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物語の切れ端。  作者: 空月


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38/72

勇者出現騒動の中、食器が生成されました。




 異世界に転生しました。

 何やら大変ファンタジー要素溢れる異世界に。魔法は当然のこと、ある程度の年齢になってから望んで儀式を受ければ、何やらその人に合った武器が得られるとのことです。超常的な原理で。


 別に望んではいなかったのですが、幼馴染に引っ張られて儀式を受けることになりました。

 なんとびっくり、幼馴染が得た武器は聖剣でした。つまり伝説の勇者様であられました。うわぁテンプレ。


 勇者様の出現に上へ下への大騒ぎな儀式場の隅っこで、儀式の準備万端状態で放置プレイされてるのも不毛だなと思ったので、さっさと儀式を済ませることにしました。

 よくわからないのですが、『魂の箍』なるものは外してあるとのことで、あとは見た目水晶玉みたいな不可思議アイテムに触れば儀式完了とのことだったので、騒ぎが収まるのを待つ必要はないと思ったのです。


 ……まさかその結果がこんなことになろうとは思いませんでしたが。


「……武器?」


 現れたものを見つめつつ小首をかしげて疑問符つけてしまうのも仕方ないと思います。


 それは、あるものは銀でした。素材は。

 あるものは白磁でした。そのものでした。


 つまり――食器以外のなにものでもありませんでした。

 前世でも今世でも見慣れた食器たちです。

 どこからどう見ても食器です。めっちゃ食器です。

 ……お世辞にも武器には見えません。


 カトラリーはまだしも、皿でどうやって攻撃するというのでしょう。叩きつけるんでしょうか。割った破片でも使うんでしょうか。

 一応『武器』として出てきたはずのものをしみじみ眺めながら考え込んでしまいました。

 この儀式によって得られるのは、望めば望むだけ手にできる使い捨ての武器か、その人物の魂が壊されない限り壊れることのない武器か、どちらかだと聞きました。

 恐らく私のこれは前者で、幼馴染の聖剣は後者なのでしょう。それにしても、よく考えると後者の言葉の示す内容が怖いです。魂とかって壊れるものなんですかこの世界。




 そんなふうに思っていた私は、またもや幼馴染に引っ張られて魔王討伐の旅に出ることになるわけですが――その先でこの『武器』を大変重宝することになります。


 食事に使ってもよし、戦闘で投げてもよし、暗黒物質載せてパイ投げしてもよし。


 意外に使い勝手がいいなぁ、と呑気に実感することになるのは――まあ先のことなのですが。




お題:めっちゃ食器 制限時間:15分 で挑戦したもの。微妙に加筆修正済み。


転生者なのは趣味です。武器として威力はないけど当たり所によって与えるダメージが変わるとかそういう不可思議な武器なんじゃないでしょうか(適当)

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↑反応があると軽率に続きを書いたりするかも
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