表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/5

町田幸子

どうやら死んだらしい坂本勇人一行は……。

「私たち死んだのね……。」


 死んだ事は理解できました。そして警官隊や地縛霊、【こちら】の世界もなんとなくわかってきました。霊能力者は生身の人間なんですね?

 これから私たちどうなるのでしょう?


 すると警官隊の一人が、私たちに最寄りの役所へ行って、【しぼうとどけ】を出せと言っていました。最寄りとは住所の最寄りです。

 訳がわからないので従うしかありません。高速道路で引き返し家に向かいます。まず、一番近いインターチェンジで折り返し、一路東京を目指して東名高速道路で帰ります。

 坂本勇人くんが車内で様子がおかしかったので気になりましたが……。ガンテツくんはパニック状態でした。


私と江洲(えす) 真由美(まゆみ)はガチガチになって二人、手を取り合いました。私たち女性もやはりパニックでした。「ねーねー信じられる!?」なんて、私もテンションが上がってしまいました。やはり冷静沈着に見えた勇人くんが言いました。

「信じてたまるかよ……」

 どこか悲しげで脚が無い(のに運転中)事を実感してないんだけど、認めざるを得ないこの状況に戸惑っているのかな?と、冷静沈着な人(霊)なんていないんだと思いました。


とうとう東京に戻って来ました。えっとそれで、近所の役所で【しぼうとどけ】を出さないといけないんですよね?

 一旦皆バラバラになりました。勇人くんとガンテツくんは同じ寮で、私と真由美も同じ寮ですから必然的に行く役所も同じ北区出張所です。

受付に話し掛けました。「あの〜【しぼうとどけ】を出せと言われたのですが……」

 勇人くんが言うと受付は作り笑顔で「ようこそ死後の世界へ!!」といってクラッカーを鳴らす。役所が一時沈黙して拍手が鳴り響きました。

「おめでとう!!」「よく来た!!」「よろしく」等歓迎してもらいました。

 そして受付の人に聞いて【しぼうとどけ】を出しに担当へと行きました。

しぼうとどけを出す事になったわけだが、しぼうとどけってなんだ?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ