表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クソゲーに閉じ込められた俺のクエスト  作者: 葉月 優奈
一話:博士が作ったジャガーのミュータントが復讐するゲーム
3/55

003

――???:とある研究所――

いきなりテレビ画面に、引きずり込まれた俺。

次に目を覚ました時……俺の体はホルマリン漬けになっていた。

ここはどこか分からないが、大きなガラスケースの中に……黄緑の奇妙な液体。

呼吸が苦しくて目を覚まして、俺は周囲を見回した。


(な、なんだここは?)

俺は、いきなり身の回りに起ったことを理解できない。

目が覚めた俺は、裸だ。

何か怪しい実験でも、行なわれているのだろうか。


周囲を見回すと、謎の機械やパソコン。何かの研究所だろうか。

そこには、見た事の無い二人組が見えた。

一人は、頭が禿げた老人だ。緑色のタイツに黄色のマント、とても怪しい老人だ。

腰に手を当てて、俺のいる巨大なガラスケースを見ていた。

怪しげな老人の後ろには、パソコンをいじる男もいた。


緑色の服に茶色のズボン、やはり頭頂部が寂しい髪型。口に髭もある中年の男

ひょろひょろとした体だけど、一番の特徴は左手だ。

彼の腕は、機械のアームの手だ。あのアームには、見覚えがあった。


(アイツが……)

俺を引っ張った機械のアームが、ガラスケースからもしっかり見えた。

昔のロボットのような機械アームを、俺は睨んでいた。

だけど黄色い液体の中だと、口を開けられない。

生ゴミのような臭い匂いが、鼻を無効化していた。


俺はガラスケースの中、目を開けるのもやっとだ。

緑タイツの老人と、緑シャツの中年男が話をしているように見えた。

何を話しているか、ガラスケースの中からだと分からない。


(くそっ、ここからどうやって出れば……)

俺は考えていると、次の瞬間この機械だらけの部屋が揺れた。

俺のいるホルマリン漬けの水の中も、大きく揺れた。

揺れたと瞬間に、壁から穴が開いた。


そこにはジャガー……じゃなくジャガーの姿をした二足の生き物が三匹?姿を見せていた。

二足歩行の三匹?のジャガーは、博士達といきなり戦いを始めた。


一人の背の低いジャガーは、クロスボウで近くの機械を破壊。

機械が爆発しているのが、ガラスケースの中から確認できた。

緑服の中年男が、クロスボウを持ちクロスボウの矢を背負うジャガーに、地団駄を踏んで怒っていた。


一人の大きな体のジャガーは、拳で俺の閉じ込められていたガラスケースを破壊。

ガラスケースから外に放り出された俺は、大柄ジャガーにお姫様抱っこをされていた。


大きい体をした二足歩行のジャガー。だけど、胸板が厚いのが抱っこされて分かった。

よく見ると、彼は空手の胴着を着ていた。


「ガウガウガウ?」鳴き声でよく分からない、大柄ジャガーの男。

「ああ、助けてくれたのか?」

「ガウガウ」ジャガーの鳴き声で、会話は成り立たない。

どうして、このジャガーが俺を助けたのか分からない。

だが、もう一人のジャガーが俺の目に入っていた。


着ている服は、白いシャツだけど持っているのは二本のマラカス。

マラカスで、緑タイツの老人を叩いていた。

シャカシャカと音が鳴っていて、かなり五月蠅い。

傍目から見て、余り痛くなさそうな攻撃……というか老人虐待に見えなくもない。


「ガウウッ」

「ガウガウ」ジャガー同士は何かを会話しているが、俺には分からない。

だけどクロスボウを持っていたジャガーが、この研究室に開いた大きな穴を指さす。

俺を抱っこしていたジャガーの拳が、開けた穴だろう。

そのまま、俺を抱えたジャガーが無言で飛び込む。


マラカスを持ったジャガーがマラカスで老人を攻撃すると、緑タイツの老人がコントローラーを落とす。

無言でマラカスのジャガー男が、白いコントローラーを拾った。

そのまま、穴の中に飛び込んでいく。


最後にクロスボウのジャガー男が、しんがりを努めて確認して飛び込んでいった。

老人は、呆気にとられてその場に腰を抜かす。

中年男は、怒った様子で穴の方を指さして叫んでいた。

「|Only you don't permit.《お前らだけは許さない》」と英語で叫びながら。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ