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榊原真由美

 幽霊となった一行は安住(?)の地を求め……。

「もう、【しぼうとどけ】って何なのよ!!?」


 あたい達が担当に聞くと、【しぼうとどけ】とは【死亡届け】と【志望届け】の事で、まず死亡届けを出す事で、幽霊として認められ、認められないと霊能力者に消されたり、悪霊になっちまうんだと。

 で、志望届けは転生するかしないかの生命(霊命?)保険みたいなもんで、加入すると【力】が貰える代わりに【妖怪】に見つかる存在になるんだと。ま、じゃなくても妖怪がいるんじゃ必然的に志望届けは出すわな。って事で、皆、両方出した。


 問題はこれから。妖怪どもに殺られず、平和に暮らせるか?って事。よく刑事もので木は森にじゃないけど、人混みに紛れるってあるじゃん?アレしようって事になって、原宿の竹下通りに電車で向かうってなった。まぁ、アソコは幽霊が多いか分からないけど、車に寝泊まりする案も出たし、いろいろ考えてお金もそんなにかからない竹下通りに決めた。澁谷はスクランブル交差点とかチョーやばくね?妖怪に狙われるって!! 竹下通りくらいが丁度いいのよ!!


 竹下通りを往来していると悪霊じゃないと思うけど明かに悪びれている連中がいる。奴等は【ジャンク】といい、【悪霊を霊能力者から守る】頭のイカれた連中だ。関わらない方がいい。しかし、向こうはこちらに目をつけた。ガンテツに。

「よぉ兄ちゃん、強そうだな仲間になんねぇか?」

「なんの仲間だぁ?」

「霊能力者をこらしめる楽しいグループさ!」

「はぁ?」

 やっぱり、ガンテツの頭じゃ理解できないみたいね。あたしならもっと上手に勧誘するわね。

「生憎よぉ、死んでまだ間もないんだぁ、よくわからなねぇ」

「だ・か・ら、教えてやんよって!」

「しつこいぞぉ! オイラ達はヘイオンブジに暮らせりゃいいんだぁ!」

「断ると?痛い目を見るぞ?」

「喧嘩か?なら買ってやるぞ!!」

 竹下通りに不穏な空気がよどむ、ガンテツぶっとばしちゃえ!!

「うおおぉ!!」と、ガンテツは先制のパンチを放ったんだけど、指一本に止められひっくり返された!!

 マジで!? どうなってんのよ!!

 喧嘩が強いはずのガンテツが指一本に転ばされた!!

 なぜ!?

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