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地元の食べ物を適当に言われたら怒るよという話

作者: GORILLAちゃん

思うままに書きました。

題名のような話題を出した時に印象に残っているのが


昔見たグルメ探偵物のドラマで、いつもはクールな女刑事さんと

探偵グループがお好み焼きを一緒に食べようとなった時に

いつもはそんなキャラじゃない女刑事さんが

「私が焼く」とヘラを持ち、ホットプレートに陣取り焼きだします。

それを見ていた探偵サイドが「広島風なんですねぇ」と言ったら

「広島風じゃなくてこれがお好み焼きだ!」と広島弁で激怒し

出来上がったお好み焼きをふるまい「どうだ、うまいだろ!」

とこだわりを語っていたシーンが思い浮かびます。


お好み焼きの地域差について話したいわけではないのですが

自分にも似た経験が有ります。



自分の地元は鹿児島で上京し関東圏で働いています。

職場の人と飲み会をしている時でした、

先輩の1人がメニューを指さし、自分に向け

「さつま揚げが有るって!頼もうよ!!」と言いました。


さつま揚げが何かわからない方がいるかもしれませんが

ざっくり言うと小判型や棒型にした魚のつみれを揚げた鹿児島の郷土料理です。


珍しいなという話になり注文しました。


問題はここからなのですが、店員さんがさつま揚げを持ってきました

見た目はよくあるような小判型で特に変ではありませんでした。

ですが、「醤油をかけてお召し上がりください」と店員さんが言うのです。


自分は「?」となりました、地元では醤油をかけて食べた事がないからです。


周りの人は得に気にすることもなく「地元の人が最初に食べなよ!」

とよくわからないノリになっていました。


促されるままに食べ、とても驚きました。

味が無かったのです。


正しくは味が無かったのではなく地元の物とは比較にならないほど薄味でした

自分が食べていたさつま揚げは単体でおかずとして成立するほど

魚のうま味が強く有るものです

その想定とは比べ物にならない薄味だったので味が無いと感じたのでしょう

これでは醤油が必要だと理解しました。


そんなことを考えてると先輩が「おいいしいか?」と聞いてきたので

いつもはお世辞やら空気を読んでそれっぽいことを答えていた自分も

こればかりは我慢できなかったのか「これはさつま揚げじゃないです!!」

と声を上げ、さつま揚げとは何たるかを長々と語ったことを覚えています。



もう一つ話を挙げますと、鶏刺しについて有ります。


鹿児島では鶏肉を刺身として食べることができます。

ここで勘違いしてほしくないのがスーパー等で売っている鶏肉を

薄く切って刺身にしているわけではないという事です。


鹿児島のスーパーでは鶏刺し用の鶏肉がパックで売られていたり

刺身盛りで売られているのですが


これらは鹿児島県が定めた安全基準を満たしたものであり

生で出すのではなく焙ったりしてタタキの状態で刺身用として販売されています。


ですので鶏は刺身で食べられるではなく

鹿児島だから刺身で鶏が食べられるというわけです。


それなのに!!とても腹が立つことがありました。


X(旧Twitter)で流れてきた話なのですが

流行っていたらしい半生ハンバーグで食中毒がでた時に

「肉の生食はやっぱ駄目だよね~生食といえば鹿児島は生で鶏肉食べてるけど危なそー」

という様な頭のわっるいポストが流れてきました。


どうせ鶏刺しを食べたことも鹿児島に来たこともない

ネット上で人の批判をする事しかしてない輩なのだろうとは思いましたが

どうしても我慢ならず反論でもしてやろうかとそのポストを開いたところ


返信の欄におそらく同じことを思った同郷もしくは鶏刺しを知っている方の

反論が山のように有りました。


それを見たことで怒りが収まり、

鳥刺し好きが多くいることを改めて知れた事が逆にうれしくなりました。



真偽は詳しくはわかりませんが、他にも

某銀のたこ焼きは、揚げたこ焼きだからたこ焼きとは別物、

地元でおやつ感覚でラーメン食べれたのに関東は高すぎる、

喫茶店でモーニングといえばトーストセット、

のような事を聞きます。


慣れ親しんだ食に対してギャップが有ると

少なからず熱くなってしまう事は有ると思います。


大小問わず、いわゆる地雷を食に関しては踏まないよう

楽しく食事やお話をしたいものです。


地元の食べ物を適当に言われたら怒るよという話でした

エッセイだろうなとジャンルを選んだものの、

エッセイが何かよくわかっていません。

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