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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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813/3920

813:順番に聞いていこう。

「えーと、まず一つ目が……」


「どうした?」


「何だったっけ」


「おい」


「冗談冗談。ちゃんと覚えてるよ」


 うん、まぁついさっきの事だし、そう簡単に忘れるほど軽い内容でも無いでしょ。

 知らないけど。



「で、一つ目は普通に……でもないけど、宿主を完全に食べちゃうってやつだね」


「……まぁ普通では無いわな。寄生虫とかよく知らんけど」


 確かに寄生生物の『普通』なんて知らないよね。

 知ってるといえば、なんか体の中に居るとか、鳥とかに食べられるようにおかしな事にするとかってくらい?


 でも知らないから普通なのかっていう判断は出来ないんじゃないかな。

 いや、別に良いか。

 そもそもさっきの状態が普通じゃないし。



「ただそれをやった時に困るのが、自分は装備品のままだから、迂闊にやっちゃうとその場に落ちたまま動けなくなっちゃうみたいなんだよね」


「いや、やった時の事を心配されてもな」


「まぁ乗っ取って自由に動けるんだから、妖精さん(おかーさん)の所に戻るなりすれば良いだけなんだけど」


「困ってないじゃねーか」


「というか誰がおかーさんですか」


「まぁまぁ」


 いや、そんな「落ち着きなよ」みたいなリアクションは求めてないよ。

 落ち着いてツッコんでるんだよ。


 確かに作ったっていうか変化させたのは私だけどさ。

 それもそっちに言われての事じゃないか。



「少し気になったのですが」


「ん?」


 なんか唐突に下から声が聞こえてきた。


「白雪さんが装着していた時にも、【侵食】は使えたのでしょうか?」


「いや、聞かれても困る……」



「使えたとしても、無意識にカウンターで殺されるのがオチじゃないか?」


「死ななくても逆に侵食されるくらいは有りそうだねぇ」


 ……うん、まぁ同感だな。

 【鑑定】するだけでアレが出たくらいだし。



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