分岐点《ターニングポイント》
現在テスト2日目でございます。
現実逃避の投稿。
ハッ!この世の全ての生物を滅ぼしたら生物のテスト受けなくてよくなる、、、?
前回の話とは、切り離してお読みください。
のちのち大事になって来ますが、そうとう先なので、忘れてもらっても大丈夫です。
7月11日全文修正済み
とある不毛の地にて2人の男女が歩いていた。
この男女は今回の目的、『突如現れたこの不毛の地を調査せよ』という依頼を受けてやってきた、ハンターである。
「ねぇねぇ。どんな力があればこんなこと出来るんだろうね。」
「さぁな、人智を超えたバケモンの仕業としか。」
「なんか、圧巻としか言い様がないよねぇ。」
「俺はちょっと怖いな。これはこんなことを出来るやつがいるって証明だし。」
そういう2人の目の前にはいくつものクレーターが出来ている。
大小様々なクレーターが出来ており、1番大きいものは半径300mにもなる巨大なクレーターである。
そこを迂回しながら、2人は進んでいく。
「あ、生体反応きた。だいたい南東2km先。」
「わかった。対象を絞れそうか?」
「やってみる。えーと、魔力はそこそこ、変わった魔力ではあるけれど、今回の事件を引き起こせそうな要素はないかな。」
「まぁそれでも警戒しながら向かう。援護は頼んだ。」
「りょうかい」
「.......寝てるね。」
「寝てるな。」
2人が警戒しながら近づいたのはいいものの、そこにいたのは全くの無警戒で寝ている少女であった。
「どうしよっか。」
「1人は監視、もう1人は引続き調査か?」
「それが正しいんだろうけど、勘が2人とも残れって囁いてるんだよ。」
「お前の勘はよく当たるからな。じゃあ残るか。」
「言っておいてなんだけれどさ、いいの?」
「いいさ、もう歩きたくないしな。疲れた。」
「アハハ、そうだね。」
おはようございます。
神明灯、あかりさんでございます。
.......なんか妙に眩しい。
目を開けるのも億劫だけどちょっとだけ。
なんか見えた。
具体的に言うと青空。
んんー、おっかしいぞぉ?
外で寝る趣味はないんですけど。
もう一度、もう一度だけ目を開けてみよう。
.......情報量が増えた。
オレンジ色の髪をした女の子が見えた。
一瞬だから瞳まではよく分からないけど、たぶん同じくオレンジ色。
どうしろっちゅうねん。
こっちの顔覗いてた気はするけど、ひとまず寝たふり。
「bygだqヴskbvdbぁ」
話かけられてるの、かな?
なんだこの言語、ひとまず私は知らない。
え?私ガチで何処にいるの?
青空のもと外国の人に話しかけられてる。
「cryせしbfpんくぁf」
なんだこれ。
「yvszふ」
お?お?
「おsvてu」
知ってる。
この言葉。
「おきてー!」
確実に知らない、こんな単語、文法。
だけれど身体がまるでそれを覚えているように、意味がわかる、恐らく喋れもする。
いや、なんだこれ。
「起きないとイタズラするぞー!」
.......腋に手が添えられて?
その手はくすぐりしようとしてる手だと思うんですけど?
辞めろ私は朝弱いんだー!
「いやぁつい反応が可愛いくて、やりすぎちゃった。.......ごめんね?」
上目遣いがとても可愛いらしい。
よし許す!
そして考えなくちゃいけない。
ここは何処で、私はどのような立場なのかを。
青い空がよく見える、オレンジ色の女の子と一緒にいるこの状況を。
あっそういや名前聞いてない。
「じゃあお詫びに名前教えてくれない?」
「んー、うん。そのくらいなら全然。私はレニエ メイ、メイって呼んでくれないかな?貴方のお名前は?」
「私は神明灯、あかりって呼んでくれる?メイ、よろしくね!」
「うん、よろしくね!あかり!」
オレンジ色の女の子は、そう言って微笑んだ。
そういや前回の魔術の名前、1つオリジナル名がありました。
『星離時別』せいりしべつと読みます。