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お題シリーズ5

庭 お金

作者: リィズ・ブランディシュカ



 うちの庭に、なぜかお金のなる木が生えている。


 いつから生えているのかわからない。


 おじいちゃん、おばあちゃんも分からないといっていた。


 だから、何百年、ひょっとしたら何千年も前から存在しているのかもしれない。


 いや、そんなに昔じゃ貨幣なんて存在しなかっただろうか。


 どうなんだろう。


 最初はいったい誰が植えたんだろうな。


 不思議だったけど、考えてもわからないのだからどうしようもない。


 そのうち、それがあるおかしさなんて考えもしなくなった。






 あるとき、家に友達がやってきた。


 その友達とはとても仲がよくて、何でも話せるような仲だった。


 だから、つい家の庭にある木のことを教えてしまった。


 すると、翌日お金のなる木が大量に実っていた。


 何があったのか分からないけど、その日から、とてもお金が実るようになってしまったのだ。


 木のそばには、人の靴や服がおちていた。


 見慣れたもので、よく友人が着ていたものだった。


 首をかしげながらも、友人が来るときに返そうと思って、とっておくことにした。


 やっぱり友人はいいやつだ。


 お金の実る木の事を話しても、何もしなかったのだから。


 でも、おかしな事に友人とはあの日以来顔を合わせてはいない。


 一体どこにいってしまったのだろう。



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