『サキュバス』
夏と自粛とサキュバスと
『 「助けて。」 』
本当に辛いのはここからだ
そう思って生きていた
今の辛さは置いてきぼりで
遠くて近い『未来』を失った
本当に怖いのは自分だから
まだ平気と諭していた
君の優しさに誰かの叫び
まともに狂う『心』の声
本当のことは何もわからない
だけどその中でもたくさん
感じることはあるはずだよ
未来は心に、心は過去を
その中で今を見つめている
未来に見つかりたくないのは
きっといつも僕らの方で
心を脅し、傷つけているのも
ずっといつでも僕らの心
紛うことない僕の鼓動
独りぼっちの群れの中
ただ一言で変わる世界
『 サキュバス 』
最近少しずつ暑くなってきた
僕は半袖で寝るようになって
それがなんでか酷く切なくて
夏には冬の寝方を忘れるし
冬には夏の寝方を忘れるから
夏の夜を実感した今日
懐かしさがいろんなものを
連れて心にやってくる
窓の外にだけ吹いた春風も
今夜外で鳴いている夏虫も
いつまでも返せない小説も
このやり場のない切なささえも
これからのヨスガへの対価だと
世界がそう宣うのなら
それで割りきれてしまうものならば
誰の手も届かない所へ
この夜の果てる所へと
僕は征きたい
『 粛然として左様なら 』
相対性理論を理解して
私は今日も外には出掛けないの
新品の靴はいつまでも
死なないままで止まっている
履きたい思い 儚い思い
全くのフィクションだね
粛然として左様なら
かまってちゃんと化す
僕は今日も蜘蛛の巣に絡まるの
中古の頭はどこまでも
死なないままで留まっている
吐きたい想い 墓無い想い
全くノンフィクションだね
粛然として左様なら
読んで頂きありがとうございました。
※以下、駄文注意
お久し振りです。そろそろ名前を人名に変えようかなと考えている語り手です。長く自粛が続くなか、夏の気配は変わらずに香ってきましたね。私も学生身分をあるゆえ、課題は莫大であるものの、気が向いたら拙いものを書きながら、比較的暇な日々を過ごしています。これを期に、小説でも書いてみようかなと思い立ち、いろいろ奮闘してみたのですが、やはり難しいですね。まったく、小説が書ける人に敬服です。私は酷く身勝手な性格をしており、物語性より自我を優先させてしまうことが少なくないので、それが単調で面白味のないものにしてしまう原因なんでしょう。それに、単純に使われる語彙が限られていて、表現力や文書の流れというものが、皆無なのもその一因でしょうね。皆さんは、小説を書くとき、どういう観点から始めるんでしょう。やはりプロットをガッチリと組むんでしょうか。最近詩に関しても、よくよく見てみると、私の詩は果たしてちゃんと詩なのか、と感じるようになってきました。ちょうど4月末で、私が物を書き始めてから一年が経ちました。詩という良し悪しの基準の曖昧なものに対して、私が変化してきたのは確かでしょうが、それが成長だとどうして言えるのでしょうか。まして、初めた頃の私の方が幾分も時間を書けて詩を書きていた気がします。まあ、そんなことはどうでもいいとして、皆さんはこの頃、本は読んでしますか。私はこんなにも余暇があるもにも関わらず全然です。別段、課題の他にやることなんてないのですが、なんとなくダラけてしまいます。このままでは、もったいないと今更ながらそう感じたので、今日から一日一冊本を読もうと思います。幸い積み本はいくらかあるので当分は良さそうなのですが、いつまで続くか分からないこの休校期間、電子書籍というものに手を出すことも検討しながらやっていこうと思います。皆さんも、この期になにか始めてみたらどうでしょう。以上、鬱憤とした今の情勢にのまれないよう自分を律し、頑張って行こうと思った語り手でした。(*´∇`*)
ps.全く関係ないのですが、BUMP OF CHICKENのMVやライブ映像がYoutube動画サイトで期間限定公開されました。音楽ファンとしては激アツです。よかったら観てみてください。