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独占したい乙女心
君と文化祭の出し物をひと通り見回ったあと、友達いち押しの天文部に向かった。展示物は宇宙旅行と題して部員推しの宇宙や星、宇宙にまつわるスピリチュアルな話などをまとめたレポートのようだ。
教室に入った瞬間、しかし私は君の手を取り、慌てて廊下に出た。恋仲と思われる男女が密接にくっついていたのだ。しかも廊下に出ると、走って逃げる友達を見つけてしまった。
「友達の冷やかしだったみたい。気づかなくてごめん」
「見世物にされたのか……。虫酸が走る」
目つきが変わった。友達を追いかけようとする君を、後ろから抱きついて止める。
「もういい。あの子と友達やめる」
「ひとこと言っておいたほうがよくない?」
「全っ然よくない。これ以上あの子にとられるのやだ」
振り返る君の目から怒りは消えていたが、驚きを隠せないとばかりに見つめてくる。そして長いめのため息をこぼしたあと、友達が走ったほうとは逆方向に歩く。
私は半歩ほど君のほうへ近寄り、腕を組んだ。
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Day28お題 宇宙旅行




