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3405:何故か護られよう。
「こういう時は素直な姿勢を見せておくのがお勧めだぞ」
「なんで他人事なんだよ」
既に逃げ腰気味なラキに対して、役に立つのかは怪しいアドバイスをしていくサキさん。
まぁ実際逃げようが無いんだから、無駄な抵抗はしない方が良いのは確かだろうね。
ちょっと大きめなリアンまで乗ると流石に狭いからか、ぴーちゃんの頭じゃなくて肩の上に乗り込む事にしたらしい。
「うん? うおっと、おいおい何だいきなり」
「好かれてて良いじゃないか」
何故かお説教より先に、遊ばれてたアヤメさんが回収されている。
別に今は何もされてないんだから、そんなお人形みたいに抱っこして守ってあげなくて大丈夫だと思うんだけど。
というかアヤメさん、本当にその召喚獣からの人気は何なんだ一体。
他の子はまだしもリアンなんて、割と私にガンガン言って来てるアヤメさんって睨まれてても不思議じゃないのにさ。




