表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

第一話

僕はトラック、明日もトラック。

いつでもドックフードを運んでる。

でもドックフードは大っ嫌い、だって食べられないんだもん。


俺はドックフード、昨日はお肉、おとといはなんと鶏さ。

なぜだかいしきが残ってる?ここはどこだ?私はだれ?というかなんでしゃべれるの?


運転手さんは優しい人、でも運転だけは荒い人。

だからちょっぴりだけ嫌いだな、ほんとのホントに少しだけ。

やさしくなってほしいんだけどなあ。


昨日はマジでさいあくだった、あいつは死神悪魔も逃げ出す。

首切って血抜いて羽取って、良い匂いがしてきたら俺様の完成さ。

ファック。


いつからだろう、記憶があるのは。前までは考えたりも無かったのに。

誰かが好き、誰かが嫌い、何かが好き、何かが嫌い。

こんな感情いままでなかった。いや感情なんて、いままでなかった。

なにかがおかしいぼくがおかしい?ううんぼくはふつうのトラック……

……ふつうのトラック?


あれからずっと考えてる、考えてる事を考えてる。

昔は良かった食べ物しか頭に無かった。

だが今では哲学ばかり、それも答えが出てしまった。

もう三歩あるいたって忘れる事は出来ない。

次は何を考えたら良いんだ。


「神様!大変です!本来意思を持たないはずの存在が意思を持っています!」

「なに?そんなはずは……って本当じゃないか!」


「ど、どうしますか神様!この事が上にバレたらまずいんじゃ……」

「いや落ち着け女神よ、これはもしかしたら……」


これは、本来ならありえない物語

神が生まれた瞬間の軌跡。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ