XX01 変身 ~La Metamorphosa~【画像あり】
どもお久しぶりです。
再開の第一弾となる今回は、FAを記念して書いたSSとなっております。
この話は、ほんの少しだけ未来の一幕――
ある朝、オレことオレ・フィリアが淫らな夢から目覚めた時、自分がベッドの上で一つの巨大なサナギに変ってしまっているのに気付いた!――という、どこかで聞いた事のあるような夢を見て、オレは目覚めた。
言うまでもなくこの場合の夢とは、精神の亜空間『夢幽境』の方ではなく、睡眠時に見る夢の方のことだぞ。
因みにその夢には続きがあって……オレがサナギになった状態のままで眠っていたら、そのサナギが割れ、大きくて鮮やかな色彩の翅を広げた、アゲハ蝶になったオレが起き上がる、というものだ。
そんなおかしな夢を見てしまったからだろうか、どこか体調に違和感を覚える。寝違えたのか、背中に軽い疼痛も感じるし……取り敢えずベッドの上で上半身だけ起こしてみる。
パタパタパタ。
目の前にはマイサン二世ことサキュバス・テールが今朝も、股間のあいだからピンと伸びて、毛布を被った状態でテントを張っていた。
因みにこのマイサン二世の朝の直立&剛直っぷりは、前世のマイサンと同様に健康のバロメータになっていたりする。マイサン二世の元気っぷりといい、倦怠感も感じないし、まして忌々しい「あの日」でもないし……うん、体調は特に問題無さそうなのだが?
パタパタパタ。
念の為、他の身体チェックもしておくか。視線を下に向けると、そこには露わになった双丘、いや絶壁が、愛らしいチッパイがあった――因みに昨夜のオレの寝間着はシャネルの五番だ……ま、要するに現在進行で絶賛全裸中なのであった。
普段であれば透け透けのベビードールを着用しているのだが、昨夜はギシアンしまくってそのまま眠りについてしまった為、全裸のままで朝チュンを迎えた状況な訳だな。
パタパタパタ。
話を戻すが――俺がこの身体に転生して、フィリアとして目覚めてから、もう既に前世での一生を軽く超えるくらいの時間を過ごして来た訳だが、チッパイは相変わらずチッパイのままだ。
淫魔が長命の種族とはいえ、いくらなんでもこれは発育不全過ぎなんじゃね? っていうかこのチッパイ、全然育っていないような気がするのだが? あと身長の方も……。
パタパタパタ。
(そんなことないよー。少しは大きくなってるもん!)
いやそうは言うがな、最近ではルーチェなんか、急に色っぽくなって、胸もオレより大きなっている気がするんだけど?
(はぁ……薄々気が付いていたけど、敢えて誰も口にしなかった事実をハッキリ言ってしまったわね)
(しょぼーん! フィリアちゃんしょっくー)
っていうかお前らも目覚めていたのかよ。
パタパタパタ。
(身体に異変を感じたからねー、あたしたちもビックリして目覚めちゃったー)
異変つっても、寝違えて背中に疼痛をちょっと感じる程度で……マイサン二世だって、ほらご覧のとおり元気いっぱいだし。
(オレ姉様。いつまでその戯れを続けるつもりなのかしら? 何度も言っているように、サキュバステールには健康のバロメータだなんて、男性みたいな生理機能はないのよ?)
(そーそー、それオレねえが勝手に習慣化させただけだよねー?)
パタパタパタ。
(それは兎も角、くだらない韜晦は止めて、そろそろ現実を直視た方がいいのではなくて?)
(うしろを見ようねー)
後ろ? 振り向く。そこには大きな枕があるだけだった……。
(だーかーらー、そーゆーボケはもういーからねー?)
はぁー、仕方ない、観念して首をグイっと傾げて自分の背中に目を向ける。そこには黒く蠢くナニかがあった。そうつまり痒痛の原因がこれなのだ。
まあぶっちゃけ目覚めた直後から気が付いていたんだけど、そこにあったのは想像どおりのモノだった。蝙蝠のような皮膜状の、小さな一対の翼がパタパタ鳴らしながら前後に羽ばたいていたのである。
ああっ……ついに翼が生えてしまった。とうとうこの日が来てしまったのか。
パタパタパタ。
翼は相変わらず勝手に羽ばたき続けてている――サキュバステールにするのと同じような感覚で、翼に意識を向けてみると……おっ? 止まった!
よし今度は、動け!
「……」
全力で羽ばたけ!
「……」
(チン……ピクとも動かないねー)
(仕方ないわ。翼の制御にはコツや訓練が要るらしいから)
なるほど。それは追々どうにかするとして……翼が生えるということは、サキュバスにとって成人の証しであり、名実ともに大人のサキュバスになったことを示すもの。
因みに成人した淫魔は成長が徐々に止まり、そのあとは熟れた果実のように成熟していくだけらしい。
(せーちょー……)
(止まる……?)
はておかしいな冷や汗が止まらない。いや、これ以上は深く考えてはいけない。
まあそれは兎も角、サキュバスが大人になった……ってことはだな、それが意味するものは――
「まあっなんてことでしょう……フィリアお姉様、とうとう翼が生えたのですね? おめでとうございます!」
その声の発生源はオレの横からだった。
そこにいたのは上半身を起こし、メロンのように大きくて眩しい美乳を曝したホノカだった。まあつまりだ、オレはこのホノカを相手に「昨夜はお愉しみ」だった訳だよ。
ホノカとはもう数えきれないくらいヤッたけど、未だに飽きない。それに昨夜は特に凄かったからなぁ、思い出すだけでもう……。ああ、ホノカ可愛いよ、ホノカ……。
(盛るの禁止ー、だよ!)
「……!」
っとやばいやばい、朝からいきなり興奮するところだったぜ。うっかりオレが興奮して、サキュバスモードのスイッチが入ったりしたら、オレの体が発するスメルに酔ってホノカが盛ってしまうからな。
因みに二十数年掛けて、オレが自身のフェロモン、つまりスメルの発汗を制御出来るようになったのは、我ながら大した進歩だと思う。
「ありがとうホノカ。それと――おはよう(ついでにウナとデュアもおはよう)」
(おはようございます。オレ姉様)
(おっはー、オレねえ)
「失礼しました。こほんっ――フィリア様おはようございます。フィリア様が成人なされたのは大変喜ばしいことなのですが、私個人としてはちょっと複雑な気分です……」
「あー、そうかもねぇ。私も鬱になりそうだもの」
「っとこんなこと言っている場合じゃありませんね。一刻も早くこの慶事を皆にも知らせなくちゃ――」
「ちょ、ホノカ? 待ちなさ――」
「フィリア様ー、今夜はオセキハンで盛大にお祝いですよー!」
などと言いながら、ホノカはこっちの静止を聞く間もなく、素早く大きなベットから降りると、扉付近にあるデンワキに向かって駆け出して行くのだった――オッパイを揺らしながら、全裸のままで……あーあ、せめて服を着て行けばいいのに。
因みに何故かこの世界にもお赤飯があって、我が国ではサキュバスの慶事の食卓に供される風習があるんだよね。
いやまあ、それはいいとして――これで正真正銘、大人のサキュバスになる一歩手前になってしまった訳かぁ……。
(情けないわね。散々あれだけのことをヤッておいて、まだそんなこと言っているの?)
(とっくの昔に覚悟かんりょーしたんでしょー?)
いやまあ、そうなんだけどさ。いざその時を迎えるのかと考えるとね……ああ、マジ憂鬱だわ。
(目指せ、傾国傾城だよー!)
だまらっしゃい!
★★★LAST-PRINCESS or LUST-PRINCESS★★★
などとウダウダと悩んでいたオレだったが――それから数年経つ頃になると、すっかりリミッターが外れてしまったオレは、それはもう暴れに暴れることになり……その結果、のちにフィリアの勇名は魔大陸中を席巻し、【淫乱ピンク】というオレ的には恥ずかしい……サキュバスとしては大変名誉な二つ名で呼ばれるようになるのだが、それはまだずっと未来の話である――
あっきコタロウ様より、めっちゃ可愛いゴスでロリなフィリアちゃんのFAを頂きました!!
可愛い顔してるだろ。ウソみたいだろ。ビッチなんだぜ。それで。
あっきコタロウ様、有難うございます!m(__)m
なおこの件の詳細及び今後については明日(日曜日)、活動報告にて説明する予定……あと今話は後で内容そのままで、加筆修正する予定です。




