもなく、小さく……はあったけど人形のように可愛くはない妹というものの扱いがわからなかったのだ。それでもなんとか、まあ、普通の兄妹らしい関係は築けたんじゃないかと思う。表面上は。


 ……そう、表面上は、なのだ。ちなみに原因は全て僕にある。由々しき事態である。


 僕は長年、前世の妹観を引きずりすぎて、今生の妹を妹と認識できなかった。妹だという事実は頭では理解しているのに、どうしても感情が『彼女=妹』を認めてくれないのだ。

 そこまではいい。一応問題なく家族やってたからいいったらいい。

 しかし、僕だって、まさか――思春期入った途端に、妹を異性として認識するとか思ってもみなかったのだ。そんなに『他人』と認識してたのかとそっちにショックを受けた。

 つまり、恋しちゃってるのだ。実の妹に。近親相姦というやつである。思いっきりタブーなやつである。

 思春期特有の脳の誤作動だろうと思ってはいるけれど、それにしてもひどい。家族円満をぶち壊しにしたいわけじゃないのにひどい。


 別にどうこうなりたいわけではないけれど、とても不健全だし、いつ何時自分の理性がプッツンいって取り返しのつかないことになるかとても心配だ。


 ――とか言ってたら実は血が繋がってなかったとかベタな展開が待ち受けていたんだけど、一体何がどうなってるのか誰か説明してくれないかな!?




お題:君と妹 制限時間:15分 で挑戦したもの。微妙に加筆済み。

見事なまでにオチがないというか無理やりなのは自覚してます……。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

Wavebox


↑反応があると軽率に続きを書いたりするかも
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ